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Yamareco

記録ID: 1723313
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無雪期ピークハント/縦走
志賀・草津・四阿山・浅間

四阿山・根子岳

2012年09月17日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.0km
登り
967m
下り
959m
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車

感想

2012年9月17日は四阿山に登ります。
四阿山にはいくつか登山コースがありますが、今回はダボス牧場登山口からの中尾根コースを登ります。
ここのコースが一番交通の便も良く、メインルートのようですね。

コースは初め牧場の脇の遊歩道のような感じ。
天気が良ければ牛たちが草を食んでいる様子が見られたりするのかもしれません。
やがて鬱蒼とした樹林帯に入り、丸木橋で沢を渡ります。

徐々に高度を上げていきますが、木々が風を遮ってくれるおかげで登山口付近よりも穏やかなコンディション。
たちまち暑くなりレインウェアを脱ぎます。

ちょっとした露岩があり、そこが小四阿…なのでしょうか?
とくに何の標記も無いのでいまいち確信が持てません。

登山道は樹林帯、ちょっとした岩場、ガレ場、広場…など少しずつ姿を変えていきますが、いかんせんガスに阻まれ景色は変わりません。
たまにうっすらと日が射してきたりするので、晴れないだろうか?
高度が上がったら雲の上に出て、一面の雲海…とかはないだろうか?
と期待を抱かせるのですが、これがなかなか良いようにはなってくれません。

尾根上の小高い場所が中四阿と呼ばれる場所でしょうか。
晴れていれば景色が良さそうですが…。
根子岳からの縦走路との合流点するころにはいよいよガスが濃くなってきました。

合流点から先は傾斜も緩くなり、さくさく歩くことができます。
黙々と歩いていくと「あら、着いちゃった」という感じで山頂に到着。

晴れていれば絶好の北アルプス展望地だそうできっと昨日の浅間山からよりも近くに見えるのでしょうな。
想像するしか術がありませんが。
眺望は得られませんでしたが、とりあえず無事に四阿山登頂です。

残念な眺望の四阿山山頂から早々に撤退します。
風が強く長居できません。
しばし元来た道を戻り、根子岳への縦走路分岐点まで戻ります。

ここで少々考えます。
このまま下山するか、それとも根子岳へ縦走するか…。

どうやら天気の回復も期待出来ないようですし、ここはこのまま来た道をピストンして下山しようかとも思ったのですが「せっかく遠征してきたのだから…」という気持ちが働き結局は縦走コースへ向う事に決めたのでした。

ところが、この縦走コース、穏やかだった中尾根コースとはまったく様相を異にする道でした。
分岐点から縦走路に折れてすぐ、岩と木の根と泥の急下降が待っていました。
おまけに何の加減なのか、木についた水滴が雨霰の如く次々と降り注いできます。
頭から濡れ鼠になり、足元はドロドロ…。
正直、縦走コースを選んだ事を後悔しました。
そんな中、ツートンは文句一つ言うことなく黙々と歩いていきます。
強くなったな…。

泥まみれの急下降を終えると広々とした笹原に出ました。
いや、ガスで視界が利かないので「広々としているであろう」が正確な表現か(笑
このあたりが「大隙間」と呼ばれているポイントでしょうか。

ガイドブックには、この辺りから根子岳にかけてがこのコース一番のビューポイントとなっています。
ツートンと二人、本日何度目かわからない
「晴れていればねぇ…」
という会話をしていると、ふと風向きが変わったような気がしました。

ガスが晴れてきた!?
いやいや、これも一瞬の事ですぐにまたガスに覆われるに違いない。

そう思っていると目の前のガスが左右に分かれ青空が覗いてきました。
天が我々の落胆ぶりをみて気の毒に思ったのでしょうか。
少しだけガスをどかしてくれたようです。

四阿山方面は相変わらずガスですが、これから向う根子岳方面はガスが取れつつあるようです。
この機会を逃してなるものか、と岩場の縦走路を根子岳山頂へと急ぎます。

その後も青空とガスとは一進一退の攻防を続けそれでも、我々が根子岳山頂に着く頃には青空が優勢になっていました。

完全に雲が取れたわけではないのですが、なにせここまで真っ白の景色の中を歩いてきたので、このくらい晴れてもらっただけでも大満足というものです。

根子岳山頂でしばし休憩します。
晴れてさえくれれば日差しは強く、濡れた体や装備はたちまち乾いていきます。
寒いくらいに感じていた気温も心地よい暖かさに変わりました。

終りよければ…ではないですが、根子岳に縦走してきて良かった。
これがガスの中まっすぐ下山していたら
「また降りたら晴れるかよ!」
となって、四阿山に対する印象が悪くなってしまうところでした。
結局、四阿山は最後まで姿を現すことはなかったのですが、それでも四阿山は良かったなぁという思い出が残りそうです。

おっと、なんだかここで登山終了のような雰囲気になりましたが実際はまだ下山しなければならないのです。
下山するまでが登山! 気を引き締めねば。

根子岳からは菅平牧場コースを用いて下山します。
最終的には麓のダボス牧場口に着き、ぐるっと一周したことになります。

菅平牧場コースは終始穏やかなコースで、登ってくる人もバリバリの登山者という風体の人よりも親子連れや老夫婦などがのんびり歩いているといった感じ。
それに加えて、トレイルランニング姿の人も多いようです。
トレーニングにはもってこいなのかもしれませんね。

ある程度高度が下がってくると完全に「晴れ」となり気温もぐんぐん上がっていきます。
今度はダダ汗かいて濡れそうだ(^^;

ちょうど5時間で下山となりました。

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