塩見岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,148m
- 下り
- 2,150m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良く整備されています。天狗岳前後は岩稜でかなりの険路です。 |
写真
感想
今回は、2年前の10月に初雪による凍結のため、天狗岩の登りで撤退した塩見岳のリベンジである。拙宅を前夜20時に車で出発。途中、双葉SAで4時間仮眠し、越路駐車場に3:40頃到着する。既に30台ほど駐車しているが、物音はしない。過半以上は昨日、入山したのであろう。
空に星が見える。ルートはかなり記憶に残っているので、まだ暗いがヘッドランプを付けて直ぐに出発する。鳥倉の登山口に着くころには空は白んできた。入山カードに名前と電話番号、ルートは日帰りとのみ記入し投函。三伏峠までは1/10毎に標識が有ってわかりやすい。広い樹林帯を登り切ると稜線を最初は右側、コルを越えてその先は左側をトラバースしながら進む。途中、間伐材で組んだ梯子がいくつかあるが危険は感じない。1時間程度過ぎてから、休憩場所を探すが、適当な場所が見つからず三伏峠直下の見晴らしの良い場所まで登って一休みする。遠くに逆光の塩見岳を眺めながら、朝食代わりに菓子パンを半分食べ日焼け止めを塗る。その先の小屋は、そのまま通過し、ハイマツとシャクナゲで覆われる三伏山まで進む。ここで本日最初の先客に会う。空荷である。どうやら小屋に泊まり、もう一度塩見岳を見に来たらしい。塩見岳とそこへ続く稜線を写真に収め、ここは休まず先に進む。緩やかに下って登り切るとハイマツ、シャクナゲと灌木で覆われた本谷山に到着。菓子パンの残りを食べて小休止。ここからは暫く下って樹林帯の中を登り返す。登りに掛ったころから下山客がちらほら。前日登頂し塩見小屋に泊まった輩であろう。塩見新道との合流点を過ぎハイマツ帯まで登り返した処で小休止。地図上で次は一気に頂上と確認し、水分を十分補給して出発。小屋に着くと既に登頂組は全員出発したようで、小屋番の女性が布団を屋根に干し始めている。その先は直ぐに天狗岩のジグザグ道から岩場の直登となる。一昨年、初心者の学生を伴ってのアタックを断念したことは正解であったことを改めて知る。凍結した60度近い斜面の登り下りは無理であった。天狗岳を越すと新たなジグザグ道と岩場の直登である。ペースの遅い団体や年配の客を追い越し、最後に緩やかな登りを辿ると三角点のある西峰に登頂。数枚写真を撮り、5m高い東峰へも直ぐに登頂。山頂は狭いが先客は3組程度。菓子パンを1個食べながらゆっくり休む。遠くの山々には雲が掛っているが、間ノ岳、農鳥岳、荒川前岳は山頂まで良く見える。蝙蝠岳の向こうには富士山も。年配の先客は100名山の話で弾んでいる。この山は結構難関との評価で登頂に満足している。78座が一番登った人で残りの難関は幌尻岳で一致している。一言訪ねてくれれば82座目で今日は日帰りと自慢できるのに残念ながら聞いてくれない。結局、長居の先客より先に下山を開始する。岩場は慎重に下るも緩やかな所は足早に進む。ただし本谷山と三伏山の登り返しはかなりきつかった。往路の登りで足にかなり乳酸が貯まってしまったようだ。時々立ち止まって息を整える動作を繰り返すも下りは2回の休憩で下山完了。往復10時間半の長旅は無事終了した。
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