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Yamareco

記録ID: 171815
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

阿弥陀岳(敗退)

2012年02月26日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:10
距離
15.5km
登り
1,337m
下り
1,335m

コースタイム

5:50美濃戸口-6:50美濃戸-8:50行者小屋-11:10阿弥陀北稜JP-12:50赤岳鉱泉-15:30美濃戸口
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2012年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
美濃戸口からは一応スノーチェーンをして上がろうと試みたものの、やはり2駆では無理。橋のたもとに駐車することに。4駆+チェーンでなければ登れないようだ。
美濃戸まで1時間
2012年02月27日 23:18撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
2/27 23:18
美濃戸まで1時間
阿弥陀が見えてきた。
2012年02月27日 23:19撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
2/27 23:19
阿弥陀が見えてきた。
空はドン曇り。
2012年02月27日 23:19撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
2/27 23:19
空はドン曇り。
川は凍りついていた
2012年02月27日 23:20撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
2/27 23:20
川は凍りついていた
曇っているが頂上は見える
2012年02月27日 23:20撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
2/27 23:20
曇っているが頂上は見える
阿弥陀にのぼるぞー
2012年02月27日 23:21撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
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2/27 23:21
阿弥陀にのぼるぞー
行者小屋手前でテントひと張り
2012年02月27日 23:22撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 23:22
行者小屋手前でテントひと張り
行者小屋まで3時間。小屋は雪に半ば埋もれていた。
2012年02月27日 23:23撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 23:23
行者小屋まで3時間。小屋は雪に半ば埋もれていた。
横岳方面も朝方は稜線まで見渡せた。
2012年02月27日 23:22撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/27 23:22
横岳方面も朝方は稜線まで見渡せた。
中岳の尾根のラッセルはここで途切れていた。
2012年02月27日 23:22撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
2/27 23:22
中岳の尾根のラッセルはここで途切れていた。
悔し紛れに立ち入り禁止マーク(余計なお世話?)
2012年02月27日 23:18撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
2/27 23:18
悔し紛れに立ち入り禁止マーク(余計なお世話?)
気を取り直して右のコースを進むと今度は北稜コースまっしぐらだった。
2012年02月27日 23:23撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 23:23
気を取り直して右のコースを進むと今度は北稜コースまっしぐらだった。
だんだんガスって来て見通しが悪くなってきた。
2012年02月26日 11:25撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/26 11:25
だんだんガスって来て見通しが悪くなってきた。
標高2600m通称ジャンクションピーク(JP)に到達をもって引き返すことにした。
2012年02月27日 23:25撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 23:25
標高2600m通称ジャンクションピーク(JP)に到達をもって引き返すことにした。
赤岳鉱泉はアイスキャンディーフェスでにぎわっていた。
2012年02月27日 23:26撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 23:26
赤岳鉱泉はアイスキャンディーフェスでにぎわっていた。
2駆では登れなかった美濃戸への林道
2012年02月27日 23:18撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
2/27 23:18
2駆では登れなかった美濃戸への林道

感想

あわよくば日帰りで赤岳と阿弥陀岳に登るつもりでいたが、厳冬期の南八ヶ岳は甘くはなかった。
風邪気味を押して来たせいか、行者小屋までの3時間の道のりで既にばて気味であったので、私にとってまだ未踏峰だった阿弥陀岳登頂を目標とした。がしかし、ルート取りを失敗した。
結論からいえば、文三郎道を詰めて稜線に出、阿弥陀に登頂できたらまた同様に文三郎道伝って下りてくるしか成功する方法はなかったのではないだろうか。
 安易に「阿弥陀岳方面」の標識に従って右折し、この前の「山と渓谷」の記事にあった中岳沢をつめていければいいかなと漫然と考えていた。またすぐに分岐が現れ、右はおそらく北稜方面、左は中岳沢か?と考え、左に進んだ。ところが、トレースは左の急斜面をぐいぐいのぼりつめ、なんだ中岳の尾根に出るのかと思いきや、2500mは越えたと思える地点でぷっつんと消えているではないか。張り詰めていた気持ちもぷっつんしてしまった。尾根までもう一息だから、胸まであるラッセルをして登りきってみようかと進んでみたものの、ほんの数メートル進むのに時間と体力ばかり消耗してしまい、これではいかんと思い、引き返して今度は右のトレースを進むことにした。
 右のトレースはやはり北稜ルートで、谷ではなく尾根を伝い、阿弥陀にまっすぐに向かって延びていた。夏道であれば中岳のコルへのトラバース道があるはずの地点(約2600m)まで登って来たものの、案の上、トラバース道のトレースはなく、ここは北稜バリエーションルート、私のような雪山初心者の単独行者が登れる限界と察し引き返すことにした。
 後から調べると中岳沢は雪崩の巣のようなところなので、中岳沢にトレースがないこと自体は当然のことなのかもしれない。(じゃああの記事はなんだったんだ?)
 ところで今回も2週間前の天狗岳の時と同様、いくらバラクラバやフードをしっかりしても耳が冷えて凍傷になりそうで仕方なかった。そしてあることに気がついた。チタン製のメガネのツルを介して熱伝導で耳が冷やされているのでないかと。ちなみにメガネを取ってみたら、耳の痛寒さは収まった。今後は耳の防寒のために度付きゴーグルなどを準備してきたほうがよさそうだ。

狙った山に到達できなかったのは長い山歴で初めての経験であった。
まあ、冬山はこのくらい慎重なくらいで丁度いいのではないか。
阿弥陀初登頂はいつか天気の良い日に登る楽しみとして取っておくことにした。

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コメント

中岳沢
こんばんは、yamaheroと申します。

中岳沢を登ったんですね。

記録を見てて、1983年? 3月下旬に中岳沢で起こった大量遭難を思い出しました。
神戸の山岳会で10人ぐらいの方が亡くなったと記憶しています。
八ヶ岳では前代未聞の大量遭難でした。
私の所属していた山岳会も春合宿で同時期に入山していたので大騒ぎになったのを覚えています。

あれ以来、中岳沢は危険ルートになってしまいましたが、もう遠い昔のことなので今現役で冬山やっている方でも、リアルタイムで知っている方は少ないのではないかと思います。

とにもかくにもご無事でなによりです。
2012/3/2 22:31
yamahero様
はじめまして
中岳沢沿いのルートでは結局登っていないんです。
トレースがついていたら登っていたかもしれませんが、
幸か不幸か無かったので、別のルートで登りました。
今後はトレースがあったとしても登らないつもりです。
2012/3/4 10:20
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