猿ヶ馬場山(新ルート開拓「猿回し改」)


- GPS
- 09:00
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,529m
- 下り
- 1,529m
コースタイム
天候 | 雪のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
宮谷ゲートで通行止めとなるためこの前に車を駐車する。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
この日は凍った雪の上にうっすらパウダーが乗った状態で登り辛かった。 北西尾根の900m下部以外は危険個所なし。 900m下部は崖となっているためお勧めしない。 ロープがあれば懸垂下降するような斜面だった。 |
写真
感想
白山の遭難事故も一段落したところでYSHR先生と猿ヶ馬場山へ行くことにした。
先日1月23日に行った籾糠山〜猿ヶ馬場山を巡る「猿回しルート」をアレンジする形で猿ヶ馬場山のみを周回するルート、名付けて「猿回しルート改」を試すべく宮谷ゲートを3時半に出発。
なぜこの猿回しルートにこだわるかというと、猿ヶ馬場山山頂からの北西尾根の斜面が素晴らしすぎたからだ。
この素晴らしい斜面のパウダーを効率よく安全に楽しむことができるルートを探し求めようということでしつこくこの界隈に通い続けているのである。
今回は籾糠山はパスするので宮谷ゲートから林道をスキーで少し下って宮谷を挟んでひとつ西側の尾根に取付く。
先週の温暖な気候のせいで融けた雪が凍りその上にうっすらパウダーが乗っている状態で歩き辛い…早々にクトーを装着する羽目になった。
昨日ならガリガリでもっと状況は悪かっただろう。
宮谷林道に合流してからは一旦スムーズに歩けたものの、その後宮谷を渡ってからの谷歩きは凍ったデブリが多く難儀した。
その後1600mを超えてからは楽しい癒しの森歩きとなる。
センセーとキャンバスを探してはお絵かきしながら楽しく幻想的な森を歩いて行った。
ピークを踏んだら片足シールで頂上台地を移動し、斜度が出たところから北西尾根にドロップイン。
途中平坦地が一か所あるがそれ以外は相変わらず斜度、木の密度、広さなど文句なしの素晴らしい斜面だった。
その後核心部の痩せ尾根へ。
今回の核心部は最後の痩せ尾根だと最初から分かっていた。
まずは900mから沢床への着地と登り返し。狭い沢を巧みに降りながら再びクトーを着けてカリカリ斜面を登っていく。
これくらいの標高になるとやはり藪がうるさいので思うようにルートがとれないが何とか尾根に登り詰めた。
更に苦難は続く。
痩せ尾根をスキーで下り、700mを過ぎたところから崖が出始めて進退窮まる。
なんだか夏の沢登りを思い出しますね…ていうか沢でこういうシチュエーションに慣れておいてよかった。
スキーを担いで、いや、担いでも厳しいので板もザックもストックも先に落として空身でモンキーで下る、文字通り猿回しってやつですか…
いや、これはもはや山スキーではない(笑)
籾糠〜猿ヶ馬場山の時も崖のへつりやら堰堤の飛び降りやら結構ヤバかったが今回の方がヤバかった。
けどセンセーと登っていると何とかなるという気がしてくるので不思議だ。
最後は渡渉でドボンしながらも無事帰還。
今回もある程度想定内のアドベンチャーでした(笑)
ルート開拓は当たりくじを引くのが難しい…だがこうやって先人たちが切り開いたルートのうち「当たり」と言われるルートが残っていくのだと思う。
当たりが保証されたルートを歩くのも良いが、まだ見ぬ素晴らしいルートを開拓してみたいと思った。
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