白山 東面台地


- GPS
- 13:40
- 距離
- 43.2km
- 登り
- 2,346m
- 下り
- 2,342m
コースタイム
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
岐阜白山公園線は落石や、木の枝など散乱しているところもあるので自転車のパンクに注意。 取付きから台地まで 取付きは灌木を利用してクライムアップ、ダウンをした。台地までは藪漕ぎで1300mの沢筋の末端の雪のつながったところでシールハイクに換装。 1300m~1500m 基本的に沢筋を進んでいくが、一部倒木や雪切れで迂回している箇所もある。そろそろ賞味期限ギリギリといったところ。 1500m~2200m だんだん疎林になってきて、自由にルート取り出来る。今回1950mあたりから転法輪谷を詰めていく予定だったが北側にルートをとっていて、2000m地点から合流しようとしたが急斜面で雪がもろいので、そのまま尾根沿いに進んだ。新雪の残ったところはストップスノーで滑りづらいが概ねザラメ雪。 2200m~2500m 転法輪谷に合流し、沢筋を詰めていく。南側から小さな落石があるので注意。雪は緩んでいるのでクトーなしでシールハイクする。 2500m~山頂 クトーをつけてシールハイクする。2600mまで急斜面だけど雪は適度に緩んでいて問題なく登れた。さらに固いときはアイゼン歩行のほうが安全。2600mからはクラックが多いので踏み抜きや転落に注意。 |
その他周辺情報 | 帰路の白川郷駐車場付近は大型連休による大渋滞が出来ていた。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール. 下降器
ハーネス
|
---|---|
共同装備 |
30mロープ
|
感想
ヤマスキーコースでどこが好きか・・・
良いコースはたくさんあるが、やはり白山東面台地が一番好きだ。長い自転車漕ぎ、取り付きのクライムアップダウン、藪漕ぎ、そして巨木の森、ダケカンバの疎林、そして徐々に存在感が増してくる双耳峰の姿、本当に何回来ても素晴らしい。このコースを開拓されたレジェンドY先生に感謝します。
このコースは私の毎年の定番というか、ぜひ行かなければならないコースの一つなのだが、ちょっとした経緯があり、ここだけは581さんと行くことに決めている。今年は二人の休日と天気回りが悪く、ちょっと遅くなってしまった。そのおかでで、シンモンさんも参加できることになり、やわやわ軍団スリークオーターでアタックとなった。
2時に道の駅で集合し、小声でご挨拶。暗闇だが、二人とも強いオーラが出ている。今日は雨だろうが、なんとか山頂に着きたい。最初の自転車ステージは無理をせずに軽いギアで話をしながら進む。途中の激坂はたぶんスピードは5キロぐらいまで落ちているが(歩くスピード?)、脚を温存するには仕方のないことだ。
取り付きに到着して、自転車をデポする。まだ暗いがそこから灌木を掴みながら、なんとか登り、そして藪漕ぎだ。スキーや兼用靴が引っかかって進みにくい。途中もろい雪のトラバースを経て、なんとか雪のつながっている地点に到着。ここでいくつかのものをデポした。ここからは藪も少しあるが、おおむね快適にシールハイクで進むことができた。ガンガン進みコブラツリーにご挨拶。急登は一部ダブルウイペットで登り、あとはシールで進むことができた。それだけ雪が緩かったということ。
雨も降ったり止んだりで、体温調節が難しい。転法輪谷を登りあげ、コルに到着した。私のシールも剥がれだしたので、ここでシートラ&アイゼンに換装して、ラストピッチは雨とガスの中慎重に進む。山頂がうっすら見えてきて、テンションもマックスだ。雪を踏み抜いてゴボるが、気合で山頂に到着。アルミアイゼンなので、山頂あたりの岩の露出しているところを避けようとしていたら、購入したばかりのトレントフライヤーパンツをアイゼンでひっかけてしまい、バスっと破れてしまった。ガーン!
気を取り直して、お参りをして、写真を撮ったら、さあ帰ろう。雨なのに、雪は思いのほか滑り、愉しい時間となった。転法輪谷をあっという間に降りて、あとは登りトレースに復帰、三人で自由に滑りながら、ロープその他のデポ地点まで戻った。
ここからは藪漕ぎアゲインで、なんとか下降地点にたどり着く。慎重にクライムダウンして、一応核心部は突破だ。あとは余裕の自転車ダウンヒルだと思いきや、私のMTBの後輪がパンクしていた。ガーン二回目!
ロードレーサーのタイヤを3年前にチューブレスに変えてからはパンク修理をしていなかったので、多少もたついていたが、581さんが助けてくれて、なんとか復活。でもタイヤがゆがんだ感じで、とにかくスピードを出さずに、降りていく。
道の駅に到着して、みなさまお疲れさまでした。さっそく風呂に入ろうとしたら、なんと道の駅併設の白水の湯が休みだった。ガーン三回目!
その後白川郷は観光客でごった返していたので、そのまま高速に乗り、城端SAのクアガーデンの温泉に入り、ワイルドな山行を振り返って悦に入った。
思うに、雨中の山行は経験値を高めるためには多少は必要である。でも、そこはやはり行きたい場所ではないと面白くないし、気心の知れた仲間がいないと途中で中止になるだろう。今回は東面台地という素晴らしい場所であり、さらに強力な仲間とともに充実の山行ができて満足だ。お二人、ありがとうございました。また行きましょう。
地元白山には何度も登頂しているが石川県側からのみで、平瀬道は歩いたことがない。
北部白山は一通り歩いたものの雪のシーズンは未踏。
地元とはいえまだまだ白山の一部しかみていない。
数々の記録で目にしてきた東面台地。
これぞ自然な登山(表現がおかしい、砂防新道があまりに整備されているので)と言うべきwild field。雨ガスで視界がない中でもこれほどの感激を得ることができるのだから、快晴の日はいかばかりか!
コブラさんにもお会いしてきました。いったい何年斜面を眺めているのだろう。
チカさんと同じように毎年リピート確定です。
お二人と違って普段チャリには乗らないので、チャリパートではお二人をお待たせすることも度々。なぜか崖登りや藪こぎは苦にならずまあまあ楽しい。ウキっ。
シール登行となればもっと楽しい。森の雰囲気が最高です。巨木がごろごろ。
ピーク近くはシールトラブルで我慢のシートラでしたが、登りあげればそこはいつもの奥宮。風雨から守られた聖地です。
滑走は下部は重いザラメではあるものの、上部は快適なザラメで気持ち良い滑走。
チャリ、取り付きの上り下りさえ厭わなければ、最高のコースでした。
案内していただいたチカさん、581さんに感謝です。
また来年も行きましょう!
route581さんの滑り!!
4月の上旬から計画をたてて機会を狙っていたが、天気に恵まれずことごとく延期となったいた白山東面台地。気温も高い日が続き雪解けも進むのでそろそろ賞味期限も間近となってきたので、曇り雨の予報だったが決行することとなった。
2時に皆さん集合して支度を始める。この時点で土砂降りなら中止も考えただろうけど、雨は降っていない。自転車を走らせゲートに到着するとビーコンを車に忘れてきたことに気づく。急いで取りに帰り皆さんをお待たせしてしまった。これで今季3度目のシートラ自転車なので少しは慣れてきた。さらに今回はトライショーツをトレッキングパンツの下に履いているので少しはお尻の痛みの軽減される。霧雨が降ってきたが支障はない。途中酷い獣臭がしたので声を出しながら通過する。最後の激坂も元気にペダルをこいで自転車デポ地に着くころ白んできた。
雨が少し降ってきたのでカッパを着て取付く。ヤブコギをこなして雪がつながりだしたところでシールハイクに変更する。広大な大地に雪がまだ残り、自然を満喫しながらスキーハイクが出来る場所はなかなかない。そこからダケカンバの疎林に変わっていくところも本当にいい雰囲気で好きだ。雨は降ったり止んだりで、暑くなって脱いだら降り出す、着ると止む、ということを何度か繰り返し転法輪谷を詰めるころから雨は本降りになり、それ以降山頂まで止むことはなかったのでなかなかの試練だった。予報では気温は0℃を下回ることはなかったので、気楽にいたが、雨で濡れ、強風では何かあって動けなくなったら低体温症になる状況だった。防寒具は持っていたので特に問題はなかったが、天気予報を鵜呑みにしてはいけない。
今回の山行は雨に遭うということは覚悟していたのでいろいろ事前準備していた。自転車とやぶこぎ区間でシールを板に貼っていたら濡れると思い、シール歩行になる時にシールを貼った。板が濡れていたせいか、2000m付近でシールの粘着がなくなりはがれてきたので、ダクトテープを3か所巻いて固定し応急処置。2200mでもう片方もはがれたのでこれも応急処置。それ以降はがれることはなく山頂までシールハイクできた。前回のトラブルで装備を見直したところ、早速役に立った。この現象は皆さんに起きたので雨でシールハイクを行うと起こる現象なのだろうか…
なんとか登頂を果たし、山頂でみなさんと喜び合った。しかし無事に帰還出来てこそなので、喜びも束の間で慎重に下山する。思いのほか雨でもザラメ雪は滑りやすく、それなりに滑りも楽しむことは出来た。問題のクライムダウンも無事にこなし自転車デポ地点に無事帰還。濡れた路面は危ないのでダウンヒルも抑え気味にこなし無事ゲートに帰還。道の駅に向かう路面はすっかり乾いていて長い長い山旅が終わった。駐車場に着くと緊張から解放され、ゆっくり後片付けをした。東面台地は自転車など道具が多いしすべて汚れるがそれだけアドベンチャーなので達成感や充実感はある。また来年も行けるといいなぁ。皆さん、ありがとうございます。皆さんの高いモチベーションのおかげで途中で折れることもなく最後まで頑張れました。またよろしくお願いします!
コメント
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皆さん、お疲れさまでした。
雨でもモチベーションが残る場所って、そうそうはないですね!白山東面台地ってそんなに素敵な場所かと思うと、そそられまくります。この時期に恒例化しようということなので、来シーズンには、是非ボクにもお声がけください。
クマ
クマさん、まいどです。
ボクの一番のお気にいりのコースですよ。おおいにそそられてください。来年は4月に行きますので、流星二号持参のうえ、遠征お願いしますね~!もちろん、声掛けますよってに。
クマさん おはようございます
白山は地元なので白峰から行きなれているのもあって、岐阜からの眺めは新鮮です。さらに夏道はないので手つかずの自然が残るとてもいい雰囲気の場所なのでまた行きたいと思います。滑っても楽しい斜面なので来シーズンは是非お声がけさせていただきますのでご一緒しましょう!
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