徳和から乾徳山
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,252m
- 下り
- 1,257m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
銀晶水の先から雪が残るが凍結場所はない。 錦晶水から国師ヶ原にかけては一面雪原だが、雪は締まっていてアイゼンは必要なかった。 山頂直下2か所の鎖場はともに岩に雪は付いておらず、鎖の凍結もなく平時と同じ環境で登れた。 水のタルからの下りは新雪の下に氷が隠れておりアイゼン、できれば6本爪くらいあった方が無難。 銀晶水は凍結していたが、錦晶水は流れていた。 ハイシーズンは人気の山もこの時期は人が少なく、徳和から国師ヶ原までは二人分の足跡しかなかった。 もちろんこの日もシカ3頭以外誰とも出会わなかった。 |
写真
感想
週末両日好転の天気予報から、土日それぞれ日帰り登山を計画、甲府のドーミーインも予約していたが、金曜深夜から自宅周辺はよもやの雪。
ノーマルの私の車では土曜日の登山は難しいと判断したが、一方で当日キャンセルはキャンセル料100%なので土曜は意味もなく甲府に宿泊。
まあドーミーインなのでサウナ付の温泉にのんびり入れたから悪くはなかったけど・・・
なにはともあれ19日7時過ぎに乾徳山登山口の徳和に到着。
この時期ヤマレコで乾徳山を検索しても数が少なく、登山者が少ないことは予想されたが、やはり駐車場には登山者のものらしき車はなし。
徳和の集落を抜け、車道を歩くこと20分ほどで登山口。
登山口の先に2台くらいは止められる駐車スペースがあるのでSUVならここまで上がれるだろうが、私の車では100%無理。
最初は杉の植林の中の薄暗い登り、
例のごとく登り出しは椎間板ヘルニアによる足の痛み。
いつもは右足がしびれるんだけど、この日は左足。
でも登っていると痛みは消える。
古い林道あとを交差してしばらくで銀晶水。
ここは凍結している。
この先は雪が残るけど、アイゼンをつけるほどもない。
カラマツが混じり出し、道はかなり明るくなる。
雪の上の足跡を見ると、たぶん二人分だけ。
ハイシーズン人気の山もこの時期はほとんど人は入っていないんだろう。
古い林道を2回過ると前方高くに大ダオが垣間見えるようになる。
はじめて登った時は大ダオを扇平と間違えてずいぶん遠いと思ったものだ。
雪は少しずつ増えるが苦になるほどではない。
水が流れている錦晶水を過ぎると、白樺とカラマツが点在する国師ヶ原に出る。
青い空、シラカバ、雪原・・・ここは本当に奥秩父??冬の八ヶ岳高原といってもわからないような気持ちのいい場所。
前面に乾徳山の端正な三角錐が姿を現す。
大平からの道には数人程度の足跡。
一面の雪原だが雪は締まっていてアイゼンは必要ない。
カヤトの中の急坂を登り切れば月見岩。
寒いけど絶景・・・
奥秩父から大菩薩、富士山、南アルプス・・・・
この景色が見れたらここで引き返してもたぶん満足。
ここからが最後の登り、
扇平を過ぎると岩がごろつく白檜の樹林。
雪が残るが赤いテープに沿って進めば問題ない。
まずは髭剃り岩。
いつも間違う行止まりの岩を今回もまたよじ登ってしまいへっぴり腰で引き返す。
何回来てもここは間違ってしまう。学習効果がないバカな俺。
→に沿って右手の木が敷いてある方に進みはしごを下る。
最初の鎖場は岩に少し雪がついているが問題ない。
ここは鎖に頼らなくても登れる。
続いて頂上直下の鎖場。こっちは腕力勝負。
ところが鎖を登る前に手袋脱いで写真を何枚か撮っていたら寒さで指の感覚がなくなってしまった。
握力が無くなったので両手をズボンの中に入れ股間で温める。
なーにやってんだか・・・
握力が戻るのに5分ほどかかった。手は暖まったが股間が冷たい。笑
ここも岩の着雪、凍結はなく普段と同じように登れる。
山頂からは月見岩を凌ぐ360度の大パノラマ。
ただ、富士山は雲の中に隠れてしまった。
気温は低いけど風がないので山頂で1時間ちょっと過ごした。
下りは水のタルから下山道へ。
こっちは全くトレースがない。
水のタルからの急下降は新雪の下に氷が隠れていてアイゼンがないと厳しい。
4本の軽アイゼンをつけたけど、6本爪にすればよかった。
木にしがみつきながら慎重に下るが正直言って鎖場よりもこっちの方が数段おっかない。
標高差で200メートルほどまっすぐ下るとやがてトラバース気味に下るようになり、いきなり白樺とナラの雪原に飛び出す。
入口の窓が割れているがしっかりとした高原ヒュッテに入ってちょっと遅めの昼ごはん。
国師ヶ原の十字路からそのまま降りてもよかったけど、もう一度富士山が見たくなって大平方面へ寄り道。
関東富士見百景の標識のところまで行くがやっぱり富士山は見えなかった。
このまま道満尾根を下っても良かったけど、なんだか急斜面がずるずる滑りそうなイメージがあったので国師ヶ原まで戻り往路を下る。
ここまでは順調だったけど、登山口まで戻ったところで足がつってしまった。
荷物を下ろして15分ほどゆっくりストレッチ。
最後はヘロヘロになりながら何とか駐車場に到着。
いろいろあったけど、鎖も楽しい、景色もサイコー、そして雪の国師ヶ原の白樺林も予想外の美しさだった。
来週は金曜日から嫁さんと一泊で箱根に行く予定だが予報はよくない。
天気が悪かったら登山はやめて温泉旅行に変更。
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