【動画あり】 病院裏コース 高尾山 病院裏〜2・3号路〜稲荷山 (34)
- GPS
- 03:44
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 608m
- 下り
- 609m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし |
写真
感想
「すみませーん!」おばさんが私を呼んでいる。
見ると、人が登山道に…仰向けに倒れている…
年配の男性だ。
「どさっと、倒れたんです!」と、おばさん。
覗き込むと…「いや、大丈夫、大丈夫…」と、うわ言のように言いながら
起き上がろうとするので、
「いや、少しの間、動かない方が良いですよ」
と、私。だが、大丈夫だと言って起き上がり、歩き出そうとするので、
おばさんが、座らせる。
聞くと、このおばさんとお爺さんはこのコースでの顔見知りで名前も連絡先も知らないという。それはそれでこんなに心配して付き添ってあげてるのだから、
親切だなあーなどと思っていると、
「いやー、立ちくらみみたいになっちゃって…」
と話ぶりもハッキリしてきたので
「じゃ、私は。」と、また登り出す。
30mほど、行ったろうか…
「やっぱりダメみたいですー!」と、おばさん。
また、倒れている…また戻る。
すると、登ってきた夫婦づれと思しき2人のうちの男性が
「大丈夫ですか」といって脈をとる
お!お医者さんだ!こんな偶然あるものなんだー!
脈をとっている間、おばさんも私も緊張する…
男性が脈から手を離す…何も言わない…
なぜだ…
「お医者さんですか?」と聞いてみた…。
「いいえ…」
なんやねん!どーゆー事やねん!など、とっさに色々浮かんだが、我慢した…。
まあ、その男性もおそらく脈が乱れているくらいはわかる人だったのだろう。
その夫婦も去り、おばさんの提案で下山より登った方が安全と判断し、
私が肩を貸し、登って行く。
しばらく歩くと「ありがとう、もう大丈夫」と、お爺さん。
自力で歩いて行く…心配なので、後ろから見守る…一緒に登る…速い…速いのだ…
お爺さんにとっての朦朧と私のちょっと速め、が同じくらい…
その…かくしゃくとした歩きを見て、途中でわかれた…。
あのお爺さんは…今もまだ…きっと登っている…
たくさんの…顔見知りに…
見守られながら。
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