北八ヶ岳(渋の湯〜黒百合ヒュッテ〜東天狗岳)(往復・日帰り)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 791m
- 下り
- 779m
コースタイム
天候 | 曇天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
正月に行こうとした北八ヶ岳。この時は唐沢鉱泉の手前数キロの地点で、前日に降った雪に車のスタッドレスタイヤがスタック、さらに渋の湯へ回りこんでも同じく数百メートル手前でスタック・・・ 無念の撤退をしたのでした。
リベンジを期すも、折りしも1月半ばから受験シーズン・・・ 我が家も上の子が大学受験、下の子が高校受験でしたので、山へ行きたいと言うと「あん? 子どもらが必死に頑張っているのに、何考えてんねん!」と鬼嫁から殺されそうになったので、「家にいて志望校に合格するなら家にいるけど、要は本人次第やん・・・」とも言えず、家庭円満のために山は自粛していましたが、合格発表も終わり、ようやく“奴隷解放”となったのでした(笑)。
しかし3月半ばからの週末はいつも雨か曇天・・・ 先週も土曜は雨・・・ 日曜はなんとか回復しそうでしたが、念のために月曜も有休にしてスタンバっていたのですが、どうも日曜より月曜、月曜より火曜が良さそう・・・ けどサラリーマンはそう休めないので、仕方なく日曜の夜から出発して月曜に登ることにしました。
25日の夜に自宅を出て、中央道の双葉SAにて仮眠。4時に起きて朝食とトイレを済ませて一路渋の湯へ。正月に来た時の雪はウソのようになく、渋の湯の手前ぐらいまで行ってようやく路面に雪が付着しているという程度でした。
ここで1日千円という高い駐車料金(テント泊で1泊なら2千円なのか?)を払い、6時20分ごろに登山口から登山道に入りました。
しかしやはり5ヶ月ぶりの山登りはキツイ! 秋の記憶から北八ヶ岳なんてとナメていましたが、ものの10分も登ると息が上がり、ちょくちょく立ち止まらないと進めません(笑)。やはり普段からカラダを慣らしておかないといけないものなのですね・・・
前日、あるいは数日間は気温が高かったので雨だったのか、路面はザラメ状になっている箇所が多く、靴底すら雪に潜らない箇所も多くて、黒百合ヒュッテまではノーアイゼンで行けるとよく目にしましたが、この日に限って言うとノーアイゼンでも行けますがアイゼンを装着した方がラクそうでした。
唐沢鉱泉との分岐を経るまではホント、バテバテでしたね・・・ ダラダラと緩やかな登りなのですけど・・・ 分岐を経るころにようやくカラダが慣れてきたのか多少マシになり、1時間50分かかって黒百合ヒュッテに到着。
しかしこの日は平日なのに、渋の湯〜黒百合ヒュッテ間で大学?高校?のパーティ3つ計30人ぐらいとすれ違い、さらに黒百合ヒュッテにも大勢の人が・・・ みんなヒマなのね・・・(笑)
黒百合ヒュッテで、渋の湯にて駐車場代を旅館に払いに行った際に玄関にいた青いマムートウエアを着たお兄さんと再会したので、なんとなく一緒に東天狗へ行く形になりました。
中山峠から稜線に出ますが最初は風もなく穏やかでしたが、こういう曇天で雪がちらつくと「白い雪原」っぽくなったこのあたりの登り・下りはルートがわかりにくいです。夏と違ってペンキマークは見えないし、赤布も雪でよく見えません・・・ トレースも消えかかるとホント迷い易いな、と思いました。
また不精してバラクラバやゴーグルを持ってきているのに3月ももう終わりで寒くないだろうとザックから出さなかったものですから、稜線上で徐々に風が出てくると、顔、特に鼻と口の感覚がなくなってきました・・・ ヤバイと思ってハードシェルのフードをかぶるとかなりマシになりましたが、頂上に近づくにつれて寒さはハンパではなくなってきました・・・
そうこうしているうちに東天狗の頂上着。しかし視界はゼロ・・・ お兄さんと写真の撮りあいっこになるが、ほんの20〜30秒ほど素手になるだけで手がしびれるように痛い・・・ 手袋の中へ戻しても、なかなか感覚が戻らない・・・ 来る時の黒百合ヒュッテの寒暖計はマイナス17℃だったから、頂上付近ではマイナス20℃程度と思われた・・・ 3月ももう終わりなのにねぇ・・・
さっさと下りますが、お兄さんは西天狗に行くと向かってしまったので、1人で元来た道を戻りますが、案の定、急斜面でプチ滑落・・・ すぐピッケルで止めましたが、西穂・独標での滑落経験が活きた?(笑)
あと東天狗頂上付近の、微妙に斜めってるトラバースもなんかデンジャラスな匂いがしないでもない・・・
黒百合ヒュッテまで戻り、行動食を食べてゆっくり渋の湯方面へ下りました。いつもは下りに入るころは疲れてスローペースになるのですが、今回はこの渋の湯への下りが一番快調だったように思います。黒百合ヒュッテから1時間もかからずに渋の湯へ戻りました。
なにぶん、前日や数日前の天候や降雪、気温などによってルート上の路面状況は刻一刻と変化しているように思います。どんな路面・気候にも対応できる装備が必要と感じました。
服装:上 パタゴニア・キャプリーン2、ファイントラック・ドラウトセンサー、マムート・ローガンJKT
下 ノースフェイス・バイオテックス、ファイントラック・ドラウトクロー、マムート・アルバロンパンツ
他 パタゴニア・ナノパフ(防寒着 結局使わず)
こんばんは。
天狗岳お疲れ様でした。
私が行ったときとはエライ違いで驚いています。
先週の日曜日はゴーグルやバラクラバも使わなかったし、ガスも時々切れました。晴れ間こそ無かったですが身の危険を感じる風もありませんでした。
春山の豹変ぶりは凄いですね。勉強になります。
いい加減週末に晴れをよこせ!
私は今年と来年の半分くらいは猶予があるので目標達成に向けてボチボチ登坂車線の山行に出掛けようと思います。
BIMOTAさんの次はどこかな? 楽しみです!
花見で養生してください。
昨日山頂でご一緒だった者です。
一昨日と昨日は3月末にしては厳しい状況でしたね。
(ヤマケイモバイルの天気予報では両日とも晴れだったのですが・・・)
私も下山時に中山峠と黒百合平の分岐を少し過ぎたあたりで踏み跡を見失い、右往左往してプチパニック状態になりました。
雪山中級コースの天狗岳とは言え、悪天候時の雪山を侮ってはいけませんね。
直前まで硫黄岳&赤岳と迷ったのですが、そっちにしなくて良かったとつくづく思いました。
予想通り今日は天気がすこぶる良かったようですが、今回は良い経験ができたと割り切り、お互い次回の安全山行につなげましょう!
いやー、1週間で豹変していました。
マイナス17℃って3月下旬の気温じゃないですよ。
まあ天気は今ひとつでしたが、吹雪かなかったし、5ヶ月ぶりの山としてはまあまあでしょう。
久しぶりに軽く筋肉痛です。
次はどこに行きましょうかねぇ・・・
しばし次に行く場所を考えます。
JA11Vさんも次なる山を目指し、夏に北方稜線を攻略して下さい!
おおっ!
これは「青いマムートウエアを着たお兄さん」ですね!?
私も昨秋の無雪期の経験がなかったらあそこで道に迷っていたかもしれません・・・
あのなだらかな斜面が真っ白くなったら方向感覚がマヒしますよね・・・
なんだか昨年2月に行った赤岳の方がイージーに感じました。
それにしても今日のライブカメラを見て、メチャクチャ悔しい思いをしました・・・(ドピーカンですし・・・)
お互い、安全山行を心がけましょう!
今回の山行をぜひレポして下さい!
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