乗鞍スカイライン
- GPS
- 10:34
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 1,199m
- 下り
- 1,193m
コースタイム
天候 | 曇りのち雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
乗鞍スカイラインは冬季ゲートから雪は豊富だが、ショートカットとなると藪が酷く忠実にスカイラインを辿る。 |
その他周辺情報 | 宿儺の湯ジョイフル朴の木 600円(日帰り温泉は18時まで) |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
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感想
2人とも水曜日の休みと言うことで、コーエイさんと行く先を相談した。今の時期スキーが出来るのは、比較的近場ではここしかないだろうと、乗鞍スカイラインからの猫岳を狙うことにした。
朝5時台の早い内に出発すべく現地に来たが、除雪車が作業中でやり過ごしてから車を止め、出発は6時になった。国道から離れて平湯峠への道に入るとすっかり雪景色だが、積雪0の状態に1度で積もったもので、笹藪に入るととてもスキーで歩ける状況ではない。道路上のラッセルは、初めは踝より下で抵抗ないものだったが、少しずつ深くなり、踝より上になると割とまともなラッセルだ。
スカイラインに入り、夫婦松までは雪が増えても道通り。夫婦松の駐車場から道路を離れてショートカットになる台地に入ってみたが、結局笹藪からの脱出劇となった。その上のヘアピン地帯もひたすら道通りにトレースを付けていく。唯一標高2200Mを越えた最後のヘアピンのみ、なんとか行けそうと見てショートカットに入った。これもかなり無理やりでどっちが速いかわからなかった。下より雪は増えたが、依然として笹の間はふかふかの隙間だらけ、雪が何度か積もって笹が倒れて埋まらないと快適ルートにはならない。
平湯峠にいる辺りの一時期だけ日射しと青空が見えて期待したが、この時だけで、以後どんよりと曇り、遂に雪降りとなった。猫岳の裾を巻く標高2400M辺り、風も強くなってきた。猫岳と四ッ岳との鞍部になる取り付きまでどうにか来たが、ここで午後1時を過ぎ、この上はもっと風が凄いだろと引き返すことにした。だが、ここまででも進み過ぎだと判ったのは、戻りがまともな向かい風となったから。下り道でも押し返され、顔は凍り付き、目も開けていられない。そしてトレースはとっくになくなっている。風の緩急をついてどうにか進み、ヘアピン最終点まで戻ってくると樹林帯に入るので風が和らぎ、ほっと一息。
しかしその先の下りもすいすいとは行かなかった。やはり半分以上はトレースは消え、下りでもラッセルになる。トレースが残っていてもかなり新雪が乗っており、仕事せずに進める所は勾配の強い所に限られる。この下り道も交代でラッセルを回し、しっかり時間を使って暗くなり始めたところでやっと出発点に戻って来た。こうして一回もまともなスキーターンをしない「山滑走」は終了した。
次の日、両足のふくらはぎに筋肉痛がでている。ここだけ出るのはかなり異例だ。登りも下りもの長時間ラッセルだったが、通常の登り斜面のラッセルではなく、ほぼ水平面でのラッセルに終始したので、使う筋肉が違ったのだ。
Nishidenさんが平日に代休が取れたのでご一緒させていただくことにした。行き先は平湯界隈だろうということでスカイライン経由で猫岳を登ることとなった。
予報は曇り雪だったが、五箇山あたりは星空、高山に着いても星空で少し期待した。久手牧場のあたりでは道路の除雪作業をされていたので、作業の邪魔にならないように、スキー場の駐車場で30分ほど待機。5時30分過ぎに到着すると作業は終わっていて支度を始める。
天気は安定していて雪もどっさりあるので意気揚々とスタート。2週間前には全く雪の気配もなかったのが嘘みたいだ。一時は晴れ間の中ハイクアップするほどだったが、そう甘くはなかった。ショートカット出来ないか探ってみたが、道路上はどっさり雪があっても樹林帯の藪は半分くらいしか埋まっていないので行けたとしても余計に時間がかかりそうなので、スカイラインを忠実に歩くことにした。所々ショートカットポイントをチェックしてみたがことごとく藪だった。最後のヘアピンだけカットで来たが、かなり強引で藪の上に乗った雪が歩くと雪だけ沈み、藪が露出し苦労した。
そこからは樹林帯を抜けるので風が強くなってきた。風の通り道は道路に雪は全くなく氷結。帰りのスキーでは押し戻されるほどだった。猫岳取付で協議した結果、引き返し時間も過ぎているし、視界もなく強風なのでここで引き返すことにした。帰りはトレースを辿って楽々と考えていたがこれも甘く、風雪でトレースの3分の2くらいは消されていて、下りラッセルを強いられたので時間がかかった。結局スキーでのターンはしないまま下山完了となった。
暗くなり始めた頃にようやくゲートにたどり着いてホッとした。気温は終始マイナスで水のボトルが凍結して蓋が開かなくなっていた。帰りの温泉が本当に気持ちよく、芯から温まった。Nishidenさん、いろいろありましたが同行させていただきありがとうございます。また次回お願いします!
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