大峠・暗沢山（ハードな遊歩道と歴史を感じる里山ハイク！岩科より時計周回）

2019年01月22日(火) [日帰り]

• GPS: 04:34
• 距離: 8.4km
• 登り: 592m
• 下り: 592m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:13
• 休憩: 1:12
• 合計: 4:25

距離 8.4km 登り 594m 下り 592m

12:31 重文岩科学校
12:39 上野堂
13:04 13:06 指川峠
13:21 峰分岐
14:05 14:10 大峠
14:15 15:15 暗沢山
15:20 大峠
15:23 15:25 長者ヶ原
15:34 15:36 富士見平
15:41 小峠
16:28 16:29 三差路
16:56 重文岩科学校

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

※今回はバイパス利用です。
西湘バイパスを早川ICまで。
その後、国道135号を伊東市内まで進み、下多賀から県道80号へ（生活道路なので非常に道が狭いです、注意）。
県道80号は山伏峠を越えた後もひたすら進み続けます。人里まで降りると修善寺駅に出ます。
狩野川を渡り国道136号へ出たら、またまたひたすら進みます。出口交差点は土肥方向（国道136号のまま）へ。
土肥から西伊豆町、更に松崎町へと進み道部交差点を直進して県道121号へ。
約2.3kmで岩科学校となります。

■駐車場
岩科学校駐車場 約20台 無料
※今回、平日につき閑散としていたこともあり隅の方へ駐車しましたが、週末は観光客が多くなるため駐車困難な可能性があります。

コース状況／危険箇所等

■道の状況（危険箇所など）
[岩科〜指川峠〜峰分岐〜大峠]
一般ルート扱いですが、整備状況はイマイチです。
集落を抜け、指川峠まではコンクリートの舗装道路、指川峠〜峰分岐までは土の登山道となり、峰分岐からは再びコンクリートの道です。
登山道上、舗装路も非放送路もに枝や石が多数散乱しているため、非常に歩きづらいです。
峰分岐から先は舗装路の上に土が乗った状態なのですが、だんだん境目が分からなくなりいつの間にか土の道になっている…というような感じでした。
また、一部、沢水が流入していてぬかるみになっています。転倒等に注意。
大峠手前の杉の植林地帯が、若干道が分かりづらいです。基本的に直進で大丈夫ですが、心配な場合はGPSで現在位置の確認をしたほうが良いかもしれません。

[大峠〜暗沢山]
本来は、少しだけ南側へ歩いて車道へ出た後、斜面をトラバースするように登る感じのようですが、南側へ歩く部分はショートカットしてしまいました。
ショートカット道は200mほどですが、バリルートです。急に見通しが利かなくなるので、距離が短いとはいえ現在位置を見失わないよう注意してください。（元の道に戻れない可能性はゼロではないです）
車道については迷う心配ないです。
山頂にNTTの電波塔が立っています。施設手前に左手に折れる道があるのでそこを進むと山頂標識および三角点があります。
山頂の裏手に、堂ヶ島や富士山、天城山の展望あります。

[大峠〜長者ヶ原〜富士見平〜小峠]
キレイに整備された道です。危険箇所はありません。

[小峠〜三差路]
破線ルート区間です…が、指川峠のルートより歩きやすい印象でした。
基本的に一本道で、道が消えかけているようなことも無いので迷う心配は無いと思います。
三差路に出る直前で2箇所ほど崩落しかけている箇所あり。（ロープが着いていました）
そこそこ傾斜がある上に滑りやすいので滑落に注意。

[三差路〜岩科]
車道歩きです。車の往来に注意。
山口バス停まで出て広い道を歩くルートと、途中で集落に入っていくルートと選べます。
集落に入った方が里山らしさがあって良いかな、と思いますがお好みでどーぞ、といった感じです。

その他周辺情報

■温泉
大沢温泉 大沢荘・山の家 9:00〜21:00（5〜8月は8:00〜21:00、年中無休） 500円
http://www.onsen-navi.net/yamanoie/
個人的に、松崎町の温泉の中では一番オススメです。
ドライヤー、アメニティの類は無いため持参をお願いします。

■食事
沼津 魚河岸丸天 魚河岸店
http://www.uogashi-maruten.co.jp/uogashi/
沼津港エリアでは有名店。週末は並びます。
そして、週末は従業員のおばｃｈ…失礼、お姉様方の怒号…じゃなくて威勢のいい雰囲気もセットでお楽しみください（Disってませんよｗ）

写真

1/22 12:32

横浜〜藤沢辺りの通勤渋滞が思った以上に酷く、予定よりも1時間半くらい遅くなってしまったのですが…。
今日はショートコース。まぁ、メシ食っても4時間くらいで戻れるので大丈夫でしょう。

1/22 12:35

あの稜線の奥まで行きます。

1/22 12:38

暫くは舗装路歩きみたいなので、時間ないから行けるところまで車で突っ込んでしまおうかな…と思ったんですけどね。
すぐに進退窮まって、泣きそうになりながら引き返して麓から歩くという。
余計に時間がなくなるという残念な展開でしたorz

1/22 12:40

スイセン

1/22 12:42

みかん

1/22 12:44

車が走っていた形跡はあるのですが…ムリは禁物ですね。

1/22 12:55

静岡の山は富士山しか登ったことがない（しかも、その富士山も「山梨県」とカウントしていたしw）らしいのですが…次がこんな廃道みたいな山でホントごめんなさい（苦笑）

1/22 13:03

そこそこ傾斜のある道をひたすら登ります。

1/22 13:05

指川峠に到着。
いい感じに荒れている登山道からは想像も付かないくらいにキレイな道標。このギャップにちょっとした違和感。

1/22 13:08

今日のアニマルトレースは…イノシシ。
蹄の形、くっきり。

1/22 13:10

伊豆の植生が珍しいそうですw

1/22 13:18

平坦になった！

1/22 13:21

峰分岐に出ました。
そして、思いっきり舗装路になる（苦笑）

1/22 13:23

ツワブキのポワポワ。

1/22 13:29

展望地発見！
堂ヶ島や駿河湾がキレイだなぁ…と見ていたのですが。
なんと、、、南アもバッチリ。聖・赤石・悪沢から白峰三山まで、良い眺めでした。

1/22 13:35

こんな状態ですけど一般ルートです、ええw

1/22 13:39

石仏があったりもして、古い道なんだろうなぁ…というのを感じます。

1/22 13:45

足元が苔むしていたり。

1/22 13:48

ひっそりと椿が咲いていたり。

1/22 13:56

杉の植林なのに、妙に森がキレイだったりw

針葉樹林帯を出て、空が明るくなった！

大峠に到着！
峠なのに何故か静岡百。（実は幾つかあるんです…峠が指定されている場所）
お地蔵様が設置されていたりして、ちょっと歴史を感じる良い雰囲気でした。

1/22 14:10

ここでGPSを確認ところ、どうも西向きに進むっぽい感じだったため、突っ込みました。

1/22 14:13

またここで、まさかの車道！
しかも、今度は電波塔つき＾＾；
（まぁ、南側からアプローチするとオール車道で登れるのは調査済だったのですが、それでは面白くないので今回のルートを取りました）

電波塔の手前で、左に道が続いているのでそこを直進。
そうすると…暗沢山の山頂に出ます。

お互いに写真を撮り合います。

1/22 14:20

ちょうどいい感じにベンチがあり、電波塔が風を遮ってくれていたのもあり…ここでランチタイム。
しかし、ベンチの彫刻…味がありすぎてw

1/22 14:36

今日のランチはグリーンカレーラーメン。
レタスサラダと卵をトッピング。

1/22 14:36

ritchyくんはスープを作成、おむすびとともに頂いておりました。

1/22 14:51

本日のスイーツ。
『和の名古屋ふらんす』という「和なの？名古屋なの？？おフランスなの？？？」という最早ジャンル不明の如何にも名古屋っぽいお菓子（求肥入りブッセ）。
そして、先日の静岡帰りに沼津SAで買ったゴルゴンゾーラクリーム入りラングドシャ。

1/22 15:06

15時を回り、夕方の雰囲気になってきました。
1時間もあれば集落に戻れますが、日が暮れる前に下りましょうかね。

1/22 15:12

ちなみに、暗沢山からの展望はこんな感じです。
ホントは富士山がキレイに見えるはずだったんですけどね…残念。
でもまぁ、高いところから堂ヶ島を見下ろすというのがなかなか斬新で面白かったです。

1/22 15:17

帰る前に長者ヶ原の偵察。

1/22 15:20

再びショートカットで大峠に戻ります。

1/22 15:24

大峠から100mで長者ヶ原。
わ、ここ…雰囲気良いぞ♪

せっかくなので記念撮影（笑）

1/22 15:26

のんびりしている場合ではないのですが、ついついのんびり。

1/22 15:27

いやー、想定外に良かったです（笑）

1/22 15:30

元々小峠から破線ルートで下る予定でしたが、少し時間がおしてきたので、来た道を戻るか、このまま進むか…悩んでまして。
でも破線ルートの方がコースタイムが短く設定されていたので、予定通り周回を取ります！

1/22 15:30

ナンテン

1/22 15:34

富士見平。標識はなく通過点な感じです。
ちなみに、雲見からのルートがどうも一番メジャーなようで。
この区間はしっかり整備されていました。

1/22 15:37

階段もしっかりしています。

1/22 15:40

あっという間小峠に到着。
破線ルートで下るということで、少しだけ気を引き締めます。

1/22 15:40

ここにもお地蔵様。
こういうのが設置されている道って、雰囲気よくて何気に好きです（笑）

1/22 15:41

ん？？破線ルートという割に、往路で使った道より全然キレイだし分かりやすい気がするんですけど…。

1/22 15:50

木の間から天城山がチラリ。

1/22 15:51

……。
やっぱりこうなるのかw
前言撤回（苦笑）

1/22 16:16

古い石垣とその上に生える杉。
昔の治山工事なのか、わさび田の跡地に植林したのか…謎です。

1/22 16:17

急な上に滑るところにはこんな感じでロープが。
でも、杭はグラついていますので、過信しない方が良いです。

1/22 16:28

車道に出た！

1/22 16:29

いやいや…これ、ハイキングコースと言っちゃダメなやつ＾＾；
バリルート一歩手前な勢いなんですけど。。。

1/22 16:30

ここが三差路。
雲見方面の道を背にして、右手が降りてきた登山口、左手がこれから進む岩科方面。

1/22 16:31

ああ、車道じゃなくこっちを行きたい…。
（ヒトサマの家の敷地内です、勝手に立ち入らないようお願いします）

1/22 16:32

一瞬、堰堤に見えた滝。
2重になっているのは凄いですねぇ。

1/22 16:32

カラスウリ

1/22 16:36

鶏がいっぱい。

1/22 16:38

みかんが流れる川！？（木から落ちたらしい）

1/22 16:39

参拝が大変そう…。

1/22 16:42

山口集落まで戻ると、なまこ壁や馬小屋やらがそのまま残っている風景が広がっています。

1/22 16:43

これはなかなか圧巻！

1/22 16:47

いやー、下山してからいいもの見た気分です＾＾

1/22 16:48

昔から時間が止まっているかのような風景。

1/22 16:48

ボケの花

1/22 16:49

レモンが実っていました。

1/22 16:49

ローズマリーもいっぱい花を咲かせています。
葉っぱはいい香りでした。

1/22 16:53

夕刻の田園風景。
ritchyくん、「稲わらをそのまま置いておくのが雪国の人間から見るとビックリ」と申しておりました。
静岡の人間からすると放置プレイなのを見ても何ら不思議に思わないのですが、視点の違いが面白いです。

1/22 17:01

スタート地点に戻ってきました。
せっかくなので、重文の建物も見学。
17時で営業終了なので、中には入れませんでした。

1/22 17:12

あの鉄塔のところまで行ってました。

1/22 17:29

温泉はここ。
松崎まで来たので山の家かなー、という独断。

1/22 17:33

仕切りの辺りで足元湧出しているのですが、今日は威力弱め。
激しい時は間欠泉のごとくゴボゴボ言います（笑）

1/22 18:36

自販機、ありますw

1/22 20:12

夕飯は沼津へ移動しまして。
港のお店、適当に入ろうと思ったのですが20時を回るともう結構な勢いで閉まっていて、結局「丸天」で落ち着く。

1/22 20:24

しらす（生・釜揚げ）と桜海老の駿河丼にしました。
あら汁つきなのが嬉しい♪

1/22 20:26

こちら、シェアして食べたアジフライ。
5尾+山盛りキャベツで980円。破格です。

ritchyくんは刺身盛りを定食に。
普通サイズでコレw
上盛りにしたら、多分1人じゃ食べ切れない(・・;)

1/22 20:56

ガッツリ食べきってご満悦の方（笑）
お疲れ様でしたー！

撮影機器：

iPhone SE Apple

感想

ジョー🐪

健診前日にお休みとなったのですが、せっかく休みなら健康的に歩くか…と、最初は別の場所で調査をし始めていたのですが。
ritchyくんから連絡が来て、明日どこか歩こう…とw
（ちなみに、21日午後の話です）

相変わらず突発的に出掛ける展開だなぁ…って感じですが、まぁ、いつものことなので問題なしw
きっと太平洋側の山はそんなに歩いたこと無いだろうから、せっかくなので静岡に連行するか…ってことで、伊豆へ連れ出しました。

まぁ、直前に決めた上に3〜4時間くらいで終わる内容で設定したので、どちらかというと「温泉と魚を堪能する」というアフターがメイン（笑）
とはいえ、松崎の里の風景や思いのほか良かった展望、そして草原…なかなか良い感じでした。
思った以上に道が荒れていて、一般ルートも『ほぼバリルート』な勢いだったのですが、ソロだと心折れそうな道程も喋りながらだとオリエンテーリングみたいで、楽しく歩けるものですねぇ。

静岡百山のピークハントに付き合ってもらう感じで連れ出したのですが、思った以上に良い内容の山行になりました。
大雪の高尾山以来、1年振りのコラボでしたがお疲れ様でした！