伯耆大山弥山尾根西稜⚡危機一髪!!
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- GPS
- 08:17
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 1,036m
- 下り
- 1,023m
コースタイム
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 8:09
天候 | 風雪や霧 風速15〜18m/s |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
本番当日は、ホワイトアウトにより、視界不良・・・ 方向や地形の起伏は識別不能でした〜💦 |
その他周辺情報 | 登山前はゲストハウスを利用しました↓↓ http://www.daisen-guesthouse-juan.com/ 登山後はいつもここ♨↓ https://www.daisen.jp/p/kankou/4/yamagawa/88/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
靴
サブザック
アイゼン
ピッケル
ビーコン
ゴーグル
行動食
非常食
地図(地形図)
トポ
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
ロープ
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
ロープスリング
セルフビレイランヤード
アッセンダー
ハーネス
ヘルメット
保険証
携帯
時計
|
---|---|
共同装備 |
スコップ
ゾンデ
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
ロープ(50mダブル)
|
感想
2ピッチ目からも、コンティニュアスで、リードをさせて頂いた。
(コンテは、リスクは高くなり、一人が墜落すれば巻き込まれ、パーティーが全滅する。この場所では、ロープを出すロスタイムを少なくし、移動速度を優先した。よって、スタカットは適さず、他、タイトロープシステムも運用しないと考えた)
スタートするとともに、立木に中間支点を積極的に作りすぎ、確保地点での、スリングやカラビナの不足が懸念された。天候が良ければ、3〜4ピッチでの登攀距離を目安に、ピッチの終了点を判断するのであろう。しかし、ホワイトアウトで方向や地形の識別が不能、曇った眼鏡を着けているような感覚、3mほど先しか見えないまま登攀をし続けた。幸い、稜線手前は、緩やかな斜面で樹木がなかったので、ギアは不足することなく登山道へ上がることが出来た。
中間支点の強度を気にするあまり、立木にスリングをぐるぐると巻きすぎた。結果、後続者がギア回収の際には、すでに凍ってしまい、足場も不安定でスムーズに解きにくかったようである。ラウンドターン結びではなく、ツーバイトやガースヒッチなどを考慮し、場面や状況によって使い分ける必要がある。
途中、傾斜の強い場面では、硬いアイスバーンとサラサラの新雪と思われる雪質の状況、まるで雪の中を泳ぐようなラッセルで登攀した。アイゼンは二度三度のフロントポイントキックで蹴り込み、ピッケルはミドルタガーポジションが有効であった。(ピッケルはMIXルート用を1本のみで使用)
落雷は、夏山シーズンと思い込んでいただけに、腰が抜けそうになった。小屋への避難は、然るべき場所である。頂上小屋を再出発し、稜線上の落雷発生時は、身を低くしながら、複数の人数は固まらないよう距離を置いて、樹林帯のある夏山登山道に速やかに下ることが適切だと考えられた。ところが、実際には、肝心の登山道のトレースは消失しており、最悪の事態が脳裏をよぎったが、GPSで現在地の確認をし、パーティー全体の冷静な行動のおかげで、無事に六号目避難小屋に到着出来たことは良かった。
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