明神岩で東北東【西国第3番粉河寺、龍門山】
- GPS
- 06:17
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 779m
- 下り
- 768m
コースタイム
天候 | 晴れ 最高気温11℃ 最低気温1℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
粉河駅から登山口までは、みかん畑の農道(舗装路)。急な坂道。 田代ルートから中央ルートへの道は、快適な林道。 中央ルート、急登が続く。階段などもある。500mを超えたあたりから雪が薄く被っている。 中央ルートから山頂を経て田代ルートへ、快適。 田代ルートから登山口へは、緩やかだが長い下りが続く。地蔵尊くらいから、傾斜が急になる。 |
その他周辺情報 | 立ち寄り地 ・セブンイレブン紀の川粉河駅前店 トイレあり ・マクドナルド24号粉河店 ・力寿し 鮎寿司 ・観光特産センターこかわ きのくにシュトーレン ・粉河寺 御朱印、本堂内覧 |
写真
感想
西国巡礼の第3番、粉河寺の山行です。今回は企画段階で寺にゆかりのある山が分からなかったので、近くて関西100名山にも選ばれている龍門山に登頂してから粉河寺に向かうルートにしました。
龍門山には、明神岩という見晴らしのいいスポットがあります。ちょうど節分の時期で方角も合っているようだったので、恵方巻きを持参し願掛けすることにしました。
朝、予定通りに粉河駅に到着して、龍門山を目指します。龍門山は中腹に登山口があり、そこまではみかんの果樹園を通り過ぎながら舗装路の急登でした。ここが思いのほか間延びしました。せっかくならみかんもなっていればいいのですが、ほとんど出荷後のようでただ黙々と歩き続けます。
登りは中央ルートを進みましたが、こちらも急な登りが続くので、ペースを守って歩みを進めました。標高500mくらいから霜や雪がチラチラと見え始めますが、歩きに影響はありませんでした。
明神岩に着くと、一気に視界がひらけて気持ちの良い時間が過ごせます。紀の川と粉河の町が一望でき、ほんとに小さくですが粉河寺も見えます。日当たりもよく、ここまで寒々しい道だったので温まりました。
今年の恵方は東北東で、明神岩も調べ通り北東向き、最高の恵方巻きスポットです。コンパスで方角を合わせて、太巻きを黙って食べることにしました。しかし、コンパスを岩に置いてみると、くるっと変な方向を向くではありませんか。実はこのあと見つけた磁石岩で知ったのですが、龍門山の岩は磁石を近づけると著しい磁性を示すらしく、その特性のためにコンパスが狂ってしまったようです。自然の不思議に惑わされそうになりながらも、コンパスは手元において、正しい方角で願掛けさせてもらいました。
恵方巻きは、僕の小さい頃は習慣としてそれほど有名ではなかったと思います。聞いた話ではコンビニがキャンペーンをはって全国に知れ渡ったとか。
粉河寺までの途中に寄った、力寿しの女将さんによると、粉河は、キャンペーンよりももっと古くから恵方巻きの文化があったらしく、地元の寿司屋さんは恵方巻きの注文で店が開けれないくらいということです。ミーハー心の企画でしたが、意図せず地元の風習に倣った形になり、充実感が増しました。
明神岩からは、相変わらず雪が薄く被っていましたが、快適に歩けました。田代ルートから下り、粉河寺に向かいました。
粉河寺は、境内がとても広く、さまざまなお堂や神社も抱えています。巨大な大門、意匠の見事な中門をくぐり、本堂に向かいました。本堂の前にも水墨画の屏風のような庭園が配置され、心踊ります。
鐘は鳴らすのに気がひける感じだったので、本堂にお参りさせてもらい、読経しました。周りに人がいると少し恥ずかしいような気がして、小声で。
お参りを済ませたら、御朱印帳とおいずるに御朱印をいただき、境内を散策して帰路につきました。
山と寺との一体感はなかったですが、それぞれが印象的で、やったかいのある山行になりました。
次回は、第4番槇尾山施福寺で、東谷からの徒歩巡礼ルートを辿る予定です。難所のひとつということなので、励みたいと思います。
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