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Yamareco

記録ID: 1820300
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山滑走
朝日・出羽三山

メイストーム 月山北面

2019年05月02日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:04
距離
26.3km
登り
1,764m
下り
1,818m

コースタイム

02:10 北月山登山口
07:45 佛生池小屋
08:50 月山
09:30 佛生池小屋
11:10 林道
天候 暴風 下は雨、上はみぞれ。のちに晴れ。
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
北月山登山口に駐車
コース状況/
危険箇所等
北月山登山口からは沢筋をうまく行くことで雪がつながる。
上の方は東斜面しか雪がないので右手にヤブを眺めならが東面を延々トラバースするとうまいこと雪を繋いで山頂へ行ける。ところどころ切れているところは夏道を使う。
その他周辺情報 下山後の温泉はもちろん北月山荘
沢筋はおいしい水飲み放題ね
2019年05月02日 03:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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沢筋はおいしい水飲み放題ね
ハーフパイプを繋いで上へ上へ
2019年05月02日 04:28撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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ハーフパイプを繋いで上へ上へ
樹林の終わりは近い
風に備える
2019年05月02日 04:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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樹林の終わりは近い
風に備える
ゼブラ斜面をひたすら登る
2019年05月02日 05:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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ゼブラ斜面をひたすら登る
小屋は入り口がわからなかった
入れるのかどうかは知らない
2019年05月02日 07:46撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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小屋は入り口がわからなかった
入れるのかどうかは知らない
石畳出まくり
2019年05月02日 08:29撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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石畳出まくり
着いたぜベイビー
誰もいない
2019年05月02日 08:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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着いたぜベイビー
誰もいない
特濃ホワイトアウトを抜けてきた
2019年05月02日 10:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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特濃ホワイトアウトを抜けてきた
ようやく視界が出て大歓喜
庄内平野だー!
2019年05月02日 09:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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ようやく視界が出て大歓喜
庄内平野だー!
さらば月山
2019年05月02日 09:47撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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さらば月山
さあお楽しみの時間です
2019年05月02日 10:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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さあお楽しみの時間です
今日は登り返しありません!
2019年05月02日 10:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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今日は登り返しありません!
シャバいぜ
2019年05月02日 10:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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シャバいぜ
しましま
2019年05月02日 10:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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しましま
立谷沢川
あの向こうで最上川に合流するのだ
2019年05月02日 10:31撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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立谷沢川
あの向こうで最上川に合流するのだ
ほっと一息
2019年05月02日 10:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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ほっと一息
シャバランチ会長
2019年05月02日 10:37撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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シャバランチ会長
先生もご満悦
2019年05月02日 10:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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先生もご満悦
癒しのブナ林
2019年05月02日 10:47撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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癒しのブナ林
行けるところまでスキーで行こう
2019年05月02日 10:53撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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行けるところまでスキーで行こう
ラストラン
2019年05月02日 10:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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ラストラン
桜の花がものすごい勢いで散ってゆく
2019年05月02日 11:01撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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桜の花がものすごい勢いで散ってゆく
ゴール!!
このあと僕はクルマまで走る
2019年05月02日 11:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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ゴール!!
このあと僕はクルマまで走る
東北の山は知らない花がいっぱいだ
2019年05月02日 11:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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東北の山は知らない花がいっぱいだ

感想

東北2日目は月山へ。せっかく東北へ行くのなら月山に登ってみたいと言ったのは僕だ。メジャーなルートだとすぐに終わってしまうので先生がたくさん登ってたくさん滑れる素敵なルートを考えてくれた。その標高差、なんと1,550m。羊蹄と同じくらい滑れる。今日は冬型がバッチリ決まり気象条件はまあまあ悪い。しかし春スキーの雨は問題ないことがわかった。行くしかない。問題は雪があるかどうかだけだ。スタート地点の標高が400mしか無いが大丈夫だろうか。

深夜2時。外は小降りだがこれ以上ひどくはならない。カッパを着込んで元気に出発。登山口の雪はめちゃめちゃ少ないが先生が巧みに沢筋の雪を拾ってぐいぐい高度を上げてゆく。まさに職人芸。気づけば標高は800mを超え、辺りは一面真っ白でどこでも歩けるようになった。それにしても風が強い。まだ樹林帯だからマシだが空は轟々と音を立てて木々はミシミシと鳴いている。尾根は相当激しいことになっているだろう。明るくなってきたところで樹林帯を抜けた。風対策をして尾根に出る。東の斜面は意外と大丈夫だが、ひとたび尾根上に寄っていくと激しい風に身体がもっていかれる。風の強い尾根上や西斜面は雪が付いていなくてヤブが出ているので結果的には風が弱く雪が多い東斜面をトラバース気味に行くことになった。山と高原地図に「風衝地」と書いてある1900m付近はその名の通り本当にすごい風だった。二人とも何度か吹っ飛ばされてジタバタもがいていた。まあ真冬に比べたらどうってことない。いつの間にか雨やみぞれは止んでいる。風は強いが冷たくはないので地獄感は薄い。風に耐えてピークを踏めばこっちのものだ。

突風に耐えてジリジリ登り続けているといつのまにか頂上に着いていた。頂上付近は穏やかだった。建物の陰に隠れてシールを剥がし、さあお楽しみの時間だ。カリカリ斜面をぶっ飛ばして下まで一気に落ちてゆく。適度な硬さで超キモチイイスピード感だ。受けた横風の勢いでヨットのように前へ進んでいく。あっという間に小屋をすぎて1,400mまで降りてきたら急に視界が出てきた。おお、青空だ。庄内平野が一望だ。雲の流れがめちゃ早い。こんなに早く流れる雲はあまり見たことがない。ハイマツの陰に隠れておやつを食べて休憩していると僕のザックが開いていることに気づいた。いつのまに、下りのハイマツ帯でもがいていた時だろうか。中を確認するとシールが無くなっていた。まじか・・・。先生が「落としたのが命じゃなくて良かったな」と笑っていたが笑えねーっす!明日からどうすんだ。少し考えたところで名案が浮かんだ。なんとかなりそうだ。

樹林帯に入れば雪は緩んでもう最高。今日もブナの疎林に癒された。登りに使った沢筋も斜度があり実に快調で笑いが止まらない。一気に下まで降りてきた。実は登りで検討していた林道があって、雪が繋がっているかどうかわからないので登山口からスタートした。下山はその林道目掛けて降りてきた。雪は林道までバッチリ繋がっていた。その後は北月山登山口のクルマまで歩いて終了。再び春の月山に来ることがあったらこの林道からスタートで決まりだな。下界も中々の風が吹いていて片付けをしていると荷物が吹っ飛ばされていって大変だった。

こんな悪天なのに月山北面は最高だった。毎年来たい。

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