【蛇谷ヶ峰】公共交通機関利用の雪山
- GPS
- 03:30
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 950m
- 下り
- 950m
コースタイム
- 山行
- 2:04
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 3:24
10:31 釜の谷
11:08 釜の谷分岐
11:21 670m点ベンチ
11:33 カツラの谷分岐
11:47 866m分岐
12:09 蛇谷ヶ峰
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
朽木学校前から朽木温泉への無料送迎バス有り(要予約) 安曇川駅観光案内所で販売されている、安曇川駅〜朽木学校前往復バス乗車券に入浴券が付いたセット乗車券 (1,440円)がお得 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は無いが、荒天時及びトレースが無い時は道迷い注意 |
その他周辺情報 | 朽木温泉天空 |
写真
感想
この日は快晴になりそうだったので、前日に急遽山行きを思い付く。
がしかし急な思い付きの為単独。以下の条件で行き先を考える。
仝共交通機関を利用したい。
∪禹海いい。
C影箸覆里如危険な所は避けたい。ピッケルが要らない程度の所が安心。
い△泙蠶垢さ離は気が滅入る。
平からの蓬莱山は快晴の時に行った事があるし、武奈ヶ岳も然り。時間もかかりすぎる。
色々思案した結果、朽木温泉から往復で蛇谷ヶ峰なら、ぶらりと出掛けるのにちょうどいいのでは?と思い付く。ここは過去に同じ時期に行った事があるが、最初から最後までずっと雪で展望はゼロ。おまけにトレースが無く、スノーシューも訳あって使えず、つぼ足で埋もれながら登って大変な思いをしたという記憶しかない。快晴の山頂からの景色を見てみたい。
この時期なので、トレースが無ければまたラッセル地獄になるかもしれないが、スノーシューを履けばいくらなんでも登りは4時間もあれば着くだろう。朽木温泉の送迎バスの時間の都合上、登山口スタートが10時になるが、ラッセル地獄でも明るいうちには下山できるはず。
ノートレースで間違って変な谷を降りてしまった事態に備えて、一応ピッケルと12本爪アイゼンも持って行く。靴はもちろん保温材入りの冬靴。単独雪山への備えは万全。平日だから人がいないだろうなぁーと、気を引き締めて家を出た。
JR安曇川駅から路線バスで朽木学校前へ。
朽木学校前から登山口のある「朽木温泉」へは、朽木温泉天空の送迎バスを利用。
送迎バスは9時30分が始発なので、朽木学校前9時50分着の路線バスが最も早い時間になる。
登山口着は10時頃。せめてあと1時間は早くスタートしたいが、致し方ない。
当日の朝に朽木温泉へ送迎バスの予約を入れる。路線バスの到着時刻に合わせて、朽木学校前バス停で待っていてくれた。利用者は私一人。送迎バスの運転手さんに、一人ですか?とやや驚かれる。「やはり、平日はあまり人が入ってないんだろうか」と、内心ちと不安になる。親切な運転手さんとお話をしながら、朽木温泉に到着。
登山口へ続く舗装路に着くと、雪の上に真新しい靴跡がある。誰か入ってるのかと心なしかホッとする。
結果、登山口から山頂までトレースばっちりで、おまけにこの日は雪がよく締まっていて、釜の谷分岐(552地点)まではアイゼンもスノーシューも不要。以前来たときのようなラッセル地獄を覚悟していたので、やや拍子抜け。
フカフカの新雪ラッセルを堪能するつもりだったが、いかに速く登れるかにチャレンジする事に目的変更。
釜の谷分岐(552)地点でさっさとスノーシューを装着し、爪を効かせてどんどん登る。ここから、山頂までノンストップ。50分で到着。
山頂からの景色は360度パノラマの大絶景で、遠く白山まで見えた。前回同じ時期に登った時は、ガスと吹雪でお隣の武奈ヶ岳すら見えず、強風に追い立てられるようにすぐに下山した。が、今回は風も無く穏やかな山頂。あまりの気持ち良さに、山頂で30分も過ごしてしまった。やはり、冬の景色は空気が澄み切っていて清々しい。
平日なので貸し切りかと思いきや、登りの尾根で先行者を数人抜き、スキー場方面からも登ってこられた。蛇谷ヶ峰の人気に驚きつつ、下りはフカフカのノートレースの場所を狙ってスノーシューで駆け降りた。凍ってなくて岩も無く、快適な雪質だった。
釜の谷分岐でスノーシューを外し、アイゼンも無しで楽々下れた。
雪山は、雪の状態とトレースの有無とお天気で、難易度も必要な体力もこんなにも違うものなのかと、改めて感心した。今回は楽々スノーハイクという感じで気楽に楽しめた。
下山後に朽木温泉に入ったが、この温泉はロケーションも抜群で、サウナも水風呂もあるので最高。鯖寿司もおいしい。スタッフの方もみなさん親切。
一人でフラッと出掛けて、あまりしんどい思いもせずに山頂に立つ。快晴の絶景。帰りに温泉。こんな休日を過ごす為に働いているのだと思えるほど、贅沢な一日を過ごせた。
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