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Yamareco

記録ID: 1757006
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
十和田湖・八甲田

八甲田山

2008年10月05日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.9km
登り
719m
下り
717m
天候 くもり
過去天気図(気象庁) 2008年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車

感想

2008年10月5日、今年二度目となる八甲田大岳に行ってきました☆
コポさん夫婦を伴って、ロープウェイから赤岳、井戸岳を経由し大岳に登り、そこから毛無岱を経て酸ヶ湯に降りる、とそのような予定でした。

と・こ・ろ・が…

今回もやってくれました。雨を降らせたり、携帯を無くしたり、ナイアガラ(※1 だったり泉が湧いた(※2 り…
(※1・2 いずれも飲酒時におけるリバースの形態)
数々の伝説を残してきたコポさんではありますが、今回はなんと

=== お風邪を召されたとのこと(笑 ===

いいんだいいんだ、何も言うまい…。
ほら、おかげでこんなに良い天気(笑(※3
(※3 コポさんが元気だと雨が降り、元気が無くなると晴れるという伝説がある)

というわけで、予定を変更し酸ヶ湯から毛無岱への往復をメインに据えて様子を見ながら余力があれば大岳山頂を目指す、そのような計画としました。9時30分過ぎ、酸ヶ湯を出発です。

それにしても今日の酸ヶ湯登山口、すごい数の車です。上の方にある第二駐車場が満車で車を停めることが出来ず、だいぶ離れた空き地に停めざるを得ませんでした。あの駐車場、100台以上は停められると思うのですが…。み〜んな、山の紅葉が目当てなんですかねー。だとすると、山の中もかなり混んでいそうな予感。

樹林帯の中を毛無岱をめざして進みます。酸ヶ湯の登山口からすぐのところは若干の急坂がありますが、そこを過ぎれば至って平穏、緩い傾斜の歩きやすい道が続きます。色づき始めた木々を愛でながら、のんびり進みます。

樹林帯を抜け、ぽっかりと視界が開けると、そこが下毛無岱。黄金色の絨毯の中を進む木道と、その向こうには色づき始めた木々の赤や黄色のパッチワーク。そして、奥の方には大岳がその偉容を示しています。

予想はしていましたが、毛無岱に入ると途端に人が多くなってきました。普通に大岳などを目指す登山者に加え、毛無岱の紅葉だけを見に来た観光客。そして写真が目的で大きなカメラと三脚を抱えた人など。

ただでさえ人が多いのに、写真を撮るために立ち止まったり、三脚を設置したり。どうせ休憩するなら景色が良いところでとお菓子を広げたり…。せまい木道の上で、百人百様の動きをするので混雑に拍車がかかっています。

ここの木道、単線の上交換設備も少ないですし、ちょっとした事ですぐにすれ違い困難になってしまいます。特段マナーの悪い人がいたわけでもなし、むしろちゃんと譲り合いの精神を発揮していたと思うのですが、それでも数珠繋ぎになって立ち往生したりと、なかなか大変な様子。今時、木道の拡幅や新しい道の整備など許可されるわけもなく、この先もハイシーズンはこういった光景が繰り返されるんでしょうね〜。来週の三連休なんか、考えるだに恐ろしい…。

木の階段を登って上毛無岱を目指します。ここは有名な撮影ポイントですが…それは帰りのお楽しみ。ところで、上からだか下からだか忘れましたが、何段目から撮った写真が一番美しいとかいう話がありませんでしたか?
ちょっと忘れてしまったんですが…。もしご存じの方がいらしたら教えて頂ければ幸いです。

階段を登り終え、上毛無岱に着きました。下毛無岱より彩りが少ないですね〜。ちょっとした標高の差ですが、上毛無岱はすでに枯れ野色…。

上毛無岱中程にある休憩所までやってきました。病身の方がいらっしゃるのでゆっくり登ってきましたが、登山口から1時間半かかっています。

…さて、体調が思わしくないようであれば今日はここまでと思っていましたが、どうしますか? コポさん。ん? 行きます? 奥さんが心配そうにしてますけど?





わかりました! 大丈夫であるというのなら大岳を目指しましょう!
風邪をぶりかえさないように汗だけは拭いておいて下さいね!

上毛無岱を抜け、ロープウェイ方面への分岐点を過ぎ、いよいよ大岳へのアプローチ区間へ入ります。道も登山道らしくなってきました。

そんなに急坂という印象ではないのですが、時々振り返ると確実に高度を稼いでいるのがわかります。さっきまで自分たちがいた毛無岱や、仰ぎ見ていたロープウェイ駅が今は眼下にあったり。風邪引きコポさんには若干つらい坂道のようですが、がんばれがんばれ!

何度か「あとどれくらい?」と聞かれたので「もうすぐそこだよぉ。ほら頂上にいる人が見えるくらい近くまで来たよぉ」と言って励ましていたのですが、思うほどには歩みが進まず、だんだんと「もうすぐ」という言葉を信用してもらえなくなってしまいました(笑

上毛無岱の休憩所から1時間。大岳避難小屋に到着〜。それにしても…すごい人の数です。ちょうどお昼時に重なったのもありますが、少し離れたところにあるベンチを含めて小屋の周辺にはまともに座れるスペースが皆無!
いやぁ、ひさびさに山の中でこんな混雑を見たなぁ。

まだお腹も減っていないし先に山頂を踏んでくるか〜、という事になり小休止後、大岳への登りへと取り付きます。このあたりが、本日の行程で最大の急傾斜地でしょうかね〜。

頂上はあと少しなんだけれど、コポさんがつらそう(^^;
対向者待ちの間にへたり込んでしまいました。ううむ、数年前の自分を見ているようだ(笑
いや、まぁでも鼻水ズビズビじゃ辛いですよね、実際。

20分強くらいの時間をかけ、八甲田大岳山頂に到着〜。お疲れ様でした。
さっそく看板の前で記念写真♪
そのヘロヘロっぷりが我が登山隊にふさわしい!(笑
でも、なんだかんだ言いながらも登山歴三週間にして日本百名山のうち山座を制覇しましたよ!
このペースで行けば2年半くらいで百座全て制覇できるんじゃない?(笑

いやあ、それにしても天気が良い♪
お隣の井戸岳・赤倉岳はもちろん南八甲田の山々や、陸奥湾が一望の下に!
端正な形の高田大岳だけは雲に覆われて全容を見ることができませんでしたが、まぁ、これくらい眺望が得られれば文句はありません☆ さいこー☆☆☆

さて、いくら天気が良くてもやはり秋の山。ぴゅーぴゅーと風が当たる山頂では、ものの数分で体が冷えてきました。風邪引きさんもいるので早々に退散することにしましょう。

元来た道を戻ります。このあたりからの景色も良いですね〜。1500mそこそこの山で、これだけ高山的な風景を見ることが出来るのも東北の山の魅力でしょうか。

大岳避難小屋まで戻り、昼食にします。おにぎりやカップラーメン、魚肉ソーセージ…定番ではありますが、やはり山の上で食べるのは美味しい♪
熱々のコーンスープなどもご用意しておりますよぉ。これからの季節、暖かい物は本当にありがたいですな〜。

ゆっくりと昼食を食べ十分に休憩し、下山の途に着きます。同じ道を帰りますが、下りは下りで別の景色が見れますからね。楽しみにしていて下さいよぉ。

上毛無岱を通り過ぎ、下毛無岱へと続く階段へとやってきました。なにやら人がいっぱいいますよね?
実は、今日一番見せたかったのはここからの景色なのですよ。

有名すぎるほど有名な撮影地ですよね。秋の八甲田を題材としたポスターやパンフレットには、ここから撮影した風景は必ず載っていると言っても過言じゃないでしょう。山初心者のお二人には、それを肉眼で見てほしかったんです。

絶対に写真では見たことがあるハズなんですよ。それでも「今まで見た紅葉の中で一番良かった。感動した。」と言っていただけました。やっぱりね、「自分の足で歩き、自分の目で見る」って事は大事だと思うんです。暑さや寒さも含めて、その場の空気を肌で感じながら得た記憶って鮮烈だし、時間が経っても色あせないと思うんですよ。

珠玉の景色を堪能して頂きまして、あとはゆるゆると酸ヶ湯に向けて降りていきます。良い物を見た後は良いお湯に浸かりたい(笑
今度はどこの温泉に行くかという課題で頭の中が一杯です。

3時ちょうどに下山できました。だいぶペースを落として歩いていたので、当初の予想時間より時間がかかってしまいましたが、まずは全員無事に歩ききることができ、めでたしめでたし♪

お、なんだか出発前よりも元気になっている人がいる(笑
「今日行けなかったロープウェイからの周遊コースも行ってみたい」
「次は早池峰山だっ!」
などという発言も飛び出しました!
順調に洗脳計画進行中であります(笑

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