八ヶ岳 赤岳日帰り山行
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- GPS
- 09:20
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,465m
- 下り
- 1,467m
コースタイム
天候 | 薄い雲がある快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行きは南沢から文三郎道を登りましたが、日蔭が多いようで雪が締まって急斜面ではありますが登りやすかったですが、問題は下りで使った地蔵尾根で、こちらは時間的にも日が出てきたことと、ふだんから日当たりがあるようで雪がサラサラのパウダースノーの状態で、下山には不向きなルートでした。 |
写真
感想
はじめての雪山山行では、すこしほろ苦い勉強をさせられることとなりました。アイゼンを付けるタイミングが早すぎて、行者小屋に着くまでに足がバテばてになりました。行者小屋では食糧補給をしておくために、おにぎりを食べましたが、手袋をはずしてパッケージを剥がしていたら、手が痛い。そんなはずないと、そのまま素手で食べていたら、手があっという間に冷え切ってしまいました。マイナス10度くらいの世界は、こんなにも危険なのかとおびえ、そのあと足の指先が冷えていることが怖くなりました。このまま行ったら、まさか凍傷?と迷いましたが、登り始めてハーハー登っているうちに足先は冷え切った状態を脱していました。
その後の登りは順調で、気を付けながらも頂上につけました。すれ違う人や頂上で会うひとが多いのはやはり人気の赤岳ならではです。写真も撮っていただきました。下りはせっかくなので違うルートで行こうと少し冒険したのが失敗でした。
地蔵の痩せ尾根を注意深く下った直下で、雪質が登りと違いサラサラになっていることを軽視したために、前向きで下山していた際に左足を置いた場所がそのまま崩れ1メートルほど足が流れ気がつくと仰向けになり、なんと、体がそのまま滑り始めました。手を広げて体を押さえつければ止まるというのがいつもの雪のある斜面の経験だったのですが、サラサラの雪では止まらず、そこで初めてしまった!と思いました。まずい・・と動揺して制止行動に入るのに1秒くらいかかってあわてて体を反転させピッケルを雪に力いっぱい打ち込みました。一発しかないな・・と思ったのは自分でもよく考えられたなと後で思いました。5メートルほど痩せ尾根を滑走。そのあとは後ろ向きに足場をしっかりラッセルしながら膨大な時間をかけて慎重に下山を続けました。地蔵のサラサラ雪の急斜面は非常に長く続き、いつまでたっても安心できる場所までつきませんでした。
後あと考えると、やはり事故は下山途中。
事故にならなかったからよかったですが、いい勉強になりました。
天気は晴れでしたが、青空は望めませんでした。
帰りの北沢、美濃戸から美濃戸口までの歩きが、ものすごく長かったです。
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