阿弥陀岳南稜

2018年12月30日(日) ~ 2018年12月31日(月)

• GPS: 11:55
• 距離: 12.3km
• 登り: 1,306m
• 下り: 1,301m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:29
• 休憩: 0:27
• 合計: 4:56

6:45 舟山十字路
7:18 7:29 南稜広河原取付
10:07 10:14 立場岳
10:40 10:49 青ナギ
11:33 11:33 無名峰
11:41 宿泊地

2日目

• 山行: 6:26
• 休憩: 1:09
• 合計: 7:35

7:37 宿泊地
9:55 10:43 阿弥陀岳
10:48 10:48 西の肩（岩場）
10:54 11:03 西ノ肩
12:30 12:42 不動清水
13:39 13:39 御小屋山
14:06 14:06 美濃戸口・舟山十字路分岐
15:12 ゴール地点

天候

12/30 曇り→晴れ（場所によってムラがあり体感で −10〜−20℃　風速:5〜15m）
12/31 晴れ（核心部ルンゼ内は強風で体感は −25〜−30℃ 風速 20〜25m）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

・P3取付きのワイヤー、2ピッチ目の支点はどちらも劣化しており気休め程度です。この日はまだ雪が少なくスノーバーは使えず、最後の30m程はランアウト状態でした。またルンゼ内は常に日陰で下から冷たい風が吹いており素早く抜けないと凍傷の危険があると感じました。
・下山ルートの御小屋尾根は樹林帯に入ると道に迷いやすいポイントが数か所あるので注意してください。ピンクテープを見ながら少しでもあれ？と思ったら直ぐに地図・GPS等で確認するのが良いと思います。

写真

12/30 6:46

気温−3℃。翌日は天気が良いとの予報、それを狙ってか駐車場は満車でした

12/30 6:47

いざ出発！今回のテン泊装備は削りに削ってしもさん23kg で私15kg

12/30 7:32

分岐

12/30 7:42

今回は急登の手前でアイゼン履きました。案の定、地面はカッチコチに凍っていたので正解

12/30 8:18

途中で雪のない箇所もあり、しもさんはアイゼンを脱ぎました。私は脚に不安があったのでそのまま装着

12/30 9:46

雪が出てきました

12/30 10:06

立場山到着

12/30 10:18

時々晴れたり

12/30 10:32

曇ったり

12/30 10:33

明日アタックする本峰はガスの中

12/30 10:37

青ナギ到着

12/30 10:37

こんな感じで天気はコロコロ変わります

12/30 11:19

ナギを過ぎると冷えてきたのでハードシェルを着込みます

12/30 11:32

時々風雪

12/30 11:36

振り返ると雪庇が綺麗でした

12/30 11:37

どーん。本峰がガスの中から顔を出しました

12/30 11:41

P1を越えて

12/30 11:50

P2の手前のコルにテントを張ります

12/30 11:52

諏訪湖が綺麗に見えました

12/30 13:25

テントの中は−1.6℃。陽の光を浴びるとかなり暖かいです

12/30 16:11

もう誰も来ないだろうと思っていた夕暮れ前に5人くらいのパーティーが通り過ぎたので声をかけました。出合い・3ルンゼ・4ルンゼというワードが出ましたがどのルートに行ってきたのかは分かりませんでした。ヘッデンをつけて今から下山するそうです

12/31 6:21

夜明け前−8℃。夜中は風が強くテントが揺れ、凍った霜がチラチラと顔に降ってきて目が覚めました。ただ、去年の行者小屋のテン場に比べると全然寒くありませんでした。あの時はテントの中でも−20℃くらいの寒さで目が凍るかと思いました。誰かのブログで読んだけど八ヶ岳はカナダより寒いとか…⁉️

12/31 6:54

4時に起床したけど明るくなってから行動

12/31 6:54

風速10mほど

12/31 7:38

天気は良いです♪ いざ行かん！

12/31 7:49

ロープはまだ出しません

12/31 7:54

前回はここら辺からコンテだったような

12/31 7:59

歩いてきた美しい稜線

12/31 8:02

諏訪方面もくっきり

12/31 8:03

P3手前のトラバースが見えてきました

12/31 8:08

しもさん撮影。私はこのプレートを見逃しました

12/31 8:09

トラバースにはしっかりとしたトレースがありロープを出すほどでもありませんでした

12/31 8:14

富士山と権現岳

12/31 8:28

さっきのプレートの手前でロープを出しました

12/31 8:31

トレースに沿って下りルンゼに向かいます

12/31 8:32

ルンゼの取付きは雪が少なく岩がむき出しでした。錆びたワイヤーの支点でビレーしますがあまり信用できません。基本は絶対に落ちないように登ることです

12/31 8:52

2ピッチ目の支点も古く信用できません。ルンゼ内はまだ雪が少なくアックス・アイゼンの効きが悪い箇所もあり、上に抜けるまでランナウト状態、そして常に冷たい強風が吹く中を重いザックを背負ってリードしてくれたしもさんには本当に感謝です。

12/31 9:27

ようやく陽の当たる場所に抜けました。手の指先に尋常ではない痛みを感じ凍傷かと焦りましたが、カイロで温めると治りました…(((；ﾟДﾟ)))

12/31 9:28

稜線は風も穏やかで何より暖かい…

12/31 9:28

ルンゼを振り返る

12/31 9:28

陽の光は偉大だな…

12/31 9:45

1番怖かった最後のトラバース

12/31 9:45

迷いなくロープを出してもらいました

12/31 9:49

10mくらい？の短いトラバースだけどちょっとかぶり気味で足場も狭く、落ちたらアウトなので念のため

12/31 9:56

あとはもうコンテで行けるかな

12/31 9:57

はぁ〜ようやくここまで来れた…

12/31 9:59

赤岳

12/31 9:59

歩いてきた稜線

12/31 10:02

ここを回り込んだら

12/31 10:06

もうピークはそこ

12/31 10:13

やったー‼️右脚痛かったけど頑張ったー！

12/31 10:44

下ります

12/31 10:46

美しい八ヶ岳の峰々

12/31 10:46

赤岳？北稜？からはコールが聞こえました

12/31 10:46

今回は御小屋尾根から

12/31 10:55

ハシゴや鎖もあるので慎重に

12/31 10:55

歩いてきた稜線

12/31 10:57

なだらかに長く続く尾根

12/31 11:14

結構下りてきました

12/31 11:23

樹林帯に突入

12/31 11:32

暑いのでインナーを脱ぎます

12/31 11:49

左手に見える中央稜？

12/31 13:39

標識がありました

12/31 14:00

雪も少なくなってきた所でルートを外れてしまい

12/31 14:10

軌道修正

12/31 14:33

ピンクテープをちゃんと見ててもルートを外れそうになる事が2、3回ありました

12/31 14:37

恐るべし御小屋尾根

12/31 14:40

人気もなく静かです

12/31 14:48

車道？は凍ってました

12/31 15:02

このカーブを曲がると

12/31 15:08

ゴール前の分岐はもうそこ

12/31 15:10

分岐着いたどー！長かったー‼️

12/31 15:12

やっと着いたー‼️ (∩´∀｀)∩

12/31 15:13

無事下山、お疲れです

撮影機器：

iPhone SE Apple

PowerShot G7 X Mark II CANON

感想

climb4478

初めての厳冬期テン泊装備バリ越え。ザックの重さと寒さ、これに付きます。この2つの要因でルートの難易度は変わると改めて感じました。加えて今回は先週痛めた右脚の痛みを抱えながらの登攀だったので始終不安との闘いでした。ちなみに診断はハムストリングの破断裂（1番軽い肉離れ）で完治までに2、3週間。そんな訳で今回もしもさんにはオールリードで頼りっぱなし。無事下山できて何より、ありがとうございました！