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Yamareco

記録ID: 1754513
全員に公開
山滑走
十勝連峰

十勝岳(スリバチ火口まで)

2019年03月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:21
距離
7.4km
登り
753m
下り
745m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:45
休憩
0:55
合計
4:40
距離 7.4km 登り 753m 下り 754m
9:20
150
11:50
11:55
25
12:20
13:10
50
スリバチ火口
9:20 吹上温泉白銀荘
11:50 昭和火口
12:20 スリバチ火口
14:00 吹上温泉白銀荘
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
吹上温泉駐車場
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はありませんでした
その他周辺情報 白銀荘の日帰り入浴
9時20分駐車場出発、他の皆さんは三段山を目指します
2019年03月10日 09:23撮影 by  SO-01K, Sony
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3/10 9:23
9時20分駐車場出発、他の皆さんは三段山を目指します
渡渉ポイントはこの程度です
2019年03月10日 09:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/10 9:40
渡渉ポイントはこの程度です
下界も霞んでいます
2019年03月10日 10:15撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/10 10:15
下界も霞んでいます
行く手は真っ白
2019年03月10日 10:22撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/10 10:22
行く手は真っ白
避難小屋
2019年03月10日 10:40撮影 by  SO-01K, Sony
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3/10 10:40
避難小屋
岩肌も凍りついています
2019年03月10日 10:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/10 10:47
岩肌も凍りついています
標高が上がるとほとんどこんな状態です
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標高が上がるとほとんどこんな状態です
時折雲が切れて下界が見えるときがあります
2019年03月10日 11:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/10 11:43
時折雲が切れて下界が見えるときがあります
スリバチ火口横案内表示
2019年03月10日 12:25撮影 by  SO-01K, Sony
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3/10 12:25
スリバチ火口横案内表示
火口の縁が辛うじて見える程度
2019年03月10日 12:24撮影 by  SO-01K, Sony
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3/10 12:24
火口の縁が辛うじて見える程度
撤退準備開始
2019年03月10日 13:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3/10 13:08
撤退準備開始
ミューラーさん
2019年03月10日 13:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/10 13:11
ミューラーさん
下が見渡せる昭和火口付近まで降りてくると
2019年03月10日 13:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/10 13:11
下が見渡せる昭和火口付近まで降りてくると
急速に天気が回復
2019年03月10日 13:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/10 13:11
急速に天気が回復
避難小屋も見渡せます
2019年03月10日 13:13撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/10 13:13
避難小屋も見渡せます
岩肌も急速解凍
シュカブラって本当に滑りにくいですよね
2019年03月10日 13:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/10 13:14
シュカブラって本当に滑りにくいですよね
2019年03月10日 13:17撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/10 13:17
雪質の状況が標高ごとにドンドン変化します
2019年03月10日 13:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/10 13:20
雪質の状況が標高ごとにドンドン変化します
ドンドン青空が勢力を増します
2019年03月10日 13:35撮影 by  SO-01K, Sony
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3/10 13:35
ドンドン青空が勢力を増します
何度も立ち止まって景色に見惚れる
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何度も立ち止まって景色に見惚れる
名残惜しく振り返る
3
名残惜しく振り返る
渡渉ポイントに向かって
2019年03月10日 13:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3/10 13:44
渡渉ポイントに向かって
前十勝と三段山もスッキリ姿を現わしました
2019年03月10日 13:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/10 13:46
前十勝と三段山もスッキリ姿を現わしました
戻ってきました
2019年03月10日 13:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/10 13:58
戻ってきました
日帰り入浴とソフトクリーム
2019年03月10日 15:16撮影 by  SO-01K, Sony
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3/10 15:16
日帰り入浴とソフトクリーム
富良野岳も姿を見せました
2019年03月10日 15:24撮影 by  SO-01K, Sony
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3/10 15:24
富良野岳も姿を見せました
中富良野から十勝連峰の全景
2019年03月10日 15:45撮影 by  SO-01K, Sony
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3/10 15:45
中富良野から十勝連峰の全景
本日の飲み比べです
2019年02月16日 23:19撮影 by  SO-01K, Sony
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2/16 23:19
本日の飲み比べです

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット ガムテープ 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール

感想

 職場のテニス部の合宿2日目、部長として1日目の夜に完全燃焼して抜け殻になったメンバーと最後まで行動を共にするということは、朝食を食べたらそのまま帰宅(苦笑)ということになってしまいますので、合宿からひとり離脱して十勝連峰へ向かいます。

 8時40分頃に吹上温泉の駐車場に到着した時は、まだ半分くらいのスペースが空いていました。9時20分の出発時、曇りで気温は氷点下5度でしたが、風も弱かったので寒さは感じませんでした。
 
 目的地は、三段山か十勝岳で当日の気象と積雪状況で決めることにしていました。駐車場からほとんどの方が三段山に向かうのを見て、積雪は薄らでありパウダーは期待できそうもなく、どちらも山頂方向は真っ白でしたが、これから晴天に向かう予報であった事から、晴れることを期待して十勝岳を選択しました。
 
 避難小屋まではなんとか視界があったものの、それ以上はホワイトアウトまではいかないものの視界は悪く、トレースも消えていたため頻繁に立ち止まりGPSで方向を確認しながら登る事を余儀なくされました。
昭和火口の手前では、後続のグループが引き返していくのを上から眺めて少々不安な気持ちになりました。
 とりあえず先を目指すものの遅々として進まず、ようやくスリバチ火口に到着した時は出発から3時間が経過し、昼食を摂ったらタイムリミット。
 計画としては、3時間半で山頂到着を目指していたことと、この先真っ白な中を進んでも風向きから噴煙の中を突き進むことになることから、天候の回復の兆しは感じられたものの、スリバチ火口から引き返すこととしました。

 滑走を開始してわずか数分で昭和火口付近に到着し、下界を見下ろせる位置まで到達した頃には、あっという間に雲は流れ去り一気に青空が拡がりました。
 天候の回復に、やはりそうかという少し残念な気持ちと、むしろホッとした気持ちが入り混じりました。
 もし、15分早く天候が回復していたら無理して先に進んでいた可能性もあり、下山時刻が大幅に遅れたことでしょう。結果的に十勝岳の山頂まで晴れ渡ったのは、帰路についた15時過ぎだったので、我々の判断は正しかったと思いました。

 さて、肝心の斜面の状況ですが、標高1,500m付近までは大きめの段差を形成するシュカブラやアイスバーンに手こずり、標高を下げてもパックされた重めの雪に抵抗感が大きく、板をとられてバランスを崩し易く手強いので、慎重にゆっくり滑走することを強いられました。
 そんな苦行でも、登りの時の凍りついた風景とは一転し、別世界のように春の日差しを受けて解けた岩肌も柔らかく感じ、光り輝く雪面の中で戯れるスキーは最高に楽しかった。

 山旅ロガーの記録によると、最高点の標高1,743m、標高差732m、累積標高(上り)706m、累積標高(下り)677m スリバチ火口まで3.7kmを3時間、全行程7.4kmを行動時間4時間40分でした。スライドした方はゼロ、後続のグループは途中で下山していきました。スキーが目的の方は、もう少し雪が緩んでからがいいと思われますが、雪が少ないのでタイミングを外さないようご注意下さい。

dahamaとtaku



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