記録ID: 1741028
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ハイキング
東海
蒲郡・坂本より遠望峰山・桑谷山周回 とぼね秘道シリーズ1
2019年02月26日(火) [日帰り]
愛知県
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 02:23
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 438m
- 下り
- 430m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 2:17
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 2:23
距離 8.5km
登り 438m
下り 445m
7:42
40分
スタート地点
10:05
ゴール地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ここに車を置いて林道をちょっと上がると向郷林道起点の三叉路が来ます。周回コースはその三叉路から始まりそこへ戻って終わりますので、今回のコースには都合に良い駐車場所となります。 坂本町へ国道23号線バイパスから入る場合は、蒲郡西インターを経て「矢倉場」信号を左へ曲がります。そこからズンズン進めば山の中へ入り、今回の駐車場所まで来ることができます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【蒲郡から遠望峰山、もう一つの道】 遠望峰山(とぼねやま)へ蒲郡方面から登るには神ノ郷町から聖山経由で登る尾根道、柏原町から聖山に登ってそこから行く道、また柏原町から直にスカイラインの歩道橋を経由して登る3つのコースが知られています。 ところが、この山の場合、登って下がるだけでは物足りない手合いも居るでしょう。それで、桑谷山(くわがいやま)へ縦走して周回しようとすると、坂本町へ降りてから里道を長々と遠回りして神ノ郷町ないし柏原町へ戻らなければならず、その間の足の疲れだけ持って帰るようなことに。 しかし、実は坂本から遠望峰山へ直接登ってしまう道があります。これを利用すれば、今回のような周回コースを無理なく取ることができます。この道、知っている人はほとんどいないでしょう。秘道です。ただ、踏み跡はしっかりしています。白やピンク、オレンジ色等のテープ印を頼りに登って行けば大丈夫です。 この道の紹介を兼ねての山行を本日行ないましたので皆様にご報告します。 駐車箇所まである程度の標高を来ていますので、登りの労苦は少なく初心者向け、お手頃コースでしょう。 【コース要点】 ○遠望峰山まで 駐車個所からちょっと林道を上ると、「向郷林道起点」の青い看板のある三叉路となります。左に鋭角に曲がって歩を進めます。道の右側はずっと防獣用の金網柵が続きます。ルートのある場所には入り口が設けてありますが、最初ダムに上る道の入り口があり、それを過ぎてなおも坂を登ると右側に今回入り込む支線林道の入り口があります。 開けて通させてもらいまた閉めておきましょう。 この支線林道は三河湾スカイラインに行き着かない手前で行き止まりで、スカイラインには通じず崖となっています。 我々は最後まで行かない手前で左に山へ入り登ります。入り口には色テープで印があります。左に注意して支線林道を行けば、他に印のある所はないので自ずから分かります。 ここからはしばらくやや急な登りが続きます。遠望峰山から東に坂本町落合へ張り出した丸いなだらかな尾根(ここでは落合尾根と称しておきます)の上まで登ります。この行程は中ほどで一時杉の林となっています。杉林までは白いテープが頻繁に付けられていまして、それを目印に進みます。色テープもあります。 杉林を過ぎてからは白いテープは減り、ピンクやオレンジのテープが増えます。道は杉林でやや右に逸れ、再び左に登るので、あらかじめ念頭に置くといいです。 終始テープ印を頼りにして行けば問題ありません。踏み跡もはっきり付いています。ただし、踏み跡の分岐点が複数ありますので、そのためにテープ印を確認しながら進みます。 落合尾根の上(平地になっていますが)に出た場所は三差路です。右に曲がります。左へも道はあり、落合尾根を伝わって神ノ郷方面へ向かい、林道まで降りる道となっており、これも知っている人は稀でしょう。今後またやります。 しばらく行くと三河湾スカイラインに出ます。ガードレールに空きはないので跨いで出て、右前方に閉門された旧大駐車場の入り口があるのでそちらへ進みます。 大駐車場跡を正面へ横切って土手を上がって遠望峰山の展望台へ向かいます。ベンチで一休みし、広い道をたどれば遠望峰山の頂上に出ます。 遠望峰山の頂上は標識だけあって何もありません。 この山の頂上周辺、他の地区から訪れた人が「廃墟」と表現するのを目にします。私はこの地区の住民だし、その言い方は使いたくありません。ただ、展望台や頂上など、邪魔な木が伸びて年々三河湾や幸田方面への展望が利きにくくなっています。一休みするベンチなどの施設も減っています。残念なことです。 ○桑谷山展望台まで。 遠望峰山から桑谷山を経て桑谷山展望台までは他の山行記録ですでに紹介していますので詳しくは述べません。 遠望峰山頂上からはホテル天の丸に向かって坂を下り、途中右に電柱がある場所で再び山の中へ入ります。この地点はちょうど蒲郡と幸田の境、東西の三河境となっています。以後長々と桑谷山のあたりまで、ジャスト東西境を歩くことになります。 多少のアップダウンはありますがきつくはありません。歌を歌いながら歩いて下さい。 境は一度スカイラインを横切って南側へ出ています。道もその通り付いていますので横切って進みます。この南側スパンの最後、林道深山線の頂上付近に降りて終わります。このあとその林道を左に、スカイライン下のトンネルをくぐって僅か行けば、三叉路の所で再び山中に入る道があるのでそこへ入ります。最明山を経て桑谷山へ、道ははっきり続きます。 桑谷山へ登る少し前でややまとまった登りがあり息を切らす場面があります。登りきった所で左に曲がらなければならない箇所があります。注意したいのは、少し手前に似たように左へ行く道ありまして、そこへ入ってはいけません。本当の左折個所は標識で「桑谷山へ」と出ていますので心得を。 桑谷山の頂上は金網フェンスの裏側です。防衛上と思われる施設の裏側。気の毒な山頂。三角点があります。そこを含めて桑谷山展望台へ達するまで3回金網の裏を通ります。 桑谷山頂上から桑谷山展望台まで比較的距離があります。 ○展望台からゴールまで。 桑谷山展望台から坂を降りて桑谷山荘跡の駐車場まで下り、さらに自動車の通る道を伝わって下がります。スカイラインへ出る交差点をまっすぐ進み、下をくぐり、蒲郡側の林道へ出ます。あとは林道沿いに緩い坂道を下って歩きます。 この林道はかなり長く歩きます。まだかまだかと思って歩いているうちにやがて勝善寺に到着します。 この寺は無人寺。ただし、文化財があり由緒がある寺です。参って行きましょう。トイレと水場があります。左側にある梵鐘が名物でして、賽銭を投げたのち鐘を撞かせてもらいましょう。ご〜〜〜ん、ものすごく大きくいい音がしますよ。 勝善寺から南下へ降りる階段があり、超急階段でこれも名物なのですが、今回はここへ入らずにそのまま林道を進みます。 帰着点はすぐです。道の左側が開けて、ミカン園越しに蒲郡市街と三河湾が見えます。再び林の中へ入るとじきに、来るとき左に曲がった三差路。その先にゴールが待っています。 |
その他周辺情報 | 登山後の温泉や宿泊施設は蒲郡市内には数々ありまして、何も遠方から宿泊で登る人は少ないと思われる山でである以上、言う必要はないでしょう。 トイレは桑谷山展望台の下、桑谷山荘跡の駐車場に立派なものがあります。催さなくてもやって行きたいような素晴らしいトイレです。私も何回もここを通る中で一度大で使いました。爽快感が残ります。 あと、勝善寺にトイレがあります。 【天の丸】 遠望峰山山頂の下にはホテル天の丸があります。どうしても飲み物が欲しい場合など、やや遠回りになりますが、寄って行くことができます。ただし、そこへ泊ってはいけません、コースがぶち壊しになります。 宿泊なら、別の機会ににぜひ。屋上の露天風呂など、夜景と星を眺め、素晴らしい気分に浸れます。 |
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感想
久し振りの投稿です。
遠望峰山までの道。地図ではオレンジ色のシミが付いていない。やはり私しか知らない道の公開でした。
まあ、このコース、遠望峰山頂上周辺は本文でも書いている通り、ケチの付けられっ放し。桑谷山頂上でも(日陰者の頂で)救われず。あと、桑谷山展望台でちらほら登山者に会え、最後に素敵なトイレでぐっと挽回、のコースです。
ただし、山道はずっと気持ちいいですよ。
おっと、最後の最後、勝善寺で思い切り鐘を鳴らせば心身に響き、爽快なフィニッシュとなること請け合い。
とぼね秘道シリーズ、まだ続きます。
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コメント
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貴殿にとっては、少しハードな散歩道程度でありましょうか?
確か、私(初級クラス)は同様なコースでは3時間半くらいかかったと思います。私の健脚を鍛えるには最適なコースの一つではないかと思います。
コメントありがとうございます。
貴殿と先々週歩いたのは、このコースと全く同じです。そのとき取材しようとも思いましたが、しばらく投稿をしていなかったのでなんとなく取り組む気持ちがなえていて行わず、今回意を決して改めて取材山行を行ないました。
他のコースもあります。また貴殿の健脚を鍛えに行きましょう。
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