谷川岳〜熊穴沢
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- GPS
- 04:35
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 719m
- 下り
- 1,293m
コースタイム
天候 | 快晴〜ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
グレートサミッツ国内編 NO19 4月の谷川岳
4月になったのに、天神平の積雪が減らない。今日は380センチになっている。この冬のマックスである。2月よりも3月に積雪が多く、4月になってもまだそのままだ。週末の天気がずっと悪かったが、今日だけはようやく期待が持てるか。だから天神尾根から谷川岳に行こう。この冬に一度も行ってない。
昨日の東京は暴風雨だった。春一番の季節は過ぎたが、急速な低気圧がきた。だから、谷川では30センチの積雪があった。春の雪は重い。でも溶けるよりは積もった方がいい。
朝の天神平は快晴だった。風も弱い。こんな好条件は久しぶりだ。さっそくスキー場の端を登る。雪も多い。ブッシュが出ていない。
先頭のつぼ足くんはラッセルで苦労している。といってもこちらにパワーがあるわけじゃないが、でもスキーなんだからと彼の前に出た。まず峠のピークに登る。そして向こうに下る。熊穴の避難小屋目指す。
途中のやせ尾根でアイゼンに履き替えて、抜かれた。後ろはトレースがあって楽だ。
熊穴で雪洞泊した3人組が先頭で登る。風も強くなったが、今日だけはどうにか頂上に出られるか。部分ガリガリの堅い雪。風で固められていて、スキーを置いて登る。
スキーを置くと軽い。つけられたトレースを辿って、2時間で頂上へ。快晴だ。蓬峠の向こうに巻機山を見る。オジカの頭の向こうは万太郎山。
でもほんの10分でガスが出てくる。春の天候はドンドン変わるから、さっさと下る。後続がドンドン登ってくるが。
さて、熊穴のコルから、熊穴沢を滑れるか。昨日の積雪がじっとりしたシャーベット状で、条件は悪くない。ここから出ると900mのダウンヒル。ボード4人組に声だけ掛けて、先頭で出る。ゆっくりできない。あまり左右に振っても意味がないわけだから、沢の真ん中をドンドン行く。「この条件なら雪崩れない」と決めてかかる。晴れた日は、雪崩れない。
下で西黒沢に合流すれば、とりあえずはOKで、しかし今年は積雪が多いし、雪も綺麗だ。過去には、割れた雪渓を大きく迂回したりしたこともあったが、沢の真ん中ドンドン滑れる。けれど、天候悪化でガスがドンドン降りてくる。若干のホワイトアウトで、斜面と空の色が混ざってくる。目を大きく開いて安全に下る。雪は春の重いシャーベット。
しばらく進むと、スキー場に合流して、下った。山の頂上まで登れたのは、この冬初めてのことだったんじゃないのか。久しぶりの納得。
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