寒風山(笹ヶ峰を目指すも、遭難の危険も想定され撤退)
- GPS
- 05:20
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 806m
- 下り
- 792m
コースタイム
8:20 桑瀬峠
9:32-56 寒風山山頂
10:38-42 寒風山・笹ヶ峰間の撤退地点
11:18-46 寒風山山頂
12:25-34 桑瀬峠
13:00 寒風茶屋駐車場
天候 | 曇り時々雪混じり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
旧寒風山トンネル高知側出口すぐ 20〜30台程度駐車可能です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
寒風茶屋(登山口)からアイゼン着用。 寒風山からスノーシューで笹ヶ峰を目指すも、途中で再度アイゼンに履き替える。 当日のトップであったので、終始新雪の中を行きました。 寒風山手前ではガスが濃く前日又はそれ以前のトレースが一切なく、ルートファインディングにちょっと苦労しました。 寒風山から笹ヶ峰を目指しましたが、一切トレースはありません。 道標が忘れた頃に発見出来ますが、目印のテープも少なく、ルートファインディングには細心の注意が必要です。 途中で笹ヶ峰を諦め、撤退しました。 寒風山-笹ヶ峰間は、この時期入山者はほとんどいないと思われます。 トレースは期待出来ません。 エスケープルートもないので、好天でないと非常に危険だと思われました。 |
写真
感想
同僚のIさんと、寒風山・笹ヶ峰(南直登ルートを下山)の周回ルートにチャレンジです。
冬期積雪期で何とかやりたいと思っていたルートです。
寒風茶屋の駐車場に着くと、徳島ナンバーの車が1台、男性(Yさん)が1人身支度をしてます。
今日はどこまでと尋ねると、可能であれば我々と同じルートを行くとのこと。
あずまやで身支度をし出発。
稜線は厚く雲が掛かっています。
桑瀬峠までは風もなく雪の締まった登山道を快適に登ります。
先行者は居ないので10cm程度の新雪の中を行きます。
桑瀬峠からルートは、トレースが消えている所もありますが稜線の見通しが良いので問題ありません。
桑瀬峠から寒風山へのルートは積雪が60cm以上あり、霧氷の中を登ります。
途中、梯子やロープがあります。
斜面をトラバースする部分がありますので、慎重に。
ガスは相変わらず結構濃く、視界は30m〜40m程度でしょうか。
そろそろ寒風山といった所で、ルートが分らなくなりました。
お互いのiPhoneのGPSアプリで位置を確認しながら、何とか寒風山山頂に到着です。
ガスで視界は利きません。
この天気の中、これから笹ヶ峰に向かうのはちょっと無理かなと思ってましたが、Iさんは「笹ヶ峰行きましょう。」とのこと。
「まぁ行ける所まで行こうか。」
笹ヶ峰山頂でアイゼンからスノーシューに履き替えます。
そしている内に、徳島のソロのYさんが山頂に到着しました。
我々が笹ヶ峰へのルートを進むと、Yさんも後を追って来ました。
Yさんはアイゼンとピッケルでスノーシューとストックはザックに括り付けてあります。
寒風山から笹ヶ峰への道は、トレースは一切ありません。
ガスの中、稜線沿いに進めばいいのですが、当然そんな簡単な訳がありません。
雪庇も小さいながら発達してます。
稜線は樹林帯もあり、なかなか適切なルートを見つけることが出来ません。
スノーシューも斜面で滑り、アイゼンに履き替えます。
結果的には、Yさんの装備(アイゼンとピッケル)が、このルートでは適切なようでした。
寒風山から直線距離500m地点で、ルートが分らなくなり、ガスも濃く、これからのルートの状況は更に厳しくなることが予想されエスケープルートもなく遭難の危険性もあることから、僕から撤退の意向を伝え、笹ヶ峰は諦めることに。
また、この地点で10mほど僕が雪面を滑り落ちるアクシデントもありました。
Yさんも我々と同様引き返すことに。
今回は、終始Iさんがトップで頑張りました。ありがとう。
寒風山-笹ヶ峰の冬期積雪期縦走の困難性を実感しました。
好天を狙って再度チャレンジしたいルートです。
kusさん、おはようございます。雪山の困難さお察しします。大分ハードなコースの様ですね、無理をせず撤退は正解とお見受けしました。山は逃げて行かない・・・また、天候の良い時の素晴らしい風景を期待しますね。
kusmmkさん
こちらもドカ雪ですね
写真を見ると大変そうです。
積雪が有ると難しさがアップしますね。
斜度有る個所、トラバース箇所は
スノーシューだと歩き難いですね。
kintakunteさん、コメントありがとうございます。
今回のルートはエスケープルートや避難小屋もなく、冬期は、ほとんど入山者がいない様でした。
ラッセルとルートファインディングが延々と続く感じで、こんな天候の時は危険と感じ撤退しました。
自分でも正解だったと思ってます
kankotoさん、こんにちは。
今回のルートは、自分にとってハードルが高すぎました
寒風山から笹ヶ峰方面への稜線をトラバースする地点が多数ありましたが、雪の斜面が硬くなったところに新雪が積もっており、確かにスノーシューでは駄目でした。
アイゼン歩行とピッケルワークを適切に行う必要がありました。
好天を狙ってトライしたいルートです
kusmmkさん こんばんは。新居浜のbergheilです。
ほとんど毎週、精力的に登られていますね。 感心させられます。
冬場も、寒風山までは往復する人が多く、トレースがはっきりしていますが、そこから先、笹ヶ峰まで往復する人は、さすがに少ないようで、私も寒風山から先には、冬場には行ったことがありません。
再チャレンジされるなら、雪が締まる、2月中旬から3月上旬あたりがいいかもしれませんね。
ただし、四国の山は、年によって雪の量がずいぶん変動しますので、遅い時期だと雪がなくてがっかりすることもあります。
bergheilさん、こんばんは。
単身赴任生活の身、週末はやること無いんで、天気が良さそうなら(良さそうでなくても )、山に足が向いてしまいます
桑瀬峠から寒風山までは、結構人が入っていますが流石に笹ヶ峰へのルートは、この時期トレースは全くありませんでした
好天を狙って、雪面の締まった頃なるべく早く、再チャレンジしたいです!
トレースがあると心強いですが、ルートファインディングの楽しみ(苦労でもありますが・・・)が、無くなっちゃいますね
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