転進を重ねた末に踏んだ頂はー熊倉山リベンジ
- GPS
- 07:57
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 2,145m
- 下り
- 2,137m
コースタイム
天候 | 快晴、微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
七ツ滝沢コース:七ツ滝まではほとんど危険なく到達します。転進したためその先は不明ですが、滝の高巻きはかなりのスキルが必要と思います。 林道コース:結局よくわからず。 1165ピークからの稜線上:1307ピーク手前で岩を巻くところは崖上のロープ場となっていて少々危険を伴います。 城山コース:一般登山道ですが、積雪ノートレースだと上部では道が分かりにくいところがありそうです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
軽アイゼン
|
---|---|
備考 | 軽アイゼン(6本爪)は使いませんでしたが, 稜線上(縦走路)や城山コースの1200m以高では使っても良いと思います。途中で引き返すなら(下り)使おうと思っていました。 |
感想
熊倉山は登山を始めて間もない頃に一度来たことがありました。この時はトラバース道が一部1メートルほどの幅で崩落していて砂状の柔らかい崩落斜面に一歩が出せず、しばらく迷った末に撤退して以来なんとなく気になる山となっていました。
今回再訪を思い立ち、ネットで調べていると25年ほど前に廃道になった七ツ滝沢コースと言うものがあり、山レコではkapibaraさんがここを下ってきたという記録にたどり着きました。下れるルートなら登れるだろうという軽い気持ちでこのコースを選んだのですが、それは間違いでした。
七ツ滝までは水量も少なく、右岸でも左岸でも歩きやすい方を歩けば問題ありません。5mくらいの滝は左岸を、そのあとで右岸を高巻いていく場面があります。ここは少し慎重に行きました。右岸を高巻き中、左岸にも同じ高さに明瞭な踏み跡があるのが見えました(帰りに見に行ってみると、実はとても細い踏み跡で、また、左岸は土が乾燥しており難易度高そうだったため、戻って、来た時と同じ右岸をとりました)。
結局本コースの終点となった七ツ滝の高巻きは20mも登らないうちに無理と判断し、転進を決めました。
林道コースはピンクリボンを見失ったときに見つけた獣道のトラバース道(写真)が国土地理院の地図のルートとぴったり一致するのでそちらの方へ進みかけたものの道のない急斜面のトラバースは危険を伴うため引き返すこととし、再び見つけたピンクリボンに従って急斜面を登って行きました。ピンクリボンが3つほど斜面を直登しているかのように一直線についていますが、よく見ると微妙な踏み跡がつづら折りについています。
さらにピンクリボンに従って登っていくと林道コースを示すかのような道標が現れました。位置的には国土地理院の地図に記載されたもう一つの登山道、689mピークから続く道のようにも見えますがよくわかりません。標識にある×印は気になるものの、踏み跡が明瞭だったので進んでみると100mほどで道が怪しくなったため本日3度目の転進、これまで従ってきたピンクテープのほうへ進みます。
少し登ると植林地帯に着きました。ここもリボンを追って植林地帯を囲う鹿柵の中に入って行きます。しばらく進むと別の鹿柵に阻まれ、どこに出口があるのかないのかわからないため、いったん引き返して鹿柵の外側を登ってゆきます。稜線にでたところで、別の鹿柵に行方を阻まれ、自分が柵の外ではなく、別のセルの中にいたことに気づきます。ここに隣のセル(先ほどいったん入って出たのと同じセル)への入り口がまたありますので、そちらへ入って鹿柵沿いに稜線をゆきますと、鹿柵の途切れるところに出口がありました(写真)。
これまで頼りにしてきたピンクテープは鹿柵とともに途切れます。ここまでくればルートは明瞭で、縦走路に出れば一安心とこの時はまだ思っていました。
縦走路は積雪が1-2僂曚匹△襪Δ─急斜面を年代もののロープを頼りに登って行くような厳しいところもあり、この日のルートで一番緊張を強いられたところです。
下山は城山コース、日野コースどちらでもよかったのですが、安全を優先してトレースのある城山コースを利用しました。
この日は山頂で単独の方1人とお会いしたほか、下山途中に登ってこられる単独の方1人とすれ違っただけでした。山頂の靴跡からもこの日は2-3人しか山頂を踏んでいないように見えました。
また、10年以上前に一歩を踏み出せず撤退したあの明るい急斜面についたトラバース道はいったいどこだったのか。今回歩いたルート上にそのような場所はなくわからずじまいでした。
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