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Yamareco

記録ID: 1727475
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

恒例の八ヶ岳赤岳登山

2019年02月09日(土) ~ 2019年02月10日(日)
 - 拍手
matusan その他3人
GPS
11:32
距離
19.6km
登り
1,614m
下り
1,616m

コースタイム

1日目
山行
3:57
休憩
0:05
合計
4:02
8:28
2
8:30
8:30
54
9:24
9:24
7
9:31
9:31
101
11:12
11:17
73
12:30
2日目
山行
5:33
休憩
1:57
合計
7:30
6:05
8
6:13
6:13
65
7:18
7:20
0
7:20
7:20
25
7:45
7:45
8
7:53
7:53
4
7:57
7:57
3
8:00
8:08
2
8:10
8:16
21
8:37
8:57
4
9:01
9:14
41
9:55
10:45
65
11:50
11:50
42
12:32
12:50
0
12:50
12:50
6
12:56
12:56
39
13:35
13:35
0
13:35
ゴール地点
天候 2/9 曇り後小雪
過去天気図(気象庁) 2019年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央高速小淵沢ICで高速をおり、美濃戸口登山口へ移動
コース状況/
危険箇所等
美濃戸口までの道路には雪は無い。美濃戸口からやまのこ村の道路は、凍結しているため、4WDで雪タイヤ+チェーンでないと厳しい。
美濃戸山荘から行者小屋までの南沢は、登山路が凍結しているため、チェーンスパイクもしくはアイゼンが必要。
行者小屋から赤岳への文三郎尾根は、鎖が頭を覗かせている程度の積雪で、階段部分は、階段が部分的に表れている。赤岳の岩稜帯は、雪が少なく岩が露出している。赤岳から地蔵の頭の尾根は、ガレ場と積雪部が交互に現れる状況で、雪が少ないという印象だ。
地蔵の頭から地蔵尾根は、雪が少なく階段部分が部分的に露出している。鎖が増設されており、通行しやすくなったが、階段部等でアイゼンを引っかけないように慎重に行動したい。
美濃戸口の駐車場で共同装備の荷物分けを行い、登山準備を行う。上段の駐車場は、8時時点で満杯だった。
2019年02月09日 08:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 8:20
美濃戸口の駐車場で共同装備の荷物分けを行い、登山準備を行う。上段の駐車場は、8時時点で満杯だった。
出発準備
2019年02月09日 08:23撮影 by  iPhone 6, Apple
2/9 8:23
出発準備
八ヶ岳山荘で登山届を提出
2019年02月09日 08:29撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 8:29
八ヶ岳山荘で登山届を提出
やまのこ村の駐車場も、ほぼ満杯状況だった。
2019年02月09日 09:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 9:26
やまのこ村の駐車場も、ほぼ満杯状況だった。
やまのこ村から美濃戸山荘までの登山路も、凍結していたため、ここでアイゼンを装着する。
2019年02月09日 09:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 9:33
やまのこ村から美濃戸山荘までの登山路も、凍結していたため、ここでアイゼンを装着する。
アイゼンをつけて行者小屋を目指して出発
2019年02月09日 09:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 9:49
アイゼンをつけて行者小屋を目指して出発
南沢ルートで行者小屋を目指す。
2019年02月09日 09:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 9:49
南沢ルートで行者小屋を目指す。
南沢ルートの登山路は、雪が解けた後凍結するサイクルを繰り返しているため、滑りやすくアイゼンが有効だった。ここは、川の水があふれてスケートリンク状になっていた。
2019年02月09日 11:21撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 11:21
南沢ルートの登山路は、雪が解けた後凍結するサイクルを繰り返しているため、滑りやすくアイゼンが有効だった。ここは、川の水があふれてスケートリンク状になっていた。
2回目の休憩をとった。
2019年02月09日 11:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 11:43
2回目の休憩をとった。
ここまでくると、晴れていれば赤岳から横岳が見えるが、この日は雪雲の中だった。
2019年02月09日 12:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 12:23
ここまでくると、晴れていれば赤岳から横岳が見えるが、この日は雪雲の中だった。
行者小屋に到着。
2019年02月09日 12:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 12:30
行者小屋に到着。
行者小屋のテント場では、粉雪が舞う中、テントの設営が行われていた。
2019年02月09日 12:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/9 12:30
行者小屋のテント場では、粉雪が舞う中、テントの設営が行われていた。
我々もテント設営箇所の聖地を行った後、作業開始!!気温は-10度C!!
2019年02月09日 12:45撮影 by  iPhone 6, Apple
2/9 12:45
我々もテント設営箇所の聖地を行った後、作業開始!!気温は-10度C!!
樹林帯を抜け、文三郎尾根の途中で地蔵尾根と横岳が見えてきた。
2019年02月10日 06:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 6:39
樹林帯を抜け、文三郎尾根の途中で地蔵尾根と横岳が見えてきた。
文三郎尾根の登山路は、鎖の頭が少し見えている程度の積雪で、前夜に降った新雪にアイゼンが良く効いた。
2019年02月10日 06:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 6:39
文三郎尾根の登山路は、鎖の頭が少し見えている程度の積雪で、前夜に降った新雪にアイゼンが良く効いた。
阿弥陀岳が見えている。
2019年02月10日 06:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 6:39
阿弥陀岳が見えている。
文三郎尾根では、次々と登山者が登って来ている。
2019年02月10日 06:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 6:39
文三郎尾根では、次々と登山者が登って来ている。
赤岳の主稜コースに挑戦するパーティも見える!!
2019年02月10日 06:44撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 6:44
赤岳の主稜コースに挑戦するパーティも見える!!
地蔵尾根と横岳
2019年02月10日 06:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 6:45
地蔵尾根と横岳
赤岳から阿弥陀岳に連なる稜線上に出ると、冨士パノラマスキー場の後方に中央アルプスが見える!!
2019年02月10日 07:18撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 7:18
赤岳から阿弥陀岳に連なる稜線上に出ると、冨士パノラマスキー場の後方に中央アルプスが見える!!
快晴の空に仙丈ケ岳&甲斐駒ヶ岳が映える!!
2019年02月10日 07:18撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 7:18
快晴の空に仙丈ケ岳&甲斐駒ヶ岳が映える!!
八ヶ岳権現岳の後方に北岳&間ノ岳が見える!!
2019年02月10日 07:18撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 7:18
八ヶ岳権現岳の後方に北岳&間ノ岳が見える!!
阿弥陀岳が朝日を受けて神々しく輝いている!!
2019年02月10日 07:18撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 7:18
阿弥陀岳が朝日を受けて神々しく輝いている!!
硫黄岳のガスが晴れ、荒々しい横岳となだらかな硫黄岳のコントラストが美しい!!
2019年02月10日 07:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 7:19
硫黄岳のガスが晴れ、荒々しい横岳となだらかな硫黄岳のコントラストが美しい!!
赤岳山頂直下からは権現岳が眼下に見える。後方に南アルプスの仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳等が見えている!!
2019年02月10日 07:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 7:33
赤岳山頂直下からは権現岳が眼下に見える。後方に南アルプスの仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳等が見えている!!
阿弥陀岳の後方には、北アルプスの槍ヶ岳&穂高岳が見えている!!
2019年02月10日 07:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 7:33
阿弥陀岳の後方には、北アルプスの槍ヶ岳&穂高岳が見えている!!
赤岳山頂直下の岩稜帯を登る!!
2019年02月10日 07:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 7:55
赤岳山頂直下の岩稜帯を登る!!
権現岳と南アルプスの眺望
2019年02月10日 07:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 7:55
権現岳と南アルプスの眺望
阿弥陀岳の後方に御嶽山、乗鞍岳、穂高岳が見える!!
2019年02月10日 07:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 7:55
阿弥陀岳の後方に御嶽山、乗鞍岳、穂高岳が見える!!
赤岳山頂直下の竜頭峰ピーク
2019年02月10日 07:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 7:55
赤岳山頂直下の竜頭峰ピーク
赤岳山頂で記念写真を撮ってもらった。山頂の気温は、氷点下20度!!
2019年02月10日 08:04撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
2/10 8:04
赤岳山頂で記念写真を撮ってもらった。山頂の気温は、氷点下20度!!
北八ヶ岳から蓼科山の山並み!!
2019年02月10日 08:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 8:08
北八ヶ岳から蓼科山の山並み!!
赤岳山頂から赤岳頂上山荘向けて出発!!
2019年02月10日 08:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/10 8:08
赤岳山頂から赤岳頂上山荘向けて出発!!
赤岳頂上山荘は、冬季休業中
2019年02月10日 08:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 8:11
赤岳頂上山荘は、冬季休業中
赤岳頂上山荘からの北アルプスの眺望!!
2019年02月10日 08:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 8:11
赤岳頂上山荘からの北アルプスの眺望!!
県界尾根分岐からの北アルプスの眺望
2019年02月10日 08:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 8:11
県界尾根分岐からの北アルプスの眺望
県界尾根分岐からの横岳、眼下に赤岳天望荘が見える!!
2019年02月10日 08:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 8:11
県界尾根分岐からの横岳、眼下に赤岳天望荘が見える!!
県界尾根分岐から北八ヶ岳の峰々を望む!!
2019年02月10日 08:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 8:11
県界尾根分岐から北八ヶ岳の峰々を望む!!
横岳と硫黄岳をズームアップ
2019年02月10日 08:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 8:24
横岳と硫黄岳をズームアップ
金峰山の五丈岩が見えた!!
2019年02月10日 08:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 8:24
金峰山の五丈岩が見えた!!
赤岳天望荘からの富士山
2019年02月10日 08:42撮影 by  iPhone 6, Apple
2/10 8:42
赤岳天望荘からの富士山
地蔵の頭から赤岳を振り返る!!
2019年02月10日 09:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 9:00
地蔵の頭から赤岳を振り返る!!
格好良い横岳!!
2019年02月10日 09:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 9:00
格好良い横岳!!
阿弥陀岳と中岳
2019年02月10日 09:01撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 9:01
阿弥陀岳と中岳
地蔵の頭で地蔵尾根の下山待ち!!
2019年02月10日 09:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 9:02
地蔵の頭で地蔵尾根の下山待ち!!
地蔵尾根は、次々と登山者が登ってくる。途中でのすれ違いが難しいため、下山待ち!!
2019年02月10日 09:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 9:02
地蔵尾根は、次々と登山者が登ってくる。途中でのすれ違いが難しいため、下山待ち!!
地蔵尾根の難所を通過し、やっとカメラを取り出せた!!
2019年02月10日 09:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 9:13
地蔵尾根の難所を通過し、やっとカメラを取り出せた!!
地蔵尾根のトラバース。まだまだ息が抜けない!!
2019年02月10日 09:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 9:13
地蔵尾根のトラバース。まだまだ息が抜けない!!
行者小屋に帰着!!
2019年02月10日 09:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 9:56
行者小屋に帰着!!
テント場に帰着!!
2019年02月10日 09:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 9:56
テント場に帰着!!
テント場には、テントの花が咲いている!!中央の緑色のテントが我々のテント!!この後、テントを撤収し10:45に下山の途についた!!
2019年02月10日 09:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 9:56
テント場には、テントの花が咲いている!!中央の緑色のテントが我々のテント!!この後、テントを撤収し10:45に下山の途についた!!
美濃戸山荘でアイゼンを外す!!
2019年02月10日 12:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 12:32
美濃戸山荘でアイゼンを外す!!
美濃戸山荘では、登ってきた登山者に赤岳の情報を伝え、美濃戸口目指して出発。
2019年02月10日 12:49撮影 by  iPhone 6, Apple
2/10 12:49
美濃戸山荘では、登ってきた登山者に赤岳の情報を伝え、美濃戸口目指して出発。
八ヶ岳山荘に帰着!!
2019年02月10日 13:35撮影 by  iPhone 6, Apple
1
2/10 13:35
八ヶ岳山荘に帰着!!

装備

個人装備
ホッカイロ 防寒着
共同装備
テント テントマット ポール 調理用食材 調味料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具

感想

山岳会の冬の恒例行事で、厳冬期の八ヶ岳赤岳に2/9〜2/10に仲間3人と行ってきた。例年は3月上旬に実施していたが、今年は雪が少ないため、1か月前倒しで計画変更が行われたため、参加者は4名と物足りなかった。
2/9は、北海道に強力な寒波が襲来し、関東地方でも南岸低気圧の影響で都心に雪が降るという予報で、天気が心配されたが、中央高速に雪は無く、美濃戸口まででもほとんど雪を見かけなかった。やはり今年は雪が少ないというのを実感した。
曇り空の下、テント装備で重くなったザックを背負って車道を歩き、美濃戸山荘に9:31に到着した。車道は、雪が解け又凍結したため、滑りやすかった。南沢ルートも雪が少なく、凍結が想定されたため、ここでアイゼンを装着した。この選択は正しく、南沢ルートは氷結した登山路で、アイゼンがザックザックと音を立てていた。毎年年を重ねていくため、荷物が方に食い込み、途中で2回小休止をとり、12:30に行者小屋に到着した。この頃には、雪が舞い始め、気温は、-10度Cになっており、八ヶ岳の山並みは雪雲の中だった。当初中山峠に行く予定だったが、寒さと眺望が効かないことから、すぐに酒盛りとなった。夜中は強風でテントに積もった雪が吹き飛ばされる音がしていたが、真夜中に静かになり、明け方には満天の星空が拡がっていた。
4時頃から周囲のテントから声が聞こえ始め、我々も朝食をとって出発の準備を行い、6時に文三郎尾根経由で赤岳目指して出発した。文三郎尾根の登山路は、昨夜までの新雪が10冂度積もっており、先行者がラッセルをしてくれていたので、歩きやすかった。文三郎尾根の積雪量は、鎖場の鎖の頭が顔を覗かせており、例年と比べてやはり少なかった。
阿弥陀岳への稜線に近づくと、20m/s近い風が来たから吹き上げており、温度計は-20度Cをさしていた。尾根筋からは、南アルプスや中央アルプスの峰々が青空の下に望まれ、素晴らしい眺望を楽しむことができた。写真撮影のため、手袋を外したら、指の感覚がなくなり、凍傷一歩手前になってしまった。このため、写真撮影は限定的にせざるを得なかった。また、折角撮った写真もピント合わせが不十分のものがいくつも出てしまい、今後の反省材料となった。あまりにも風が強いため、岩稜部まで休憩を我慢して、岩稜部でゴーグル等で強風対策を講じた。
8:00に赤岳山頂に到達した。山頂は、登山者であふれており、強風が吹きつけていたため、早々に赤岳頂上山荘に移動し、赤岳天望荘に降りることにした。この日は、快晴の天気に誘われたのか、地蔵尾根ルートで登ってくる登山者も多く、すれ違いによる待ち時間があちこちで発生した。
赤岳天望荘の軒先をお借りし、甘酒で体を温めた。これから先の地蔵ルートの下りは、この日の一番危険な個所であるため、アイゼンを引っかけないようにとの注意喚起が行われた。地蔵尾根ルートは、登山路が狭く、階段や鎖場があり、すれ違いが危険なため、2か所で10分程度の待ちを余儀なくされた。今回は、3連休の中日ということもあり、次から次へと登山者が地蔵尾根と文三郎尾根に押し寄せており、すれ違いに時間がかかった。地蔵尾根の最難関の部分は、雪が少なく、新たに鎖が追加されていたため、危険度は大幅に緩和されていた。鎖場や階段部分を慎重に通過し、9:55に行者小屋に帰着した。この後で、大ベテランのT先輩が指が凍傷にかかってしまったとされ、顔をゆがめていた。手袋にピンホールが開いており、指先が白くなったままだった。急遽ぬるま湯で温めたが、症状は変わらなかった。冬山の怖さを再認識された。
行者小屋からの下山路は、昨夜の新雪が表面に積もっており、昨日より歩きやすくはなっていたが、雪の下は凍結していたため、アイゼンで下山した。美濃戸山荘に12:32に着き、アイゼンを外し、13:35に美濃戸口に帰着した。
今回は、極寒期の赤岳登山で年による体力の衰えを感じたものの、2日目快晴の赤岳山頂を踏むことができ、赤岳からの富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、北八ヶ岳の雄大な眺望を満喫することができ、満足の山行となった。

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訪問者数:373人

コメント

厳冬期の八ヶ岳の洗礼!!
いつもの赤岳より1か月早いとのこと そうなんですよ!!これが本来の八ヶ岳の厳しさなんでしょう。寒さと風の強さは北ア以上と言われるわけです。そういう意味では新人のA嬢はいい経験をしたことになりますね。
体感マイナス40度ですか 身が震えますね。ご苦労様でした。
それと1時間後ろを杵柄クライマーAさんが登っていたようですね。皆さんに声を掛ければよかったのに 恥ずかし気にひっそりと登頂したようですが 自分の登頂写真が何枚も送られてきたところをみると けっこううれしかったみたいですねwwww。Aさんもごくろうさまでした。実は土曜日に私も入山するつもりでしたが 悪天の予報に怖気づき中止!!MATUSAN達に会いにテントに寄るつもりでしたので 残念!!また次の機会にお会いしましょう!!
2019/2/12 7:51
Re: 厳冬期の八ヶ岳の洗礼!!
mmakiraさん、こんにちは。
これまで登っていた3月と2月は、寒さが大違いですね。やはり2月上旬の冬の寒さは前期高齢者には応えます。また、久しぶりに冬用寝袋やテントを背負って、アイゼンをつけての歩きは応えました。でも、八ヶ岳ブルーの空に映える雪山の美しさは、この時期ならですね。
Aさんが1時間後を歩かれているというのは、T先輩が『たしか赤岳鉱泉に来ている筈なんだけど』とおっしゃっておられましたが、テント場では電波が圏外で連絡がつかなかったため、帰って来てから知りました。『わかっていれば、会えたのになあ〜』と残念でした。mmakiraさんも土曜日に入山する計画があったんですね。これも残念でした。またの機会を楽しみにしておきます。
2019/2/12 10:28
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
権現岳→キレット→赤岳→美濃戸
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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