十勝岳(スリバチ火口まで)
- GPS
- 05:21
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 753m
- 下り
- 745m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんでした |
その他周辺情報 | 白銀荘の日帰り入浴 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
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感想
職場のテニス部の合宿2日目、部長として1日目の夜に完全燃焼して抜け殻になったメンバーと最後まで行動を共にするということは、朝食を食べたらそのまま帰宅(苦笑)ということになってしまいますので、合宿からひとり離脱して十勝連峰へ向かいます。
8時40分頃に吹上温泉の駐車場に到着した時は、まだ半分くらいのスペースが空いていました。9時20分の出発時、曇りで気温は氷点下5度でしたが、風も弱かったので寒さは感じませんでした。
目的地は、三段山か十勝岳で当日の気象と積雪状況で決めることにしていました。駐車場からほとんどの方が三段山に向かうのを見て、積雪は薄らでありパウダーは期待できそうもなく、どちらも山頂方向は真っ白でしたが、これから晴天に向かう予報であった事から、晴れることを期待して十勝岳を選択しました。
避難小屋まではなんとか視界があったものの、それ以上はホワイトアウトまではいかないものの視界は悪く、トレースも消えていたため頻繁に立ち止まりGPSで方向を確認しながら登る事を余儀なくされました。
昭和火口の手前では、後続のグループが引き返していくのを上から眺めて少々不安な気持ちになりました。
とりあえず先を目指すものの遅々として進まず、ようやくスリバチ火口に到着した時は出発から3時間が経過し、昼食を摂ったらタイムリミット。
計画としては、3時間半で山頂到着を目指していたことと、この先真っ白な中を進んでも風向きから噴煙の中を突き進むことになることから、天候の回復の兆しは感じられたものの、スリバチ火口から引き返すこととしました。
滑走を開始してわずか数分で昭和火口付近に到着し、下界を見下ろせる位置まで到達した頃には、あっという間に雲は流れ去り一気に青空が拡がりました。
天候の回復に、やはりそうかという少し残念な気持ちと、むしろホッとした気持ちが入り混じりました。
もし、15分早く天候が回復していたら無理して先に進んでいた可能性もあり、下山時刻が大幅に遅れたことでしょう。結果的に十勝岳の山頂まで晴れ渡ったのは、帰路についた15時過ぎだったので、我々の判断は正しかったと思いました。
さて、肝心の斜面の状況ですが、標高1,500m付近までは大きめの段差を形成するシュカブラやアイスバーンに手こずり、標高を下げてもパックされた重めの雪に抵抗感が大きく、板をとられてバランスを崩し易く手強いので、慎重にゆっくり滑走することを強いられました。
そんな苦行でも、登りの時の凍りついた風景とは一転し、別世界のように春の日差しを受けて解けた岩肌も柔らかく感じ、光り輝く雪面の中で戯れるスキーは最高に楽しかった。
山旅ロガーの記録によると、最高点の標高1,743m、標高差732m、累積標高(上り)706m、累積標高(下り)677m スリバチ火口まで3.7kmを3時間、全行程7.4kmを行動時間4時間40分でした。スライドした方はゼロ、後続のグループは途中で下山していきました。スキーが目的の方は、もう少し雪が緩んでからがいいと思われますが、雪が少ないのでタイミングを外さないようご注意下さい。
dahamaとtaku
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