蛾ヶ岳 四尾連湖〜精進湖 テント泊〜♪ 久し振り〜♪
- GPS
- 27:14
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 1,913m
- 下り
- 1,249m
コースタイム
12:22 市川本町駅 12:26
12:41 碑林公園 12:55
13:18 市川大門分岐
14:22 展望台 14:33
15:12 四尾連峠
15:30 水明荘 15:55
16:00 テントサイト着
2日目
07:01 蛾ヶ岳登山道入口
07:28 大畠山分岐
07:32 大畠山山頂
07:39 大畠山分岐戻る
08:11 西肩峠
08:27 蛾ヶ岳山頂 08:41
09:52 折門峠 09:57
10:14 地蔵峠
10:44 林道合流地点
10:57 林道から登山道分岐 11:10
11:28 作業小屋
11:50 三ツ沢峠
13:19 三方分山 13:35
14:16 女坂峠
15:09 舗装道路へ合流
15:40 赤池バス停
天候 | 21日 晴れ 22日 晴れ後曇り 温度計を忘れたので気温は判りませんが、朝フライシートの裏は凍っていました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 赤池〜河口湖(富士急バス)- 河口湖駅〜大月駅(富士急行)- 大月駅〜八王子駅(JR中央本線) |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回の山行きはfgfgさんの「身延線市川本町駅→蛾ヶ岳→三方分山→精進湖 誰にも会わないルートでした」 を参考にさせて頂きました。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-171545.html お世話になった水明荘さんのHP(縦走路等の参考に) http://www17.plala.or.jp/suimeisoushibire/index.html 碑林公園〜四尾連湖 道は明瞭で残り5Km〜残り2Kmまで1Kmごとに標識があります(残り1Kmは見落としたかも) 整備されていますが崩落気味の場所もあり補助ロープが設置してある場所もあります。 四尾連湖〜蛾ヶ岳 良く整備されていて安心して歩けます。 何箇所か痩せ尾根もあります。 西肩峠から山頂までは急坂です。 蛾ヶ岳〜折門峠 蛾ヶ岳山頂からしばらくは急坂で補助のトラロープがある所が2箇所あります。 折門峠は指導表にもありますが、左側に”レ”の字に曲がります。 直進してしまうと集落に出るようです。 折門峠〜林道合流 特に問題はありません 林道は立派な舗装道路です。合流地点に登山ポストらしきものがあります。 合流地点には車2台程度が駐車できるスペースがあります。 林道から登山道分岐〜三ツ沢峠 4個目のカーブミラーの所から登山道へ入ります、見落とす事は無いと思います。 昭文社の地図に作業小屋の近くに水場マークがありますが、 これが作業小屋の側にある蛇口の事を指しているとしたら 水は出ませんでした。(通年出ないのか今だけ出ないのかは不明です) ここ以外で水場らしい場所は気が付きませんでした。 三ツ沢峠〜三方分山 三ツ沢峠も”レ”の字状に左へ曲がります。ここも直進すると集落行きのようです。 トラバースの道で道が斜めになっていて(埋まっていて?)ズルズル滑る場所があります。 踏み跡が不明瞭な箇所がありますが、ピンクテープが大量にありますので 迷う事は無いと思います。 三方分山〜女坂峠 急坂が多く片側が切れている所もありますし、全体的にザラザラしています。 数箇所崩落地点もあります。 女坂峠〜登山道入り口 多少石がゴロゴロしている以外問題ありません。 数本の木橋があります。 全体として 集落にエスケープ出来る箇所もありますが集落までの所要時間や そこからのバスやタクシー利用の状況も不明なので、 歩き始めたら精進湖まで行く事が前提になってしまうと思います。 |
写真
感想
このところ最低気温も高くなりそろそろテント泊を再開したくなってきましたので
以前から気になっていた四尾連湖湖畔のキャンプ場へ行ってきました。
四尾連湖(しびれこ)の名前も印象的ですし、側にある蛾ヶ岳(ひるがたけ)も
何故この字でヒルガタケなのかも不思議で気になっていたという事もありましたし、
どなたかのブログの写真での風景が綺麗だったのと紹介文に
「管理棟と駐車場のある場所からテントサイトまで離れていて人気が無いのでは?」
との趣旨の文章があり、それならば静かな宿泊が期待できそうなので
1度訪れてみたいと思っていた場所でした。
実際は離れているといってもオートキャンパーさんにとっての離れているで、
山屋さんにとってはなんでもない距離(5分程度)です。
山のテント場ではなくあくまでもキャンプ場ですので水道も非水洗トイレも
ありますし電気も点きますのでこの便利さをどう思うかは人それぞれだとは思います。
市川本町まで身延線で向かうのですが、初めての身延線の運賃支払いシステムに
戸惑いました。
乗車はどのドアからでも良いのですが降車は1両目の最前のドアからのみで
支払いはその時に運転席にある料金支払機に投入します。(一部の駅では駅で精算出来る様です)
乗車時に整理券を取るのもバスと同じで、PASMOやSuicaは使えません。
私は甲府駅でそのまま身延線に乗り込んでしまった為Suicaの精算が出来ず
後日大月駅でその旨伝えて精算しました。
甲府駅で乗り換えるときの正しい精算手続きの仕方はまだ理解出来ていません。
市川本町駅で降り碑林公園へ向かいます。
不思議な雰囲気がする碑林公園奥にある登山道から登り始めると程なく初老のご夫婦と思われる
方達と擦れ違いました。
このお二人が2日間の山歩き中に出会った最初で最後のハイカーさんでした。
登山道はごく普通に整備された道で歩きやすく、八ヶ岳が望める展望箇所もあり楽しいコースでした。
ただ久しぶりのテント装備にだいぶヘロヘロ&ノロノロではありましたけれど・・・。
四尾連湖湖畔の水明荘に到着すると大旦那さんに歓迎して頂きました。
ロビーに飾ってある四尾連湖や蛾ヶ岳の写真を見ながら、
昔冬には湖面にスケートが出来るほどの氷が張った事やブラックバスが繁殖するまでは
ワカサギが釣れた事、武田信玄の住む躑躅ヶ崎館から見て昼に太陽が来る事から
ひるヶ岳と呼ばれそこから何故か蛾ヶ岳に転じた事などを話して頂きました。
また蛾ヶ岳までの道の説明と精進湖までの縦走路の説明が書かれた紙もここで
貰うことが出来ました。
冬季は水道の凍結防止のため水はここで補給してもらいます。
キャンプ場は要予約という事で電話した時に、多分貸しきりと言われた通り
誰もいませんでした。
テントサイトは数箇所に分散していて全部でファミリータイプのテントを50張りくらいは
出来そうな広さがあります。
白樺の木の下にテントを設営して湖畔を散策しました。
周囲1.2Kmの湖は周りを山に囲まれていて眺望はありませんが落ち着いた隠れ里の様な
風情があり、水は湧き水の為とても澄んでいて夏場は気持ち良さそうですし、秋の紅葉シーズンも
かなり期待出来そうに思いました。
食事をして星空を眺めシェラフに入って少し横になったとたんに眠ってしまい
8時間以上の爆睡!6時の予定が7時出発と完全に出遅れてしまいました。
蛾ヶ岳までの道はキツめの登りや痩せ尾根、眼下に眺められる四尾連湖など
飽きさせない道が続きます。
山頂は広くはありませんが、富士山や南アルプスの山々,八ヶ岳,奥秩父などが一望できて
一気にテンションUp!もっとゆっくり眺めていたかったのですが、スタートが遅れたので
中休止程度で先を急ぎました。
蛾ヶ岳から精進湖への下りはトラロープのある急坂で相変わらずビビリながら下りました。
いつまでたっても下りは苦手です。
しばらくの下り部分が過ぎると正面や右側に富士山を眺めながらの
素晴らしい落葉樹の尾根が続きます。
林道へ合流するまではこのフカフカの尾根歩きを楽しみました。
林道から再度登山道へ入ると植林基調になりますが天気が好いせいか
特に悪い気はしませんでした。
しかし三ツ沢峠から先は少々雰囲気が変わります。
自然林の素晴らしさは相変わらずなのですが、トラバースの斜面に道らしい道が失われかけ
砂と落ち葉が積もって斜めになった地面は谷側にズルズル滑りやすい感じでした。
こういう地形での正しい歩き方というのを知らなかったので、
取りあえず斜面につま先を蹴り込みながら通過しました。
コースも不明瞭になりがちでしたが、大量のピンクリボンで迷う事はありませんでした。
このリボンは水明荘の御主人が付けたものだそうで、
この縦走路への御主人の愛情が感じられましたし、とても助かりました。
稜線へ出てそこそこの急坂を登りきり三方分山の山頂へ到着したとたん、
とてつもなく見事な富士山が目の前に飛び込んできました。
稲村岩尾根を登りきった時に広がる鷹ノ巣山の眺望にも似た感激があり
思わず他にハイカーさんがいるかどうかも確かめずに
ヒャーともホーともつかない歓声を上げてしまいました。
幸い誰もいませんでした。
このエリアで登った事がある山は三つ峠しかなく
それもガスガスで全く富士山が見えない山行きでしたので、
これ程大きな富士山を見るのは生まれて初めての事なので少し怖いくらいの感動でした。
ここで大休止の予定だったのですが、暗い雲が出てきて風も強くなってきたので、
名残惜しくはありましたが、最後に雨に降られる展開は避けたかったので下山することにしました。
結局その後も雨は降りませんでしたが、ゆっくりご飯を食べていたら
バスに間に合わなかったかもしれなかったので、それで良かったようです。
ここからはメジャールートで安心という変な思い込みがあったのですが、
片側が切れ込んだザラザラした急な下りもあり結構気を使いました。
女坂峠からは安心できる広い道がほとんどで、途中の沢で手と顔を洗い
登山道が終わる手前で着替えをして赤池バス停まで舗装道路を歩き
今回のテント泊縦走は終了しました。
赤池バス停の側で強くなってきた風に吹かれ、じんわりと広がる疲労感を感じながら
バスを待っている時間もまた良いものでした。
久しぶりのテント泊、色々な事がギュッと詰まった充実した山行きでした。
【四尾連湖】
秋の紅葉の季節にはまた行きたいな〜♪
コメント
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早々にテン泊されてきましたかっ、素晴らしい〜〜
こんにちわ、udou1192さん。
ぬくぬくと小屋泊してきたHorumonです(;^ω^)
テン泊、お疲れ様でした。
蛾ヶ岳と三方分山、どちらも山梨百名山ですねっ
いずれは制覇したいと思っていたので参考になります。
早速お気に入りに登録させて頂きました(;´∀`)
オートキャンパーの友人夫婦もそろそろキャンプを
したいと言っていたので、そんな彼らを連れて行っても
いい感じのキャンプ場ですねφ(`д´)メモメモ...
なんで下山中にネコちゃんに会うと普段以上に
癒されるんでしょうかね??と、ふと思いました(;^ω^)
Horumonさん、こんにちは
いい歳をして初対面が苦手なので小屋泊はハードル高いなっと思い
気楽なテント泊のみなudou1192です。
Horumonさんのレコに比べて客観性や観察が足りない私のレコを
お気に入り登録していただいて嬉しくもあり、恥ずかしくもありといった感じです。
ありがとうございます
実はここに決める前にもう少し標高の高い山を考えていまして
暖かめのシェラフをカードでつい・・・
という訳でテント泊でもぬくぬくで寝坊してしまいました
水明荘のテントサイトは一部直火もOKみたいでしたから、
大人数で行くと楽しいかもです。
雲取山には今年必ずテント担いで行くつもりですが、
他に良いテント泊山行きコースがあればレコで紹介お願いしますね
udou1192さん
こんにちは、fgfgです。
私の拙いレコを参考にしていただくなんて、恐縮です。
日頃の行いが悪いのか自分の時は曇天で、富士山は全く見えませんでした。それと、南アは悪沢岳まで見えるんですね。羨ましいです。
udou1192さんも出会ったのは、私と同じ二人だけなんですね。蛾ヶ岳を過ぎると本当に誰もいませんね。
でも自分の時はすれ違っていないのに、違う二人分の足跡が登場してビビりました。さらに、熊鈴の音が聞こえてきたのに人の姿は見つからず、、、走って逃げようかと思いましたよ。
あと、三方分山手前の稜線に出るまでの枯葉の道は、物凄く斜めになっていて歩きづらかったですね。枯葉が多すぎて、大量の赤テープがなければ迷いそうな道でしたね。
udou1192さんの他のレコを拝見しましたが、物凄いペースで登られていますね。真似したいところですが、現在甲府に単身赴任中で週末は東京に戻っていることが多いので、なかなか山に行けません。でもudou1192さんのレコを参考にして計画してチャレンジしたいと思います。
これからもレコを楽しみにしています。
fgfgさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
私はもっぱら奥多摩のメジャールートばかりを歩いているので、
興味はあれども昭文社の地図にも載っていない山に行く事にかなり不安があったのですけれど、
fgfgさんのレコで紹介されていた”市川三郷町の地図”のpdfやレコのコース状況の説明を拝見して、
自分でも歩けそうだと判断できたのでとてもありがたかったです。
実際歩いてみてすっかり気に入ってしまいましたけれど、
人よりもカモシカの目撃数の方が多かったあの寂しい山域で、
何処からともなく熊鈴の音が聞こえてきてっいう状況はビビるの分る気がします。
それにしても勝沼ぶどう郷駅を過ぎてからの車窓からの眺めは本当に素晴らしいですね、
あれ程の景色を毎日眺めていながらその山に登る時間が持てないのはさぞや・・・っとお察し致します。
私の人生最高地点はまだ大菩薩嶺なので今年こそ八ヶ岳や仙丈ケ岳をと狙っている感じなので、
fgfgさんの過去のレコなどを参考にして2500m越え、そして南アデビューを果たせたらと考えています。
ビールの美味しい季節にはfgfgさんの山行きの時間が多く持てるようにとお祈り申し上げます。
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