払沢の滝〜大岳山〜海沢三滝
- GPS
- 08:19
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,272m
- 下り
- 1,209m
コースタイム
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 8:19
天候 | 曇時々晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り)JR白丸駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
初めと最後に長い林道や車道歩きがある。千足バス停からの林道は急勾配で路面凍結箇所がある。つづら岩尾根への登りは急坂で悪路の表示があるがジグザグ道で比較的登りやすい。 つづら岩から大岳山荘ヘの尾根道は樹林帯の中、雪はあるが歩き易い。 海沢探勝路は昭文社地図では破線表示となっているが、踏み跡はハッキリしていて通常路とそれほど変わらない印象。しかし雪の多い急斜面でアイゼンの使用が望ましい。 トイレは払沢の滝入口、大岳山荘、海沢園地にあるが、払沢の滝入口は現在使用禁止中。 |
写真
感想
3年ぶりに大岳山に。前回は御岳から鋸尾根の東西方向の山歩きに対し、今回は滝巡りを兼ねて南北方向に歩く計画とした。これは前週に滝凍結との報に触発されたからである。
まずは日本の滝百選の払沢ノ滝から始める。両岸に名残の氷結が見られるが、滝はいつもの豪快な流れに戻っており少々残念。カメラの砲列を横目で見て早々に引き上げる。帰りの遊歩道で次の目標地、天狗ノ滝が正面山中に確認できるのが嬉しい。
払沢の滝入口からは都道を、その途中、道路沿いで2つ目の滝、茅倉ノ滝を見る。そばに案内板がある。千足バス停からの林道は天狗ノ滝手前で山道になり、綾滝への直登コースと道が分かれる。すぐに滝が見えるが、これが3つ目、小天狗ノ滝。4つめの天狗ノ滝は急坂を登った所にある。払沢ノ滝から1時間、ここで間食休憩をとる。滝は一枚岩の上を滑るように流れていて豪快さより優雅な感じだ。登山道は滝の前を横切って急坂を登る。
5つ目は綾滝、別名泡滝、前に祠があり、流れは天狗ノ滝よりもさらに優美に感じる。この後、急勾配を登り馬頭刈尾根に出会う。上側に巨大なつづら岩が、ここはロッククライミングの人気スポットだが人影はない。左側西方向の尾根道を行く。次第に樹林帯の中の雪道となって30分余りで富士見台に着く。南西方向に冨士山が見えるが、白い空に白の冨士とコントラストがとれず写真はうまくいかない。北西方向に大岳山がすぐ近くに。ここからしばらく行くとベンチのある展望所があり、邪魔な潅木が少なく富士見台より南西方向にすっきりした展望が楽しめる。
ここまで行き会った登山者は4〜5名だったが、大岳山付近に来ると大変な賑わいを見せる。大岳山頂に着き早速昼食をとる。それほど寒さを感じないが温かいものを口に入れるのは有難い。多少霞がかかった状態だが、西から南にかけて奥多摩、中央沿線、道志の山並みが幾重にも重なり気持ちのよい眺めだ。
ここでアイゼン(6本爪)を装着し次の海沢三滝を目指す。海沢探勝路は雪の中の急斜面、サクサクして心地よい。無雪期よりも楽かもしれない。1時間余りの下りで大滝分岐に達する。ここから急坂を下りると本日6つ目の大滝に達する。先週は滝壺まで氷ついたそうだが、ここも今日はとうとうと水が流れていて、来年再挑戦したい気分になる。
急坂を登り返して探勝路に戻ると、まもなく7つ目のネジレノ滝の分岐に達する。ここからまた急坂を下りるが、下降点では滝が見えない。上流側に少し行くと壁の間に二段の滝が見える。二つの滝が別の方向を向いており、ネジレの意味がよくわかる。
今度は下った所を登り返さず川沿いの道を行く。最後、8つ目の三ツ釜ノ滝は小ぶりで可愛らしい感じだ。
三滝に共通して滝の周りに人の手を感じさせない素朴な味わいがある。この後、海沢園地でアイゼンを外し、長い林道歩きを経て白丸から帰途についた。
滝の氷結は叶わなかったが、大小合わせて8つの滝と大岳山等からの展望、そして雪道歩きと多彩な楽しみを味わえ満足度の高い山行だったと思う。
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