秋田駒ヶ岳 (八合目小屋まで)
- GPS
- 04:15
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 636m
- 下り
- 636m
コースタイム
旧 田沢湖高原スキー場内
11:10 県道127号(夏季登山バス運行)出会い(カーブ29地点)標高1020m
県道127号
12:50 八合目小屋着(標高1300m)
13:40 八合目小屋発
13:55 旧田沢湖高原スキー場上部(=県道127号出会い)
14:10 アルパこまくさ着
天候 | 標高 天 候 風 670〜1050m 曇り 無風〜微風 1050〜1100m 小雪 微風 1100〜1200m 雪 〜10m/s 1200〜1300m 小雪〜雪 〜15m/s |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
通常、車で1時間半程度 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【アルパこまくさ〜県道(夏季車道)出会い】 旧田沢湖高原スキー場(2007年閉鎖)のゲレンデ内を登りますが、冬期間に行われている「秋田駒ヶ岳ウィンターパノラマ(キャット)ツアー」の雪上車によって圧雪(アルパこまくさ〜八合目小屋)されていますので、山スキーやスノーシュー利用であれば、大雪後の平日でない限りラッセル不要です。 最大斜度20度以下なので、シールを装着したスキーであれば直登できます。 【県道127号(=県道出会い〜八合目小屋)】 旧スキー場内と同様に雪上車によって圧雪されています。ただし、八合目小屋に近づくにつれてスノーモービルの痕跡や吹き溜まった雪が氷結している箇所や、雪上車が通った後でも降雪していることがあります。 また、県道の幅は雪上車の幅ギリギリなので、登下山途中で雪上車に出くわしたときは早めに避ける必要があります。道の両側は危険なところはあまりないので、避難場所をあわてて探すほどでもありません。 県道は標高1000〜1300mの部分を使うことになります。1100m付近まではブナ林帯で風もさほど強くないですが、その上1200m位までは潅木帯、それ以降は森林限界を超えるので、カーブ8付近(標高1250m位)から北側の笹森山の山腹や、八合目小屋が確認できない場合などは退却する決断が必要かもしれません。 斜度は、車にとっては急であっても、登山者にとってはごくごく緩い斜度が続きます。(スキービンディングのクライムサポートは殆ど不要でした。) 【下山】 全体的には斜度が緩く(平均12%程度)、ゲレンデとしては初心〜初級者向きレベルの斜度なので、雪上車に圧雪されていなければスキーが止まってしまいます。特に、県道は漕がなければならないところが結構ありました。 旧スキー場に入るとゲレンデ幅も広がり、パウダーも可能ですが、如何せん、傾斜不足で楽めるほどではありません。圧雪された部分であれば、緩やかな林間コースを長閑に滑り降りるということになり、背後の駒ヶ岳の雄姿、終点近くになれば田沢湖を展望できます。 【なだれの危険性】 旧スキー場内、県道・八合目小屋間とも、ほぼありません。 「秋田駒ヶ岳ウィンターパノラマ(キャット)ツアー : http://www.tazawako-ski.com/data/panorama.pdf 下山後の温泉はアルパこまくさ(http://www.heart-herb.co.jp/arupa/index.html)をはじめ、田沢湖高原温泉郷(アルパぱこまくさのすぐ下)、水沢温泉郷(たざわ湖スキー場すぐそば)そして乳頭温泉郷(車で20分くらい)と選び放題。 詳細は、たざわ湖スキー場( http://www.tazawako-ski.com/stay/index.html)の「宿泊情報」欄のとおり。 |
写真
感想
昨年末、冬の運動不足解消の目的で山スキー一式に設備投資。
スキー :K2 BACKUP(2010〜2011) 160cm
ビンディング :MARKER TOUR F10
靴 :GARMONT SUMMIT
シール :GECKO FREERIDE(テールフックはオリジナルに変えて、ブラックダイヤモンドのものを使用)
正月以降は、近場のスキー場をリフト終点までハイクアップしてたりしながら秋田駒や森吉山の天候をうかがってましたが、休日と天候がマッチする日はなく、2か月近く経った2月の最終日曜日、秋田駒の八合目までの初の山スキー山行を挙行しました。
登山口であるアルパこまくさから八合目避難小屋までは、パノラマツアーの雪上車が圧雪していたので、バックカントリースキーとはとてもいえないものの、周囲に人影を殆ど確認できないという状況は、スキー場とはさすがに全く異なります。特に夏の車道とはいえ、森林限界を越えるとカーブミラーがあるからこそ迷いはしませんが、ホワイトアウト状態になると油断できないと思いました。
当日は、アルパこまくさにも20人近くの人々がたむろしており、パノラマツアーで八合目まで登る人が数名いました。途中スノーモービル組が5〜6人のほか、山スキー組が4〜5人でした。
幸い風も弱かったので、ハイクアップ中は八合目小屋周辺でもそれほど寒いとは感じませんでしたが、帰りの滑降開始直後は多少吹雪かれたこともあって顔が痛いような寒さでした。
下山はスキー滑走とはいえ、全体的になだらか過ぎるので滑りそのものを楽しむには至りませんでしたが、途中写真を撮りながらゆっくり降りてきても30分しかかからず、その速さ(歩行下山と比べた場合)を実感した次第です。
山スキーを買ってから調べてみたところ、スキーは春山スキー(スキー登行と滑走下山用、パウダーよりはパウダー以外向き)、靴は滑りよりもやや歩行向き、ビンディングはツアー用ながらもゲレンデ用に近いということで、バラバラな組み合わせとなってしまいましたが、それほどハードなバックカントリーをするつもりもないので、納得しているところです。
なお、ビンディングはデイアミール社のものが、その操作性の良さで主流といえるかと思いますが、私は、普段のゲレンデスキーも心配しないように、剛性が強いといわれているマーカーのツアー用を選択しました。歩行モードからスキーモードに変えるのに、一度スキーを脱ぐ必要があるほかセットアップも面倒なので、過酷な状況下での山スキーには不向きですが、ビンディング以上に私自身が不向きなので問題ないと思っています。
また、シールは、取扱いが楽との店員さんの薦めで決めたものですが、とても楽です。スキーへの装着、取外し、収容ともすべて簡単です。それでいてスキーへの接着状況やシールとしての効果は良好です。
以上、一貫したコンセプトのない山スキーセットですが、樹氷見物がてらの森吉山や5月の連休以降、好天下での鳥海山には最も適しているかもしれないと、移動手段であるEX-TRAIL共々、密かに自己満足している次第です。
コメント
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山スキー購入とか田沢湖高原の温泉とか。
秋田駒は、今年こそ思いつつ行きのがしています。
inchwormさん秋の鳥海山のページも拝見しました。
祓川ヒュッテからの朝日も鳥海山の景色も最高ですので、ぜひ泊まって下さい。
コメントありがとうございます。昨日午後、UPしてから100人以上の方からアクセスいただき驚いています。
山梨県ご出身とのこと、私の方こそうらやましいです。(昨年11月、甲斐駒、仙丈に登りました。)
秋田駒は八合目から登るのが主流となって花の時期は大混雑ですが、今の時期は八合目まで登るのが主流で、スキー場とも少し離れ、静かな冬山歩きを楽しむことができました。
ご転勤が近いようですが、東北の山々を楽しんでいただきたいと思います。
民宿がありましたので、遠征を考えています。
山梨は山はありますが、温泉と雪山は圧倒的に秋田の方が秀逸です。
甲斐駒・仙丈は南アルプススーパー林道がなかった頃、駒ヶ岳神社から登りました。
標高差が2千メートル位あったような・・・あやふやな記憶です。
それにしても東北は最高です。
職さえあれば、遊佐あたりに住みたいと思っています。
再度のリスポンスありがとうございます。
確かに温泉に関しては、秀逸かどうかは別にして、数も多く立ち寄り湯料金も300〜500円と安いです。そのため、わたしも山行の帰りには殆ど温泉に寄ってきます。
ところで、「遊佐あたり」ということは、鳥海山、月山と釣り狙いということでしょうか? 遊佐など庄内地方は風光明媚で食べ物が美味しいところだと思います。
初めまして・・・・かな?
先日、八合目小屋でいろいろと質問したのは私です。
初対面なのにいきなり話しかけてしまい申し訳ありませんでした。
おかげ様で来期のシール購入の参考になりました。
またどこかのお山でお会いいたしましょう。
そうだったんですか!!
以前、sirotenguさんの記録でお名前を目にしたような気もします。ところで、シールの件ですが、geckoの場合、取扱いがとても楽で効きも良いのですが、下りでもよく効いているともいえる状況です。私はシールが初めてなのでよくわかりませんが。 耐久性については未知数のようですが、シールは所詮消耗品と割り切るしかないと思っています。 またどこかの山でお会いしたいですね。
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