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Yamareco

記録ID: 1681225
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山滑走
槍・穂高・乗鞍

乗鞍スカイライン

2018年12月19日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:34
距離
26.3km
登り
1,199m
下り
1,193m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:23
休憩
0:12
合計
10:35
距離 26.3km 登り 1,199m 下り 1,211m
5:59
91
7:30
90
9:00
250
夫婦松
13:10
13:20
156
2480m引き返し地点
15:56
15:58
35
16:33
1
16:34
ゴール地点
天候 曇りのち雪
過去天気図(気象庁) 2018年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道沿いの駐車スペース
コース状況/
危険箇所等
乗鞍スカイラインは冬季ゲートから雪は豊富だが、ショートカットとなると藪が酷く忠実にスカイラインを辿る。
その他周辺情報 宿儺の湯ジョイフル朴の木 600円(日帰り温泉は18時まで)
除雪待ちで30分以上遅れて支度開始
2018年12月19日 06:00撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
12/19 6:00
除雪待ちで30分以上遅れて支度開始
国道を離れれば道路上は真っ白。
(ナトリウムランプのオレンジ色だが)
2018年12月19日 06:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/19 6:09
国道を離れれば道路上は真っ白。
(ナトリウムランプのオレンジ色だが)
2018年12月19日 06:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
12/19 6:09
降りたてなのかストックをつくとアスファルトにあたる。
2018年12月19日 06:12撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
12/19 6:12
降りたてなのかストックをつくとアスファルトにあたる。
ニシデンさん、よろしくお願いします!
2018年12月19日 06:12撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
1
12/19 6:12
ニシデンさん、よろしくお願いします!
先頭交代しながらラッセル続く。
2018年12月19日 06:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/19 6:39
先頭交代しながらラッセル続く。
平湯峠の手前で微妙にショートカット
もともと藪でなくてカットできる希少な場所だった。
2018年12月19日 07:31撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
1
12/19 7:31
平湯峠の手前で微妙にショートカット
もともと藪でなくてカットできる希少な場所だった。
とげのある藪が厄介
2018年12月19日 07:33撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
12/19 7:33
とげのある藪が厄介
乗鞍スカイライン入口で青空がのぞく。
2018年12月19日 07:36撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
12/19 7:36
乗鞍スカイライン入口で青空がのぞく。
山並みがきれいだった。
2018年12月19日 07:40撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
1
12/19 7:40
山並みがきれいだった。
一時は晴天の中ハイクアップ。

テンションあがりましたね(ko)

2018年12月19日 07:55撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
1
12/19 7:55
一時は晴天の中ハイクアップ。

テンションあがりましたね(ko)

風の流れは早い。
2018年12月19日 07:55撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
12/19 7:55
風の流れは早い。
槍ヶ岳も見える。
2018年12月19日 08:30撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
12/19 8:30
槍ヶ岳も見える。
天気と景色に気分も上がります。
2018年12月19日 08:33撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
1
12/19 8:33
天気と景色に気分も上がります。
焼岳も見えてきた。
2018年12月19日 08:53撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
12/19 8:53
焼岳も見えてきた。
2018年12月19日 08:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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12/19 8:55
シラビソが凍っている。
2018年12月19日 09:00撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
12/19 9:00
シラビソが凍っている。
夫婦松に到着。

2018年12月19日 09:00撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
12/19 9:00
夫婦松に到着。

ラッセルはくるぶし程度か。
2018年12月19日 09:00撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
12/19 9:00
ラッセルはくるぶし程度か。
このときは猫岳がきれいに見えていた。
2018年12月19日 09:03撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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12/19 9:03
このときは猫岳がきれいに見えていた。
ショートカットを試みるが藪がひどく、スカイラインに戻る。
2018年12月19日 09:11撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
2
12/19 9:11
ショートカットを試みるが藪がひどく、スカイラインに戻る。
急斜面の笹を滑り倒して道路へと脱出。
2018年12月19日 09:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/19 9:20
急斜面の笹を滑り倒して道路へと脱出。
側溝へ着地。
2018年12月19日 09:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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12/19 9:20
側溝へ着地。
唯一ヘアピンをショートカットした場所。
2018年12月19日 11:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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12/19 11:41
唯一ヘアピンをショートカットした場所。
楽に行けそうに見えても、踏み込めば雪が落ちて笹を分けずには行けない。
2018年12月19日 11:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/19 11:41
楽に行けそうに見えても、踏み込めば雪が落ちて笹を分けずには行けない。
大崩山の取付あたりも雪は増えたがまだ藪は濃い。
2018年12月19日 12:07撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
12/19 12:07
大崩山の取付あたりも雪は増えたがまだ藪は濃い。
だんだん視界がなくなり暴風雪に…
2018年12月19日 12:55撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
2
12/19 12:55
だんだん視界がなくなり暴風雪に…
引き返し時間も過ぎたので、猫岳取付で引き返すことにする。

2018年12月19日 13:17撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
12/19 13:17
引き返し時間も過ぎたので、猫岳取付で引き返すことにする。

ここはまだ風を避けることが出来るので余裕を持って滑走準備。

滑りだしたらすでにトレースは風雪で消えていた…
2018年12月19日 13:17撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
12/19 13:17
ここはまだ風を避けることが出来るので余裕を持って滑走準備。

滑りだしたらすでにトレースは風雪で消えていた…
シールを取って滑走モードになるが、この先向かい風の試練が待っている。
2018年12月19日 13:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
12/19 13:23
シールを取って滑走モードになるが、この先向かい風の試練が待っている。
ショートカットした藪の中を滑る。

まだ厳しい!(ko)
2018年12月19日 14:06撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
1
12/19 14:06
ショートカットした藪の中を滑る。

まだ厳しい!(ko)
この辺りはまだらにトレースがあるが板は走らない…
2018年12月19日 14:14撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
12/19 14:14
この辺りはまだらにトレースがあるが板は走らない…
下りも交代でラッセル。
2018年12月19日 14:24撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
12/19 14:24
下りも交代でラッセル。
途中休憩する間も深々と雪が降り続く…
2018年12月19日 14:54撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
12/19 14:54
途中休憩する間も深々と雪が降り続く…
平湯峠に着いた。
2018年12月19日 15:58撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
12/19 15:58
平湯峠に着いた。
ここでも安定のラッセル

試練でしたね(ko)
2018年12月19日 15:58撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
12/19 15:58
ここでも安定のラッセル

試練でしたね(ko)
無事帰還  

お疲れ様でした!(ko)
2018年12月19日 16:26撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
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12/19 16:26
無事帰還  

お疲れ様でした!(ko)
ホット一息
2018年12月19日 16:29撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
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12/19 16:29
ホット一息

装備

個人装備
長袖インナー ハードシェル ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ネックウォーマー 毛帽子 着替え ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール

感想

2人とも水曜日の休みと言うことで、コーエイさんと行く先を相談した。今の時期スキーが出来るのは、比較的近場ではここしかないだろうと、乗鞍スカイラインからの猫岳を狙うことにした。

朝5時台の早い内に出発すべく現地に来たが、除雪車が作業中でやり過ごしてから車を止め、出発は6時になった。国道から離れて平湯峠への道に入るとすっかり雪景色だが、積雪0の状態に1度で積もったもので、笹藪に入るととてもスキーで歩ける状況ではない。道路上のラッセルは、初めは踝より下で抵抗ないものだったが、少しずつ深くなり、踝より上になると割とまともなラッセルだ。

スカイラインに入り、夫婦松までは雪が増えても道通り。夫婦松の駐車場から道路を離れてショートカットになる台地に入ってみたが、結局笹藪からの脱出劇となった。その上のヘアピン地帯もひたすら道通りにトレースを付けていく。唯一標高2200Mを越えた最後のヘアピンのみ、なんとか行けそうと見てショートカットに入った。これもかなり無理やりでどっちが速いかわからなかった。下より雪は増えたが、依然として笹の間はふかふかの隙間だらけ、雪が何度か積もって笹が倒れて埋まらないと快適ルートにはならない。

平湯峠にいる辺りの一時期だけ日射しと青空が見えて期待したが、この時だけで、以後どんよりと曇り、遂に雪降りとなった。猫岳の裾を巻く標高2400M辺り、風も強くなってきた。猫岳と四ッ岳との鞍部になる取り付きまでどうにか来たが、ここで午後1時を過ぎ、この上はもっと風が凄いだろと引き返すことにした。だが、ここまででも進み過ぎだと判ったのは、戻りがまともな向かい風となったから。下り道でも押し返され、顔は凍り付き、目も開けていられない。そしてトレースはとっくになくなっている。風の緩急をついてどうにか進み、ヘアピン最終点まで戻ってくると樹林帯に入るので風が和らぎ、ほっと一息。

しかしその先の下りもすいすいとは行かなかった。やはり半分以上はトレースは消え、下りでもラッセルになる。トレースが残っていてもかなり新雪が乗っており、仕事せずに進める所は勾配の強い所に限られる。この下り道も交代でラッセルを回し、しっかり時間を使って暗くなり始めたところでやっと出発点に戻って来た。こうして一回もまともなスキーターンをしない「山滑走」は終了した。

次の日、両足のふくらはぎに筋肉痛がでている。ここだけ出るのはかなり異例だ。登りも下りもの長時間ラッセルだったが、通常の登り斜面のラッセルではなく、ほぼ水平面でのラッセルに終始したので、使う筋肉が違ったのだ。

Nishidenさんが平日に代休が取れたのでご一緒させていただくことにした。行き先は平湯界隈だろうということでスカイライン経由で猫岳を登ることとなった。

予報は曇り雪だったが、五箇山あたりは星空、高山に着いても星空で少し期待した。久手牧場のあたりでは道路の除雪作業をされていたので、作業の邪魔にならないように、スキー場の駐車場で30分ほど待機。5時30分過ぎに到着すると作業は終わっていて支度を始める。

天気は安定していて雪もどっさりあるので意気揚々とスタート。2週間前には全く雪の気配もなかったのが嘘みたいだ。一時は晴れ間の中ハイクアップするほどだったが、そう甘くはなかった。ショートカット出来ないか探ってみたが、道路上はどっさり雪があっても樹林帯の藪は半分くらいしか埋まっていないので行けたとしても余計に時間がかかりそうなので、スカイラインを忠実に歩くことにした。所々ショートカットポイントをチェックしてみたがことごとく藪だった。最後のヘアピンだけカットで来たが、かなり強引で藪の上に乗った雪が歩くと雪だけ沈み、藪が露出し苦労した。

そこからは樹林帯を抜けるので風が強くなってきた。風の通り道は道路に雪は全くなく氷結。帰りのスキーでは押し戻されるほどだった。猫岳取付で協議した結果、引き返し時間も過ぎているし、視界もなく強風なのでここで引き返すことにした。帰りはトレースを辿って楽々と考えていたがこれも甘く、風雪でトレースの3分の2くらいは消されていて、下りラッセルを強いられたので時間がかかった。結局スキーでのターンはしないまま下山完了となった。

暗くなり始めた頃にようやくゲートにたどり着いてホッとした。気温は終始マイナスで水のボトルが凍結して蓋が開かなくなっていた。帰りの温泉が本当に気持ちよく、芯から温まった。Nishidenさん、いろいろありましたが同行させていただきありがとうございます。また次回お願いします!

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