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Yamareco

記録ID: 1741260
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雪山ハイキング
甲信越

坂戸山

2019年02月24日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
4.4km
登り
469m
下り
455m

コースタイム

8:45駐車場スタート 10:25主尾根 11:30山頂 12:15登山口
天候 晴天
過去天気図(気象庁) 2019年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ディスポート六日町
コース状況/
危険箇所等
銭渕公園の尾根から主尾根へ詰めるところは、雪壁で通過困難。左にトラバースします。下りはロープが必要。
登り始めて15分ほどで尾根筋に出た。
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登り始めて15分ほどで尾根筋に出た。
浦佐方面の眺めもいい。
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浦佐方面の眺めもいい。
これから登る尾根。遠くでカモシカが角を鳴らしているコーン音が聞こえる。威嚇してるんだな。
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これから登る尾根。遠くでカモシカが角を鳴らしているコーン音が聞こえる。威嚇してるんだな。
直前に通ったカモシカの足跡。土が混ざっている。雪崩た斜面を通ってきたようだ。
直前に通ったカモシカの足跡。土が混ざっている。雪崩た斜面を通ってきたようだ。
傾斜が徐々にきつくなったので、ワカン・ストックからアイゼン・ピッケルに。
傾斜が徐々にきつくなったので、ワカン・ストックからアイゼン・ピッケルに。
振り向くと魚野川。ずっと良い景色の尾根伝い。
振り向くと魚野川。ずっと良い景色の尾根伝い。
もうしばらく楽な尾根歩き。
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もうしばらく楽な尾根歩き。
いよいよヤバいところが近づいてきた。
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いよいよヤバいところが近づいてきた。
坂戸山山頂はずっと遠くて高い。
坂戸山山頂はずっと遠くて高い。
この先はムリ。今にも崩れそうなところと雪壁が立ちはだかっている。
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この先はムリ。今にも崩れそうなところと雪壁が立ちはだかっている。
カモシカも左の尾根にトラバースしている。ここまでずっとカモシカの足跡を追ってきたので、安心?して左へ。
カモシカも左の尾根にトラバースしている。ここまでずっとカモシカの足跡を追ってきたので、安心?して左へ。
やったー!最も急な斜面をクリア。クラスト気味だったので何とか登れた。
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やったー!最も急な斜面をクリア。クラスト気味だったので何とか登れた。
北尾根の一般道?に合流。ホッとして、休憩だ。
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北尾根の一般道?に合流。ホッとして、休憩だ。
北側には八海山
八海山+中ノ岳
なぜかピンボケのネコブ山方面
なぜかピンボケのネコブ山方面
暫く楽しい尾根歩きが続く。坂戸山〜巻機山方面
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暫く楽しい尾根歩きが続く。坂戸山〜巻機山方面
振り返ってみる。ずっと、周りじゅういい景色が続く。
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振り返ってみる。ずっと、周りじゅういい景色が続く。
大城方面。西側斜面は雪が多く、日照時間が短いので、まだ雪崩が少ない。
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大城方面。西側斜面は雪が多く、日照時間が短いので、まだ雪崩が少ない。
坂戸山山頂方面
中ノ岳〜丹後山 またボケてしまった(>_<)
中ノ岳〜丹後山 またボケてしまった(>_<)
一般道下山途中から登りルートを振り返る。
一般道下山途中から登りルートを振り返る。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 ザック 輪カンジキ アイゼン 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

前日天気を見てたら、絶好の晴天。出張続きで体力が落ちていたが、どこか山に行きたい。
それでClimbjさんの坂戸山北尾根ルートを思い出した。
でも国道291に出ないルートはないかと地図を見ていたら、銭渕公園に下りる枝尾根がある。
しかし地図で見ると、主尾根からの分岐付近が急そうだ。自宅からも見えるがその付近だけ雪がついてない。
そこでピッケル・アイゼンのフル装備で登ってみることに。

突き当り左側の建物の庭を突っきって進むと林道になった。数十m進むと道は右に曲がっているが直進して比較的緩斜面を尾根に上る。この間20分位か。
後は尾根を一歩づつ詰めるだけ。
最初はほとんど歩きだったし、雪面はほぼクラストしていて楽だったが、徐々に痩せ尾根に。
初めのうちはカモシカが角をコーン・コーン(木に打ち付け)と鳴らして威嚇している音が聞こえたが、直ぐに鳴りやんだ。諦めたのか、無害と思ったのか・・・。そして尾根道はずっとカモシカの足顎が続き、中には今朝(本の直前かも)のもあった。
ところどころ痩せ尾根を雑木が塞ぎ、そこにブロック雪ができている。
はじめのうち木に乗る程度で通過できたが、そのうちダメに。膝でクラスト雪を蹴り上げる、ピッケルで体を引き上げる、上ったら崩れないように膝をついて体重を分散させる、を十数回やって切り抜けたのだった。
で、主尾根直下の急傾斜に。急斜面の上には、登れなさそうな高い雪壁が見える。そしていままであったカモシカの足跡は左の尾根に向かっている。カモシカも行かないようなところを進むわけにはいかない。
幸い、左にトラバースするの部分の傾斜はそこそこ緩やかで、しかも上部を含め雪崩れの危険はなさそうだった。
後ろ向きで慎重にトラバースして隣の尾根に取り付き、後はまたブロック雪の乗り越えを繰り返し、ついに主尾根へ。ここまで来ると主尾根ルートのトレースも確り有り、もう心配はいらない。

それにしても坂戸山でピッケル・アイゼンが活躍するとは思っていなかったし、登山靴を履いたのも今回が2回目だったが、しっかり準備してきてよかった。
そして、晴天で雪がクラストしていて、ピッケルで体を引き上げることが容易だったことも、成功の要因ではある。つまり、シンシンと雪が降り積もる時期はもちろんラッセルがきつすぎで、もっと暖かくなれば痩せ尾根の残雪も崩壊し、腐った雪ではピッケルも利かなくなるので、今回がベストのコンディションだったかもしれない。
何はともあれ、本格的なピッケル・アイゼン登山を満喫できた。

その後は絶景を楽しみながら尾根歩きで素晴らしかった。
3パーティ7人に会い、この北尾根ルートは既にマイナールートではないことが分かった。
そうそう、山頂で行動食を採ってから通常の登山道を降りたが、この日はしっかり凍っていて、しかも登山者が多いので表面付近だけ雪こなれているので滑り易く、登山靴とストックでちょうど良かった。

こんなにピッケル・アイゼンを使ったのは5年前のGWの針ノ木岳以来かな。それにしても標高500m以下でこんなに雪山が楽しめるなんて、正にサプライズ。

無雪期に登山道が整備されれば、尾根道を周回できる素晴らしい登山コースになるかも。

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コメント

アンビリーバブル!
こんな尾根を登ったんですね?ビックリです。

先日もE 姐さんと北尾根下山後、駐車場への移動中、銭渕公園北側脇から伸びる尾根を歩けるかとの話題になりましたが、中腹位までは 何とかなりそうですが、上部の急斜面は“普通の人間”では無理だと言うことになりました。

kimu 6さんは まさにニホンカモシカ並みですね。

僕も 北尾根に夏道が出来たら、素晴らしいコースになると思います。

ではまた・・・
2019/2/27 6:14
Re: アンビリーバブル!
Climbjさん
コメントありがとうございます。
このコースの上部は初めてでは難しいと思いますが、痩せ尾根の樹木に覆いかぶさっているブロック状雪を乗り越える経験があれば大丈夫と思います。小生は五十沢の桂山に3回アタックして身に着けました。
北尾根の夏道・・・PRしましょう!
それから龍言尾根も面白そうですね。
2019/2/27 22:54
ニアミス
kimu6さん おはようございます。
北尾根稜線歩きが俺達はもう少し遅ければ、
kimu6さんが安全地帯に出たならば、スライドしていたでしょうね。
こんなにトレースの付いた北尾根とは思ってはいなかったのでルンルンで回れました、
夏道が整備されればもっとこちらへ足を向ける登山者が出るでしょうね。
2019/2/27 8:35
Re: ニアミス
yasioさん
ニアミスでしたか、残念です。
それにしてもこの日の北尾根は絶好のコンディションでしたね。
2019/2/27 23:02
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