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Yamareco

記録ID: 1749290
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無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

禿岳

2009年07月20日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
5.3km
登り
493m
下り
493m
天候 ガスのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車

感想

2009年7月20日、宮城県と山形県境にある禿岳に行ってきました。

朝6時、家を出発。
三連休最後の日はようやく青空が広がりました。
二日分の鬱憤を晴らすような、そんな美しい青空♪

早朝ということで、さすがに車は多くなく順調に走って9時前には登山口のある花立峠に着いていました。

ところが天気の方は順調ではなく、鳴子温泉を過ぎて鬼首高原に入ると、さっきまでの天気がウソのように曇ってきて、花立峠は濃いガスの中でした。
…三連続、ガス中登山になってしまうのでしょうか…。

とりあえず雨は降っていなかったので登るだけ登ってみましょう。
9時少し過ぎ、花立峠登山口を出発します。

登山道には丁寧な刈り払いが入っていました。
刈り払われた草は青々としていて、つい最近刈り払いが入ったことを伺わせます。
ラッキー☆ 良いときに来ました♪

眺めの良さそうな砂礫帯。
けれども濃いガスのためケルンを確認できただけ。

この砂礫帯を通過すると樹林帯に入っていきます。日差しが強い日ならば、涼しげな森の中…なのでしょうが、今日は薄暗く寂しげな森の中…。
10分くらいで1合目に到着します。
このあと、10分間隔で○合目が設定してあります。

ところどころに沼を思わせる泥湿地が道をふさいでいます。
いつもこうなのか、あるいはここ最近の雨でこうなったのかわかりませんが、さすがにまっすぐ踏み込む気にはなれませんねぇ…。
他にも登山者がいましたが、このような湿地をまっすぐ突っ切っている足跡はありませんでした。みんな考えることは一緒ですね。

時折、木々が途切れる場所があるのですが、ご覧のように深いガスに包まれ眺望はまったくありません。おそらく晴れていれば鬼首の高原地帯が見渡せるのでしょうが…。残念です。

4合目から6合目にかけて、道の傾斜がきつくなります。一応、ロープが張ってあるのですが、なんとも頼りない感じのロープだったので、これには頼らず、一歩一歩慎重に歩みを進めます。

登山道の一番くぼんでいる部分、つまり道の真ん中にこぶし大の石がゴロゴロと転がっています。さらに刈り払いされた草がそれを覆い隠しており、かなり歩きにくい状況です。なんで刈り払いした草を道の真ん中に掻き出しているんですかね?
雨で流れ出てきたのでしょうか?

6合目を過ぎると次第に尾根筋のような地形となり、傾斜も緩くなります。
木々の背丈も低くなってきて、周りの景色も見渡せるようになってきます。

7合目と8合目の間に、最小幅40僂らいのやせ尾根地帯があります。
山形県側の斜面はブナの矮化木で覆われているため、あまり怖くないですが宮城県側の斜面は枝の細い雑木や、草しか生えていないようなので、もしバランスを崩したら100m単位で滑落ですかね〜。怖〜。

お? もしかして少しガスが晴れて来ましたかね?
このあたりは禿岳の登山コースの中でも一番のビューポイントのようなので、なんとか晴れてはくれまいか…。

ガスの切れ目からわずかに下界を見渡すことができました。
よしよし、これで「景色は拝めませんでした」の連続記録から解放されたぞ!

9合目付近まで来ると、道は緩やかになり景色も穏やかな高原の風情。
頂上まではあとわずか!

10時40分、禿岳山頂到着♪
登り1時間半ですか。だいたい標準コースタイム通りです。
あまり長い行動時間ではなかったですが、なかなかに歩き応えのある道でした。
斜度がきついっていうのと、久々に4リットルの死重を担ぎ上げたからでしょうか。

山頂で記念写真撮影後、お昼にします。
本日はおにぎりと、自家製浅漬け、お煮付け、袋ラーメンというメニューでした♪
なかなか豪勢じゃないですか〜。まぁ、ラーメンに入れるはずだった具材を冷蔵庫に忘れてきたのはここだけの秘密ですが(笑
おまけに写真撮り忘れているしねぇ(^^;

30分くらい、山頂で休憩したあと下山します。
帰りも同じ道を引き返します。

さっきよりもさらにガスが晴れて、麓のリゾート施設や大雨に濁った川の流れなど雄大な景色を堪能することができました。晴れ男の面目躍如です☆
宮城まで来て「何も見えませんでした」じゃ寂しいですからね〜。

登りで足下が危ないな〜と思ったと言うことは、下りではさらに危ないわけでして…。何度か転びそうになりながらも、二人ともなんとか尻餅は免れました。
こんな泥んこで尻餅ついたら帰りの車に乗れない、という恐怖感もあり、ことさら慎重に下りてきた結果でしょうか。だいたい、険しいところではなく、油断したときが転ぶときですからね(^^;

そろそろ花の季節も終わりなのか、はたまた禿岳が花が少ない山なのか。
残念ながら今回の山行では、花の姿はあまり多くなかったような気がします。
それでも何枚か写真を撮って参りました。

ツルリンドウ、イワオトギリ?? タテヤマウツボグサ???
ヤマハハコ??

帰りがけ、禿岳を振り返ると雲がとれ、山全体が姿をあらわにしていました。
一部ではミニ谷川岳とかアルプス的と言われているようですが、なるほど、このアングルから見るとそれっぽいですね。
東北では、あまりお目にかからない山容ではないかと思いました。

もっとも、本物の谷川岳とかアルプスとか、見たことありませんけどね…。

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