日光白根山 吹雪の中、”ほぼ”登頂


- GPS
- 04:50
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 628m
- 下り
- 636m
コースタイム
- 山行
- 4:25
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:45
天候 | 晴れのち雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
駐車場1,000円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
スノーシュー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
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感想
山旅3日目。
あたりまえだけど、寒い。冷たい靴に足を入れるのが辛い。これが雪国生活か〜。
しかし、雪景色って、これがまた美しいもので、歩けると楽しい。
寒いけれど気持ちを立て直して支度、支度。つべこべ考える前に着込んで、さっさと靴をはいて、出発です。
丸沼高原第3Pで車中泊。第2、1Pへ移動したら有料でした。
昨日、登山の場合、リフトにのれなかったので、念のためロープウェー利用可能か問い合わせ。こちらはOKです。センターハウスで登山届を出してチケットを買います。往復2000円ですが、保証金でプラス1000円払い、帰りにチケットを返却すると1000円返金される仕組みになっていました。
ロープウェーはさすが、あっという間に2000m。下りるところのスタッフさんに、森林限界で引き返しばかりで、誰も山頂へは行ってません。気を付けて。最終は3時半!とアドバイスを受けました。
行けるかな?行きたいな。
二荒山神社の鳥居をくぐると、たっぷり雪がつもった樹林帯。昨日のゲレンデとは違った本格的な雪山となりました。
まずはつぼあし。トレースを追いかけ、雪が深くなってきたところでアイゼンを装着。途中、1人、2人と追い抜いてもらいました。小さめのスノーシューをつけた方がパワフルに進んでいました。その先、足が埋まる深さになっていったので、スノーシューに変更。やはり積もっていたので、アイゼンよりスノーシューが本領を発揮。先行のアイゼンの方を追い抜いて進むことになりました。
最終的に稜線まで小さいスノーシューの方がラッセルしてくださりました。上半身も使って泳ぐようにばさばさ〜。one-hunterさん、こういう状況で気合いスイッチ入るようでトップを申し出、ルートを見てくださいました。自分たちだけでは、パワーを消耗するのみだったかと思います。2番手につかせていただいたおかげて稜線にたどり着けました。せっかく稜線までたどり着けたにもかかわらず、トップの方はここで引き返すとのこと。申し訳なくも、山頂を目指しました。しかし、ここから本格的な厳しさ。稜線は強風で、空は真っ白。吹雪。稜線は雪が吹き飛ばされ、地表はエビのしっぽのようなぼそぼそに凍っていました。標高からしてもう少しがんばれば着けると思い、上に上にざくざく足を進めました。それが思ったより長く、まだかな、もうすぐ、まだかな?、もうすぐ・・・と繰り返しでした。登りきると、山頂はまだあちら。真っ白な風景で、風も強くて確認が十分できない。自分たちがトップになると方向判断も大変です。雪に埋もれていないロープをたどって、小さな社があるピークまでたどり着きました。山頂はさらにとなりのピーク。夏に来た記憶から、それほど広くないピークで記念撮影したことを思い返し、まだあそこまで行かないとならないのか〜。この吹雪でやっとのことでここまで。今12時。引き返す時間は12時半まで。あと少しだけど、時間的に、状況的に厳しい。顔に付けている目出し帽も息でどんどん凍り、この強風に吹かれているのがこれ以上長くなるのはどうなんだろう。と気持ちの余裕もなくなっていて、ここで引き返しと判断となりました。あと少しではあったのだけど。
稜線を戻るのも、トレース不明となり、適当に下っていたので、途中、スマホGPSで確認したら方向が行き過ぎていたのが判明。軌道修正していたら、先方に登山者が見えて安心となりました。
自分たちの後にワカンの方が山頂まで行けたと下山時にわかり、自分たちもあと少しがんばれば行けたかな。と気持ち半分思いましたが、仕方ありません。今回の状況からして、気持ちに余裕がなくなって、あそこで判断したのが現実。自分たちがトップとなり、強風に吹かれながら稜線を上がるうちに気持ちは消耗しており、あと少しでも、さらにその状況が長くなるのに危険を感じていました。雪山は天候、タイミングに左右されるのが大きいこと。自分たちも先行者のラッセルのおかげで稜線にたどり着けたこと。ピークハントできれば良かったわけでない。と帰りながら思いました。
自分たちパーティー以外にも全部で十数人登山者がいましたが、先行者のラッセル有無で状況は全く違うので、ルートを共有することになるし、天候を含め、登山そのもの、自分たちの力だけではないのだなぁと実感しました。
とにかく、先行してラッセルしてくださった方に拍手。強風に吹雪かれながらも、がんばった自分たちにも拍手。ほぼ山頂まで登らせていただいたことに感謝です。
ありがとうございました。
山ではとても何か口にできる状況でなかったので、スキー場に戻って、レストランのご飯で温まりました。頼まなかったけれど、メガ盛りメニュー気になりました。横目にオムハヤシライス、まだ残っている蒸しパン、思い切り山に向き合ったので美味しかった。
この日は、赤城山まで移動が長かったので沼田市で外食。たまたま入ることになったのは、地元に愛され40年の焼肉屋さんでした。スタッフもお客さんもたくさん盛況なお店でした。体が冷えていたのでユッケジャンクッパを注文。ピリ辛が体を温めてくれました。
暗くなってついた赤城山の湖畔駐車場は恐ろしい寒さ。地吹雪を初めて見ました。強風にあおられてテント設営。フライの端っこを車のタイヤで踏んで飛ばされないようにしました。スキー場以上に寒いよ、赤城!
あまり寒さを感じなかったけど顔が少し凍傷になっているから寒かったんだね。
ヤマレコマップ白根山の下山でやくにたちました。
トレースもなく目印もなく、ほぼホワイトアウトのなかで少し方向が違うかなと思い確認すると違っていました。
少しの違いでもだんだん離れて行ってしまいました。
寒いからスマホを腹の中に入れて歩きましたのでちゃんと動いていました。
ありがとうございました。
でもほぼ頂上まで行けて楽しかったです。
スノーシューも楽しかった。
次は湯ノ湖のほうから白根山にいきたい。
男体山と合わせて。
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