三本槍岳
- GPS
- 04:57
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,109m
- 下り
- 1,097m
コースタイム
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 4:57
天候 | 曇り(高曇り) 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪は少なく、ゲレンデトップから三本槍岳までスキーで行こうとすると、何度か塚外しが必要になる。自分は山頂までのスキーでの往復は諦めて途中でデポした。雪は硬く、今日は気温が低く緩んでいなかった。 |
写真
感想
マウントジーンズスキー場から三本槍岳をスキーで往復してきた。天気は高曇りで今ひとつだったが、風は弱くて行動はし易かった。それより何より雪が少なくて、スキーでの行動に難儀するほどだった。
スキー場駐車場には暗い時間に到着。準備して出発しようとするが、今日は細板のスキーとそのシールを持参。シーズン前にシールのグルーが変質していないことは確認済みだったが、グルーに貼り付けていた保護シートが、片方のシールに完全にへばりついてしまっていて、それを剥がすのに難儀した。15分くらいかけてようやく剥がし出発。スキー場のゴンドラが動くのは遅いので、例によってゲレンデをシールで登る。標高差が500m弱あるので、たっぷり1.5時間はかかるだろうと予想していたが、コンディションが良く1時間かからずに登り切った。ゲレンデの雪が適度に締まっていて、歩き易かったのが要因だ。ゲレンデのトップまで上がりバックカントリーエリアに足を踏み入れると無数の足跡とスキーの跡。自分のように始業前のゲレンデを上がってくる変わり者は少ないとは思うが、ゴンドラ利用で山に入る人はやはり多いようだ。一度下ってから登り、夏道沿いに歩き出す。この尾根は以前やはりスキーで往復しているが、その時と比べても雪はとても少ない。夏道が露出しているとまでは言わないが、道標はかなり下まで見えていた。この先が思いやられる。でもこの尾根はぶなの森になっていて、ゆるゆる歩くにはちょうど良い。雪は相変わらず硬く締まっていて、気温の上昇と共に適当に緩むことを期待するしかない。樹林帯が途切れると左右両側に山並みが見えるようになる。左手側は那須連山、右手側は赤面山方向。今日はピーカンの快晴とはいかなかったが、空は高曇りのため視界は十分得られた。が、近傍の山々もやはり雪は少なくて地面が露出していた。今シーズンこのエリアの山スキーは賞味期限が近いことを改めて実感。両側の山並みに見とれつつ、緩い尾根を登る。この緩さならスキーのクライミングサポートを使わないでも登れるくらいだった。風の強いことが多い那須だが、今日はほとんど吹いていなかった。ただし気温は日照がないぶん低くて、歩いてる分には体は温かったが、止まると寒い。休憩を少なくして進む。赤面山との分岐付近まで登って来ると、積雪は更に少なくなって、シールで歩くのが難しくなってきた。きっちり探せば雪のあるところもあったかもしれないが、それも面倒なので、途中から今シーズン初のシートラーゲンに切り替え。細板なので、軽いしそもそも短いので、風に煽られることもない。分岐を過ぎ先を見ると山々の地肌がかなり露出していた。これはシール歩行は無理だと判断、適当なところで、風に飛ばされないようにしてスキーをデポ。以降つぼ足で三本槍岳を目指すことに。ここまで雪を拾いながらシールで登ってきたようなものなので、つぼ足で歩くと当然だがどこでも歩けるので、大変快適に感じられた。この快適歩きが良くなかったのか、目指すべき三本槍岳とは違う方向に歩いてしまう。少し下って木道が見えてきたあたりでさすがにおかしいと気付き、朝日岳方面に向かっていたことに気付く。最近この手のイージーミスが多い。朝日岳に向かっても良かったし、トレースも無数にあったが、元来た道を戻り、分岐で方向をよく確かめて三本槍岳方面に向かう。清水平へ向けて一回下り、その後三本槍岳直下の斜面を登る。斜面が硬かったらアイゼンを出そうかと思ったが、つぼ足で十分だった。出発から3.5時間かけて三本槍岳の山頂に到着。青空なら良かったが、相変わらずの高曇りで周囲の景色はばっちり見えた。山頂には誰か先客がいるかと思ったが、誰もいなかった。ここまで今日は登山者やスキーヤー皆無。貸し切り状態。早出してゲレンデを登った甲斐があったかもしれない。水分と栄養を補給して山頂を出発。出発前のシールのごたごたと、途中の道間違えで30分くらいロスしているはずで、予定よりはだいぶ遅れていたので山頂滞在は5分程度だった。帰りはさすがに間違えずに戻る。三本槍岳の直下の斜面は雪がしっかり着いていて、ここなら滑れそうだとも思ったが、滑ることができると言える程度で、滑っても決して快適ではなかっただろう。戻る途中スキーをピックアップし、ここでシールを剥いでおく。そしてここで今日初めての登山者を見掛ける。ゴンドラ利用だろう。その後続々とすれ違うようになった。スキーヤーが皆どこまで行くか分からないが、自分が赤面山との分岐付近まで戻った時に、既に一人滑る準備中の人がいた。自分も適当なところで滑る準備を始める。雪が繋がっているのは、下から登って来る時に確認済み。ゴーグルを着け、ヘルメットを被り、ブーツをきっちり締めて板に乗る。さて雪はどうか。出だしは狭かったので横滑りで高度を落とし、広い斜面が出たところでターンするが、雪はカチカチに近かった。氷ではないが、滑っても全然跡が付かない。けっこう厳しい滑りだが、短い距離なのであっと言う間に尾根に乗る。残りは尾根滑りだが、ここもやはり硬い雪。もう少し時間が経って気温が上がってくれば緩んでいたかもしれないが、今日はこの後天気は下り坂だし、気温が上がりそうもなかったので、今日はどのみちカチカチだったように思う。でもこの尾根は斜度が緩くて自分にはちょうど良い。今度は降雪直後に来てみたい。緩い斜面の滑りが終わり、元来た道を戻る。ゲレンデまで戻れば安全圏。まだ学校は休みではないし、平日なのでゲレンデは空いていた。朝登った時はゲレンデも硬かったが、帰りに滑ったときは良い塩梅に緩んでいて、かなり快適だった。もし晴れて気温が上がっていれば大根おろしのようになっていただろうが、今日に限っては、ゲレンデ付近の標高の雪が一番滑り易かった。
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