今回の食料。ラーメン8食分。+4食非常食
行動食フルグラ1kg、柿ピー4袋、練乳5個、コーヒー20袋(一回3袋使用)、塩トマトが意外といけた。
【余り】柿ピー一袋、フルグラ250g、非常食3食、コーヒー6袋。
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今回の食料。ラーメン8食分。+4食非常食
行動食フルグラ1kg、柿ピー4袋、練乳5個、コーヒー20袋(一回3袋使用)、塩トマトが意外といけた。
【余り】柿ピー一袋、フルグラ250g、非常食3食、コーヒー6袋。
27日松本まで特急。乗り換えてローカル線で、信濃大町まで行く。タクシーは要予約。
7000円程で葛温泉のゲート前まで。
準備を整え0時頃出発する。
今回は2回めなので思った程遠くはない。
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27日松本まで特急。乗り換えてローカル線で、信濃大町まで行く。タクシーは要予約。
7000円程で葛温泉のゲート前まで。
準備を整え0時頃出発する。
今回は2回めなので思った程遠くはない。
30分程で七倉温泉
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30分程で七倉温泉
ゲートをそのまま進む。思ったほど雪はない。
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ゲートをそのまま進む。思ったほど雪はない。
高瀬ダムへの上りの入り口。ちょっと雪は降ってきたが、前回と比べたら全く大したことはない。
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高瀬ダムへの上りの入り口。ちょっと雪は降ってきたが、前回と比べたら全く大したことはない。
高瀬ダム。2時間半位で到着。前回はここまでで疲れていたが今回は楽勝。
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高瀬ダム。2時間半位で到着。前回はここまでで疲れていたが今回は楽勝。
3:30 ようやく湯股温泉の登山口。
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3:30 ようやく湯股温泉の登山口。
4時頃名無避難小屋へ到着し2時間程休む。
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4時頃名無避難小屋へ到着し2時間程休む。
去年は左側は整備されていたが、今年の大雨で左側の登山道は荒れている。ピンクテープは川の中。そのとおりに歩いたほうがよい。
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去年は左側は整備されていたが、今年の大雨で左側の登山道は荒れている。ピンクテープは川の中。そのとおりに歩いたほうがよい。
湯股の春嵐荘へ渡る吊橋も荒れ放題。ここで河原に降りた。この先道は崩れてない。
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湯股の春嵐荘へ渡る吊橋も荒れ放題。ここで河原に降りた。この先道は崩れてない。
発電所が見えてきた。これを過ぎて左へ。
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発電所が見えてきた。これを過ぎて左へ。
8:20 さぁ。北鎌尾根の始まり。吊橋を渡って左へ降りる。
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8:20 さぁ。北鎌尾根の始まり。吊橋を渡って左へ降りる。
降りてすぐ渡渉。今回はビニール袋二枚を履いてわかん。これで大丈夫だと思って川に入ると足が滑ってイキナリ川にドボン。ビニールが破けて足が濡れる。
しょうがないので、もうそのまま濡れ放題で渡渉した。10回位。G5は濡れはするが足は冷たくならない。最高だ。
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降りてすぐ渡渉。今回はビニール袋二枚を履いてわかん。これで大丈夫だと思って川に入ると足が滑ってイキナリ川にドボン。ビニールが破けて足が濡れる。
しょうがないので、もうそのまま濡れ放題で渡渉した。10回位。G5は濡れはするが足は冷たくならない。最高だ。
渡渉と巻きの繰り返し。湯股〜P2出会いが一番疲れた。
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渡渉と巻きの繰り返し。湯股〜P2出会いが一番疲れた。
やっと目の前にP2の尾根を発見。100m程手前の河原で16:00。テントを張る。
本日は16時間行動。
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やっと目の前にP2の尾根を発見。100m程手前の河原で16:00。テントを張る。
本日は16時間行動。
次の日寝坊して少し遅めに9時頃出発。
最後の渡渉だ。ピンクテープが見えている。
30キロのザックを背負ってこれを飛び越す自信がなかったのでザックを投げる事にした。
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次の日寝坊して少し遅めに9時頃出発。
最後の渡渉だ。ピンクテープが見えている。
30キロのザックを背負ってこれを飛び越す自信がなかったのでザックを投げる事にした。
ザックを投げるとちょっとだけ届かず。100m程川に流された。
映画みたいにジャンプしてバイルで突き刺して追いかけたけど、どうしようもない。
この木にセルフとってズリズリ降りてなんとかザックを回収。
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ザックを投げるとちょっとだけ届かず。100m程川に流された。
映画みたいにジャンプしてバイルで突き刺して追いかけたけど、どうしようもない。
この木にセルフとってズリズリ降りてなんとかザックを回収。
引き上げてみると鬼重い。行けるかどうか担いでみるが信じられない程重くなっている。防水といってもドボンしたらやっぱだめか。
とりあえず引き上げた所にあった岩小屋で一日停滞し、全部絞って乾かす事にした。
行くか行かないかで考えたら普通は帰るだろう。
でも、行ける気がしたので進むことにした。
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引き上げてみると鬼重い。行けるかどうか担いでみるが信じられない程重くなっている。防水といってもドボンしたらやっぱだめか。
とりあえず引き上げた所にあった岩小屋で一日停滞し、全部絞って乾かす事にした。
行くか行かないかで考えたら普通は帰るだろう。
でも、行ける気がしたので進むことにした。
次の日、4時位に出発する。
P2への木登りはちょっとしびれた。
それから、P2-P3が一番雪が深い。腰より上くらいのラッセルを一人でやってもがいていた。
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次の日、4時位に出発する。
P2への木登りはちょっとしびれた。
それから、P2-P3が一番雪が深い。腰より上くらいのラッセルを一人でやってもがいていた。
10:30 めっちゃ強い二人組に抜かれる。
ついていけない。
俺弱い。
そしてトレースがあることへの安心感で少し気が楽になった。
トレースがなければ後一日掛かっただろう。完全なソロとはいえないが今回はよしとしよう。
このルートは甘くない。
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10:30 めっちゃ強い二人組に抜かれる。
ついていけない。
俺弱い。
そしてトレースがあることへの安心感で少し気が楽になった。
トレースがなければ後一日掛かっただろう。完全なソロとはいえないが今回はよしとしよう。
このルートは甘くない。
P~P4の間。風はそこそこで荒れているが進めないほどではない。
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P~P4の間。風はそこそこで荒れているが進めないほどではない。
痺れる所は数多くあったが、こんなルーファイ!?って思った所の一つ。奴らはイケイケだ。16:00まで歩いて追いつけないし、風はあるので適当な所で雪洞を掘る。
ザックから出すと、シュラフが凍った塊になっていた。
とりあえずビバークシートと濡れたインナーシュラフに入って耐える。寝たかどうかわからない位で朝を迎えた。ー 場所: 長野県 大町市
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痺れる所は数多くあったが、こんなルーファイ!?って思った所の一つ。奴らはイケイケだ。16:00まで歩いて追いつけないし、風はあるので適当な所で雪洞を掘る。
ザックから出すと、シュラフが凍った塊になっていた。
とりあえずビバークシートと濡れたインナーシュラフに入って耐える。寝たかどうかわからない位で朝を迎えた。ー 場所: 長野県 大町市
粉雪にまみれて目を冷ますと外は快晴。
最高の天気。
雪洞をほった所からの一枚。
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粉雪にまみれて目を冷ますと外は快晴。
最高の天気。
雪洞をほった所からの一枚。
こんな感じで穴をほって耐えていた。
8時頃出発し、彼らのテントの跡を発見。
12時頃着いたので、結構離されたと思いつつ、ソロなので慎重に進む。
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こんな感じで穴をほって耐えていた。
8時頃出発し、彼らのテントの跡を発見。
12時頃着いたので、結構離されたと思いつつ、ソロなので慎重に進む。
P5の恐怖のトラバース地点。
結構立ったハイマツの上に雪が乗っているだけの所で、胸までハマる。少しずつ下がって行く様をみて、下まで落ちたかと思った。なんとかハイマツを掴んで脱出。
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P5の恐怖のトラバース地点。
結構立ったハイマツの上に雪が乗っているだけの所で、胸までハマる。少しずつ下がって行く様をみて、下まで落ちたかと思った。なんとかハイマツを掴んで脱出。
あれがP7か!どれがどうなんだ!
わからず進む。よく考えたら天狗の腰掛けと独標だった。
形状からして北鎌のコル辺りだと思うが、電波が入らずGPSが使えず。
先行PTからビレイ解除〜。のコールが聞こえる。
え。。
ビレイしないとやばい所あんの。。。
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あれがP7か!どれがどうなんだ!
わからず進む。よく考えたら天狗の腰掛けと独標だった。
形状からして北鎌のコル辺りだと思うが、電波が入らずGPSが使えず。
先行PTからビレイ解除〜。のコールが聞こえる。
え。。
ビレイしないとやばい所あんの。。。
それにしても、風がないとめっちゃ暑い。夏のようだが、千丈側に入ると凍える。
考えてもしょうがない。
進むしかないので前へ。
前へ。
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それにしても、風がないとめっちゃ暑い。夏のようだが、千丈側に入ると凍える。
考えてもしょうがない。
進むしかないので前へ。
前へ。
15:30 ちょうど良さそうな雪庇の箇所を見つけ、これ以上進んでも雪洞が掘れるかどうかわからないので、ここで終了。
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15:30 ちょうど良さそうな雪庇の箇所を見つけ、これ以上進んでも雪洞が掘れるかどうかわからないので、ここで終了。
1/31 大晦日
世間は盛り上がっているのに
俺は雪の中で一人蕎麦。
明日はやばい所があるかもしれない恐怖に、暗いうちに突破することとした。
少しでも恐怖を和らげるために。ー 場所: 長野県 大町市
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1/31 大晦日
世間は盛り上がっているのに
俺は雪の中で一人蕎麦。
明日はやばい所があるかもしれない恐怖に、暗いうちに突破することとした。
少しでも恐怖を和らげるために。ー 場所: 長野県 大町市
3:00 出発しやばい岩溝を必死に駆け上がった。
イチかバチかはザイルがある時しかやらないのだが、たくさんあった。
上がった先で空が明るくなり、見たことのある景色が。
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3:00 出発しやばい岩溝を必死に駆け上がった。
イチかバチかはザイルがある時しかやらないのだが、たくさんあった。
上がった先で空が明るくなり、見たことのある景色が。
やった。
独標だ。
電波を入れ、GPSで確認。
ここまで来たら安心だ。
と思ったのが間違い。
2019.1.1
元旦の北鎌。
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やった。
独標だ。
電波を入れ、GPSで確認。
ここまで来たら安心だ。
と思ったのが間違い。
2019.1.1
元旦の北鎌。
8:00くらいになると荒れてきた。
風も出てきて吹雪いて来たが、去年を考えると全くどうもなかった。
ただ、P15は懸垂で降りる。
巻道を進むべきだったが、直登ルートしか知らないのでそっちを進むとやたら怖い。
そして最大は大槍。
めちゃくちゃ怖かった。
第二のクラックあたり、ホールドはすべて氷。溝はやわい雪。
でも進むしかない。
もがきながらなんとか祠の裏までたどり着く。
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8:00くらいになると荒れてきた。
風も出てきて吹雪いて来たが、去年を考えると全くどうもなかった。
ただ、P15は懸垂で降りる。
巻道を進むべきだったが、直登ルートしか知らないのでそっちを進むとやたら怖い。
そして最大は大槍。
めちゃくちゃ怖かった。
第二のクラックあたり、ホールドはすべて氷。溝はやわい雪。
でも進むしかない。
もがきながらなんとか祠の裏までたどり着く。
祠がみえてからがまた長かった。
プッシュしかできない柔雪に
たった10m進むのに30分くらい掛けてジリジリ体を上げていった。
15:45 槍ヶ岳へ到着。
もう体はボロボロだが、助かった感に満ちあふれていた。
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祠がみえてからがまた長かった。
プッシュしかできない柔雪に
たった10m進むのに30分くらい掛けてジリジリ体を上げていった。
15:45 槍ヶ岳へ到着。
もう体はボロボロだが、助かった感に満ちあふれていた。
16:30 冬期小屋へ到着。
先着PTがいて安心した。
もう全てが凍りついていたが、今回はレイヤリングが上手くいき体が冷える事はなかった。
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16:30 冬期小屋へ到着。
先着PTがいて安心した。
もう全てが凍りついていたが、今回はレイヤリングが上手くいき体が冷える事はなかった。
2/2 7:00頃 槍ヶ岳山荘を出発するが、腰程のラッセルで先行PTと交代しながら前へ進むが、全く進まない。
ジリジリと離され、体もついていけない。
11:30 槍平へ到着。
後は必死だった。
白出沢に出るまで安心できない。
着いたのが14:00。
なんとか最終のバスに乗れるだろうか。
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2/2 7:00頃 槍ヶ岳山荘を出発するが、腰程のラッセルで先行PTと交代しながら前へ進むが、全く進まない。
ジリジリと離され、体もついていけない。
11:30 槍平へ到着。
後は必死だった。
白出沢に出るまで安心できない。
着いたのが14:00。
なんとか最終のバスに乗れるだろうか。
必死に進んで15.30 なんとか新穂へ到着した。
やりきった感でいっぱいだった。
今年、こんなに必死になったことはない。
満足感に溢れながら、バスを待っているといたる所が痛くなってきた。。
仲間に連絡を入れ、松本で合流。
今回の冒険の激しさを語り、
気を落ち着かせた。
最高だ。
また語れるというのは。
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必死に進んで15.30 なんとか新穂へ到着した。
やりきった感でいっぱいだった。
今年、こんなに必死になったことはない。
満足感に溢れながら、バスを待っているといたる所が痛くなってきた。。
仲間に連絡を入れ、松本で合流。
今回の冒険の激しさを語り、
気を落ち着かせた。
最高だ。
また語れるというのは。
厳冬期の北鎌尾根単独で突破、すごすぎです。
夏に北鎌尾根を全部行きました。
またP5の直登と次は北鎌尾根右俣が残っています。冬の場合はどこが核心部になりますか?
返信おそくなりました。コメントありがとうございます。
実際、どこが核心部になるかといわれれば、雪の状態によりますが、天狗の腰掛けへの直登、独標への直登はしびれました。また、最後の大槍の登攀もホールドが氷でなくなった上に柔らかい雪なので一か八かがほとんどでした。最後の祠への上りもいやらしかったです。
夏と全く状況が違うので独標から先はなるべく尾根沿いよりも巻道を進む方が安全だと思いました。
こんな山男もいるのかと驚きです、其れも湯叉コ−スです。
下山は新穂高でバス利用とのこと、夜中到着だったらと思うと
ぞっとしました。終わりまで雪中激闘は生きて帰るの信念
経験から生まれた準備周到さも感知されました。星条旗が
物語っていますね。完全生還おめでとうございます。
無事に帰れて本当に良かったです。
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