峰山ーデン笠ー甚ノ函山ー三本杉山縦走
- GPS
- 07:05
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 1,766m
- 下り
- 1,823m
コースタイム
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:四方津駅 |
感想
今日は、峰山を登ったあと、金比羅山、デン笠と縦走して、四方津に抜けようと思う。
焼山登山口でバスを降りる。峰山に行くのであれば、伏馬田入口バス停まで行った方が近いのだが、地形図にだけ描かれている登山道が気になり、ここで降りてみた。
地形図には、道志川から石砂山方面に向かう登山道が描かれていて、その起点は、焼山登山口を北に行ったところにある。
橋は書かれていないが、小さな吊り橋のようなものがあるのかもしれないと思い、その場所まで下りてみることにする。細い踏み跡をたどって河原まで行ってみたが、橋は無かった。
地形図の破線は、川を横断するように書かれているが、渡渉しろということなのだろうか。
連日の雨で増水していて、渡渉は全く無理だ。対岸に目をやるも、道らしきものは見当たらない。
大人しく諦めて、登山地図に書かれたルートに変更する。
途中、鹿が10頭程、柵で囲われた中に閉じ込められているのを見た。これは、もしかすると処分されてしまう鹿なのかもしれない。鹿の悲しげな目を見ると、いつもかわいそうに思う。
東海自然歩道の整備された道を登って行き、伏馬田城跡へ向かう道を進む。少し道が細くなるも道はしっかりしている。この山頂に城があったらしいのだが、とても狭くて、想像できない。
落ち葉で滑る道を、菅井の集落に向かって降りて、再び登り返す。途中まで舗装されている。
北に90°向きを変えて、急な階段を登って行くと、そこが峰山だ。山頂は平坦になっていて、古峰神社がある。富士の景観ポイントと書かれている方角を見るも、雲で何も見えず。
ここからは、舟久保に降りてみることにする。この道は、昭文社の登山地図には書かれていないが分岐には、舟久保と書かれた道標があった。
道は、最初のうちはしっかりしているが、あまり歩かれていないようで、少し荒廃気味だ。林道に降り立った側から見ると登山道には見えない。道標もないし、登りで使う場合は迷いそうだ。
全く車の通らない林道を古沢に向かって歩いて行くと、いきなり20人程の集団がいて驚く。ドラマか何かの撮影をしているようで、カメラを持った人や俳優さんらしき人がいた。
木の吊り橋を渡った先が古沢だ。ここは先々週にも通った道だ。
ここから、大地峠に向かう尾根に乗らないといけない。細い道を入ると神社があり、更に北上するが、道標がなくどこから取り付いていいのか分からない。
しかし、送電線の鉄塔があるので、その鉄塔の下に行けばいいと、無理矢理、斜面を登って鉄塔の下まで行くと道があった。しかし、その道を進むと、すぐに行き止まりだ。どうなっているのかと、ヤブを漕いで尾根に登ってみると道を発見。その道を戻ると鉄塔の下に出た。鉄塔のところで道が2つに分岐しているが、先ほど迷いこんだ道の方が、はっきりした踏み跡なので分かり辛い。鉄塔の左を巻く道には行かず、鉄塔の下をくぐって尾根に乗る道を進まないといけない。
この道は、登山地図では実線だけれど、道標が無くて案外苦労する。桜井峠から先は、尾根の南側を鉄柵に沿って巻いて行くが、そこから急に尾根に登り返すポイントがある。しかし、その尾根に登る道は身長ほどもある笹薮の道だ。「金山、新大地峠→」と書かれた小さなプレートが無ければ、そのまま柵沿いに進んでしまうところだった。
金比羅山への急登も、なかなか大変だった。そのすぐ先のデン笠と呼ばれるピークで休憩する。へんな名前だけれど、由来は何だろうか。そこで、軽く昼食を取るも、周りは前日の雨でびしょびしょで座れない。
展望も無いことだし、先に進む。右手に、うっすら雪が乗っている高柄山が見えた。
このルートは眺めもよくなく、道も少し悪いので、人気がないコースかと思っていたら、前方に20名ほどの中高年の方々が休憩していた。
新大地峠に到着。ここから、四方津に降りてしまうのでは、少し物足りない。
この先にある、甚ノ函山、三本杉山まで足を伸ばしてみようと思う。
新大地峠の先は、3〜5cm程の積雪が出てきた。べちゃべちゃの雪で、とても滑る。
旧大地峠の分岐で、道標に「甚ノ函山」と書かれている方向に進むと、1人だけ足跡がある。どうやら、ピストンで往復してきたようだ。
登りの途中で1人の男性とすれ違った。少し登ると、あっけなく山頂に到着。
手書きのマジックで、小さく「甚ノ函山」と書かれたピークは見落としてしまいそう。なだらかで山頂という気がしない。眺めも何もないことだし、先に進む。
この先は、トレースは無いだろうと思っていたけれど、1人分の足跡がある。
しかも、下から登ってくる方向の足跡だけだ。先ほどすれ違った男性は、下から登ってきて、三本杉山経由でここまできたということらしい。三本杉山の登山口なんてあるのだろうか。
トレースのお陰で、道に迷うこともなかった。急な尾根を60mほど下って登り返すと、甚ノ函山の南峰で、そこから70mほど下って50m登り返せば、三本杉山だ。このアップダウンは急で、雪と泥で滑って大変だった。
木に掴まりながら、山頂に着いた。
ここも木々に遮られ、眺めはほぼ無い。しかし、かろうじて二十六夜山だけ確認できた。
ここで、ようやく日が出てきて、明るくなってきた。
再びグズグズの雪道を新大地峠まで戻り、四方津駅へ下った。
四方津への道は、雪もなくなり、落ち葉の道を快適に下ることができた。
コメント
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johndoeさん、レコ読ませていただきました。
いつもながら、タフなコースを歩かれてますね
。ここをつないで歩こうという発想自体が凄いです。自分の2日分はありますね
雪で路面コンディション悪いなかお疲れサマでした。
ShuMaeさん、こんばんは。
ShuMaeさんからのコメントは、この前の奥武蔵の縦走の時が最初かと思っていましたが、それ以前にも一度コメントもらってましたね。(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-138324.html)
ShuMaeさんの笙ノ岩山のレコ、とても役に立ちまして、おかげで道迷いもなく行けました。ShuMaeさんの迷い込んだ所、レコ読んでいなければ、間違いなく引き込まれていたと思います。(倒木で分かり辛かったです)
今回のコースは地味でしたが、冬のうちに歩いておかないと、とても暑くて大変そうなので、行ってみました。
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