記録ID: 1685915
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沢登り
丹沢
谷太郎川水系 不動沢左俣
2018年12月24日(月) [日帰り]
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- GPS
- --:--
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 660m
- 下り
- 649m
天候 | 晴れ時々曇り(この界隈は絶好の遡行シーズン) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■マウントファーム登山学校 http://mt-farm.info/ ■不動沢 ・『丹沢の谷200ルート』(山と溪谷社)には右俣は掲載しておりますが 左俣はしておりません。 ・谷太郎川林道には不動沢橋と明記しているのですぐわかる。 出合はさえない印象で、沢の左右に径路がある。どちらも行けるが、 左側はすぐに柵とゲートがあり開けたら閉めるをお忘れないよう。 堰堤手前で手摺りを使って沢を横断し(水は少ない)、右側(左岸)へ渡る。 出合右側(左岸)の径路に合わさる。堰堤は右側から楽に越える。 少し進むと沢の左側(右岸)にシートを被ったユンボ重機。私が初めて遡行した ときもあったのでもう何年(何十年?)あるのだろう。 その先に私有地につき立入禁止の看板と古くからあるログハウス。 敷地に入らなくても水量がしょぼいので沢通しでも行ける。 再び立入禁止標識(ここまでの区間が対象かな)があって対岸(左岸)に径路が あるのでそれを使わせていただく。 ・左岸径路は標高230m不動ノ滝(8m)落ち口にあるお不動尊の祠上へ続いて いる。すぐ上の堰堤から今日は入渓する。 ・中流部は小滝程度で平凡な渓相。310m辺りのCS2mは右のカンテ状スラブ から越えられるはずだが、今日はややヌメリがあったので、左から巻いた。 370〜380mは沢が左に曲がり、特に左壁が立った苔状ゴルジュとなって 再び右へ曲がる。 小滝を越えた少しで2条12m滝(今日はほぼ涸棚)。 これは直登不可なので左の土ザレからくの字状に落ち口へトラバースするよう 巻く。 すぐに2段10m。400m辺りだ。上下段の間に下からは見えないが小さな釜 がある。これも左から巻く。難しくはない。 ・465m二俣。水流があれば水量比は概ね1:1だ。今日は水流ほぼなし。 右俣も左俣もここからがこの沢の醍醐味となる。 (右俣の詳細は丹沢の谷200ルートに掲載してあります) さて今日は左俣に進む。 ・左は壁となり3mと4×8mの小滝(といっても今日は水がほとんど涸れだ) を容易に通過すると、正面方向は急峻なチムニーとなっている。 これは支流で500mで本流は右(西)に向きを変え、4m棚(流芯左掘次法 4×8m棚(供棔砲魃曚┐譴亶垢貌麕鵝 左は支流だがその奥は何とも凄いワイドチムニーとなって落ち込む。 沢はS字状に小さく曲がり、チムニー状2段3m(右巻く)、そしてCS棚が 3連続である。1m、1.5m、3mといったところ。最後の3mCSだけ右から 巻く。 ・少し先にこの左俣では一番落差がありそうな2段棚が現れる。右上傾き状の 下段5mとおそらく15mはありそうな上段の構成。 登れるかもしれないが今日は時間も懸念して右尾根状から大きく巻いた。 木をつなぎキックステップで高度を稼ぎ、そろそろ落ち口を過ぎた辺りで 左に細い鹿道バンドをトラバース。すると木にピンクテープとその先にある 白い木から落ち口の10m上流に下りられた。 ・沢は北西から西南西に左折すると作業用とも思われる残置ロープが垂れ下がった 7m棚。しかしこのロープ部分は壁のスタンスが外傾していて、しかも苔あり、 ハイステップありで中間部が悪い。登れば時間もかかりそうなので、左手の 急な土ザレ斜面をキックステップしたり、ホールドとなる根がランナウトして いる部分は指をステイク替わりに突っ込んだりして巻く。最後は落ち口に根を 使って3mほどクライムダウン。 次の7m棚は右をくの字状に巻く。 ・その後はトイ状5×10m(供棔法苔状4m(左コーナー掘砲髪曚擦 またまた7m棚が出てくる。右の土ザレを登り、右側が細かいカチ壁、左が 崩れそうな土ザレを使って逆くの字状に巻いたがやや悪かった。 ・さらに先に4mほどの苔棚が見えたが、これより上流はエスケープできそうな 尾根も沢も急になることを懸念して、640mから右岸尾根を登る。 詰めれば下山予定の惣久径路(といっても踏み跡はほとんど薄くなっているが) の不動沢・鳥屋待沢中間尾根上770mに出た。 ・惣久径路は750〜620m区間が結構急だ。またこの時期は落ち葉が一面あるため 下手なハイカーレベルでは滑落のリスクが充分あるであろう。 580m辺りから植林帯となり植生保護柵も出てくる。 415m小ピークの先385mで尾根は二分されるので、不動沢出合に向け北東側の 尾根を下る。 尾根末端は植生保護柵が下りたい方向に張られてあり、柵の左側を下ると、 行きの不動沢右岸径路に出た。またゲートを開け閉めして茶色の眉毛が印象的 な大きな犬の置物がある出合に下りた。 遡行グレード 左俣2級下(巻きがそこそこ悪いため) |
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コメント
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沢納めできました。(*^^*)
想定外に冒険チックで面白楽しめた沢でした。
地学的にも非常に興味深く、探検隊になった気分でした。
ありがとうございました。
P.S
おしるこにあんぽ柿の糖分充電で下山はスピードアップとなり、大変失礼致しました。m(__)m
お疲れ様でした。
お汁粉でエンジン全開・・・すばらしい!
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