大尾山〜シャクナゲ尾根〜天ヶ岳〜戸谷峰
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- GPS
- 10:22
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,377m
- 下り
- 1,370m
コースタイム
- 山行
- 9:12
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 10:22
所々で倒木の処理などを行っています。
コースタイムはあまり参考にならないでしょう。
天候 | 晴れ/曇り/小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
叡山電鉄 - 鞍馬〜出町柳 420円 京阪電鉄 - 出町柳〜祇園四条 210円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■大原バス停〜大尾山 大原バス停から三千院や来迎院への参道へ進み、その先に大尾山登山口があります。 音無の滝までは観光地でもあるようです。 音無の滝を過ぎると、まずは滝を高巻く道となり、鎖も設置されています。 その先からは沢沿いの道となり、何度となく渡渉を繰り返して行きます。 昨年の9月の台風21号によると思われる倒木がそれなりにありますが、ある程度の処理はされており、通行への支障は限定的でしょうか。 その影響も含めて、道が狭くなっていたり、滑りやすそうだったりする所があります。 難易度はあまり高くないと思われ、歩き慣れていれば、問題のない道でしょうか。 梯子っぽい階段と鎖場があり、三の滝を高巻いて進みます。 三の滝の直下まで行くのも可能ですが、わざわざ行くほどでもなさそう? 沢沿いの道を進み、沢に水が見られなくなるようになる辺りから尾根道となり、大尾山の肩を経て、すぐに大尾山山頂に到着です。 本来の山名は『梶山』です。 ■大尾山〜伊香立峠〜小出石バス停 大尾山から北へ延びる尾根を辿ります。 尾根分岐で支尾根に進まないように注意しておきたいですね。 ルートが分かりにくいかなと思われる辺りでは、目印が多くなっており、問題なし。 倒木は程々ぐらいで、通行への支障はほぼないでしょう。 伊香立峠からは一般のルートを外れて歩いています。 一般のルートを歩くのが無難でしょう。 ■小出石バス停〜シャクナゲ尾根〜天ヶ岳〜戸谷峰〜鞍馬駅 小出石バス停から国道を歩き、右手の天ヶ森登山口を見送り、少し先で林道へ。 橋を渡ると、程なくして天ヶ岳登山口に至ります。 登り始めは急登で、踏み跡はやや分散しており、登りやすそうな辺りを進むのが良さそう。 急登区間を抜けると標識があり、その先はアップダウンのある道となります。 鉄塔下の好展望の場所を経て、P604付近の分岐に至ります。 分岐の標識に従い、天ヶ岳方面へ。 やや傾斜が増した辺りは岩っぽくなっていますが、登りだと問題なし。 百井峠方面との分岐があり、近くの鉄塔下の展望所に寄り道しています。 展望所から尾根伝いに戻り、その先の『迷』の標識の方には進まず、下へ。 林道と並行する登山道を進むと、天ヶ岳山頂に到着です。 少しアップダウンのある尾根道となり、いくつかのピークを経て、薬王坂に至ります。 ここからは京都一周トレイルのコースとなります。 少し下った辺りからはやや歩きにくい道となるので、足下に注意して進み、京都一周トレイル北山42地点にて下山完了となります。 橋を渡れば、後は舗装路歩きとなり、すぐに鞍馬駅に到着です。 |
写真
感想
シロバナネコノメソウやイワウチワを見るべく、昨年の3月24日に大原の山を歩きました。
しかし、どちらもピーク前で、期待していたほどの成果は得られず。
今年も見ようと思い、タイミングを計っていました。
heheさんのレコで、まだ早いかなと思ったのだけど、akinomさんのレコでは、すでに咲いているとの事で、今後の日程を考えると、ここで行っておくのが良さそう。
昨年は考え過ぎのせいで長い距離を歩きましたが、今年はシンプルな行程で。
大原バス停からスタートし、三千院方面へ。
三千院や来迎院の参道の辺りにシロバナネコノメソウがあるとの事なので注意して歩いていると、それっぽい所があり、近寄ってみます。
確かにシロバナネコノメソウが咲いており、撮影に励みますが、小さい花なので、なかなかうまく写ってくれない。
その先にも少し咲いていて、今後もこの時期に歩く際には気を付けておきたい。
登山口から入山ですが、音無しの滝までは観光エリアという感じ。
音無しの滝に着き、シロバナネコノメソウを探しますが、昨年よりは数が少なそうで、あまり見つけられず。
登山道に戻り、滝を高巻いて行きます。
鎖の設置された所を過ぎると最初の渡渉箇所があり、その後は何度となく渡渉を繰り返しながら、ゆっくりと登って行きます。
そこかしこに春の訪れを告げるような芽吹きが見られ、自然と気分が良くなります。
二の滝を巻いて行く辺りには太い倒木があり、その煽りを受けた木が低い位置で花を咲かせていて、倒木がなければ、花に気付かないままだったのかなという感じ。
少し先からは倒木が連なっているけど、ある程度の処理はされており、通行への影響は大きくなく、あまり問題なし。
倒木の処理をしようと思っていたのだけど、手出しできそうな木は少なそう。
なので、お茶を濁す程度に留めておきます。
三の滝の手前の階段の辺りでシロバナネコノメソウを探してみるものの、つぼみが少しあるだけで、昨年とほぼ同じです。
三の滝の直下まで行き、登山道に戻ります。
登山道から三の滝を見下ろすと、下段の部分がほとんど見えていない。
植林帯の谷筋には小さなミツマタの木があり、少ないながらも花が咲き始めています。
登山道は尾根へ移り、ほぼ直登して進むと大尾山の肩を経て、大尾山山頂に到着です。
ピークハンターさんのプレートは新調されており、この数日の間に訪れられたようです。
これまでと同様の丁寧な仕上がりに頭が下がります。
パンを食べつつ休んでいると、三角点の近くにカタクリを発見。
数日中には咲くと思われ、無事に結実して欲しいですね。
踏まれないようにと周囲を石で囲ったのだけど、石の下から別の株が芽吹いて来るかも知れず、これは失敗だったかも?
山頂を後にし、北に延びる尾根へ。
山頂の直下にも以前と同様にカタクリの葉が見られ、これまでよりも数が多い。
順調なら、数年後には花を咲かせてくれそう。
アセビやシキミの花がたくさん咲く尾根道を進み、所々で倒木の処理です。
途中のP630のプレートも新しくなっており、同じルートを辿られたよう。
前回と同じく伊香立峠の辺りは倒木でやや荒れており、雰囲気は良くない。
ピークハンターさんのプレートを探すと、ここでも新調されたプレートを発見。
この先の状況が気になるけど、ここで縦走路を離れます。
地形図を見て、安全に通行可能だろうと判断していた尾根へ向かおうとしたのだけど、想定していたのとは別の尾根に乗ってしまいます。
こちらも危険ではなさそうなので、そのまま進むと林道に出合います。
いくつか倒木があり、処理されないままなので、あまり利用されていないのかも?
林道を辿り、その終点からは踏み跡があり、尾根を下って行きます。
国道への着地が問題で、谷の方が軟着陸できそうと思われるので、手頃な辺りで谷へ。
結果的には尾根のままでも問題なかったようだけど、無事に国道に出合い、先へ。
小出石バス停、天ヶ森登山口を通過し、国道を離れ、林道へ。
天ヶ岳登山口に到着し、シャクナゲ尾根へ取り付きます。
登り始めは急登となっており、これまでは下りでしか利用していなかったので気付いていなかったのだけど、この辺りにもイワウチワがあり、開花の気配はなし。
シャクナゲ尾根はアップダウンのあるルートで、P490やP528を経て、鉄塔の下に到着。
ここからは好展望で、以前は花脊の鉄塔も見えていたのだけど、もうその姿はない。
正午をとっくに過ぎており、ここで昼食にします。
少し歩いて行くと、イワウチワの群生が所々に見られるようになり、咲いている花を探して行きます。
しかし、つぼみばかりで、まだ開花はしていない。
粘り強く探しながら歩いていると、恥ずかしげに咲いている花を発見。
昨年はちょっと早過ぎたのだけど、今年は何とか咲いてくれていました。
近くの株を踏んでしまわないように注意しながら、頑張って撮影。
その後も少しだけながらも咲いている花があり、ここまで歩いて来て良かった。
P604を踏み、尾根芯を片付けながら下り、分岐に到着。
天ヶ岳方面に進んで行きます。
所々に根こそぎ倒れている木があり、浅くしか根を張る事ができない中で生育して来たのに、その無念さみたいなものが辺りに漂っているような気がします。
方向転換しながら進んで行くと、トラバース道の辺りにはイワウチワの群生地があり、こちらはまだ開花までしばらくかかりそう。
百井峠方面との分岐にて左折し、近くの鉄塔下の展望所へ寄り道。
蓬莱山などの比良のお山は白くなっています。
山頂への道は新しい林道と並行しており、雰囲気は悪い。
天ヶ岳山頂に到着です。
ここからも倒木の処理などをしながら下ります。
時間も時間だし、それなりに疲れているので、標高点は巻いて行きます。
三又岳にはピークハンターさんのプレートがあるようなのだけど、ログを改めて見ると、こちらもピークを巻いて進んだようで、次回以降の宿題でしょうか?
この日はマスクの着用をきちんとしていなかったせいか、花粉症の症状が出てしまい、しんどい下山となり、ゴールが遠い。
時間も遅くなり、戸谷峰の山頂を通過後は倒木の処理を止め、黙々と歩き、薬王坂に到着。
ここからは京都一周トレイルのルートとなり、歩きにくい道を下り終えると、下山完了。
少し歩くと例の天狗さんが鎮座しており、鞍馬駅にて今回も無事にゴールです。
という訳で、昨年と全く同じ日に大原の山を歩いて来ました。
桜の開花具合から判断すると、昨年よりは季節の歩みは少し遅いのかなと思っていたけど、そうでもなかったようです?
期待していた花を見られたし、春の訪れを強く感じられる山行となり、満足です。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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この日、始発のバスで行かれたのかな?
私、あまりに悔しかったので
この日、2本目のバスで白猫を見にだけに大原に行ったのです
天ケ岳に行かれたodさんは3本目のバスで
みんな1台ずつずれていたようですね…
めちゃくちゃ惜しいです!
おまけにPHさんのプレートが新調されていて
たった数日で大きく様子が変わったって気分です
だけど、大尾山の山頂辺りにカタクリ!?!?
やっぱり、私、ぼーっと歩いてるみたいですね
なんと、イワウチワも早そうなの!?
もうちょっと後でって予定してたのに、見直しが必要かもですね
出会えそうでなかなか出会えないvgさん、ですね、本当に…。
(ちょうど朽木行きのバスと一緒になり、
そっちにどなたか乗っておられるんじゃないかな?と思ってました)
そう、始発で大原へ向かいました。
山歩きの人は他に見当たらず、山中では誰も見かけず、京都北山らしい一日でした?
この日は打ち合わせていたかのように、別々のバスだったようで。
akinomさんのレコへのコメントを見て、もしかすると、また出かけられるのかなと思いましたが。
今回は執念が実った感じでしょうか。
鈴鹿の入道ヶ岳のシロバナネコノメソウのレコがアップされて焦ってしまうけど、大尾山での開花はあちらより遅いようですね。
去年もそうでした。
去年の大尾山のレコを見ると、ピークハンターさんのプレートは泥で汚れていました。
heheさんのレコでも、まだ少し汚れているように見えます。
交換のタイミングを計るべく、ピークハンターさんはヤマレコを見てくれているのではという気がするのです。
淡い期待ですが。
とにかく、ピークハンターさんには感謝の思いしかないですね。
山頂のカタクリは芽吹き始めだったし、heheさんが歩いた日には地面の下だったはず。
これまでにカタクリの葉を見たのは、山頂の北側のみで、南側は気配がなさそうな。
なので、ぼ〜っとしていた訳ではなさそう?
イワウチワは咲き始めているのがあったけど、差があったとしても数日だろうし、去年と同等ぐらいで問題なさそう。
尾根筋に群生しており、風の影響で雪がいつまで残っているかは差があるはずで、咲いている期間は長くなるのではと思われます。
チセロ山の辺りに狙いを定めているのかな?
ここ最近、ヤマレコのユーザーさんと接近する機会が多く、アップされるレコを見て、驚いています。
heheさんとまだお会いしていないのは、何が作用しているんでしょうね?
この先、まず可能性がありそうなのは、小塩山のカタクリでしょうか。
去年と同じく、鵜の子谷からアプローチする予定ですが、どうなりますか。
同じ様に歩いても此方は雪でそちらは花見、随分違いますね。羨ましい限りです。まあ目的が違ったので仕方が無いのですが、もうそろそろ花見がしたい気持ちです。
heheさんが地団駄踏む気持ちが良く解ります。
この所歩く度に雪に遭遇してちっとも春を感じません。しかしやっと疏水縁にも桜がチラッと(チラホラまで行きませんが)咲くようになりました。
さあ次は何処に行くか益々悩みます。
日曜日は気温が低めで、天候も安定せず、予報とは少し違っていたようですね。
桟敷ヶ岳には秋に出かけたのみで、春の花の時期にどんな感じなのかが、あまり想像できません。
日程が微妙ながら、4月に細ヶ谷から魚谷山へと考えています。
時間が許せば、桟敷ヶ岳まで行きたいけど、かなり厳しそう。
倒木の処理をしようと思っているので、その状況次第ですね。
カタクリの花は開花寸前でした。
これまでは山頂から少しだけ北へ下った辺りで、葉っぱを見ていた程度だったので、開花前とは言え、実際に花を見られて嬉しかったです。
探せば、山頂の東側の斜面には、もっとカタクリが自生しているのかも知れませんね。
イワウチワは期待通りでした。
まだ3月だし、開花が進み過ぎているのも困りものなので、少しだけ咲いていてくれるのがベストだと思っていました。
来年以降は少し遅らせて訪れたいけど、他の山との兼ね合いが難しいんですよね。
春の花の時期の山行がやはり一番楽しく、どこに行くかで本当に悩みますね。
去年までの同じ時期の自分の山行を基にしつつ、皆さんのレコの情報も参考にする感じ。
思えば、昨年の今頃はyjinさんの体の具合は万全でなく、リハビリ的に山へ赴いておられましたよね。
もうすっかり完調に戻られたようで、かつてと同様に歩かれていて、何よりです。
またお会いできる機会があると信じて、山歩きを続けたいと思います。
3本目のバスに乗りました
私は大原、天ケ岳、薬王坂、大原の循環コースでした
v-gさんの昼食時には薬王坂辺りで、鞍馬か大原か思案していました
大尾山周辺にはお花が多いようですね
まだ一度も歩いていません
そのうち挑戦してみます
見事に別々のバスでの大原入りだったようですね。
始発には、病院に勤務しているらしき人が多かったです。
同じ日に天ヶ岳を歩かれていて、ちょっと驚きです。
歩いている距離も僕とほとんど変わらないぐらいだし、相変わらず年齢を感じさせず、頭が下がります。
あの新しい登山靴で歩かれていたんでしょうね。
所々で倒木が連なっているけど、あの辺りの被害はまだ少ない方でしょうか。
何とかしたいとの思いで倒木の処理をしていますが、小さな鋸で手出しできる木は限られていて、もどかしく感じてしまいます。
大尾山のあのルートは何度となく渡渉をしつつ進む感じで、飽きさせないし、難易度も程良くて、お気に入りのルートです。
尾根に乗る手前ぐらいからは植林帯となり、縦走路もやや単調なのが残念。
大原の中心に近い山だと、金毘羅山や翠黛山をセットで歩く人が多いとの印象。
個人的には、大尾山の方が面白味があるように思います。
この時期だと、色々と花も見られますしね。
機会があれば、一般のルート以外も歩いてみたいけど、実行する機会があるか、どうか。
そろそろ春本番ですし、充実した山行のレコを楽しみにしています。
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