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Yamareco

記録ID: 1834064
全員に公開
山滑走
剱・立山

剱岳 大脱走ルンゼ

2019年05月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
13:09
距離
22.9km
登り
3,359m
下り
3,352m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:08
休憩
0:58
合計
13:06
距離 22.9km 登り 3,361m 下り 3,362m
2:19
40
スタート地点
2:59
242
7:01
171
9:52
10:00
4
10:04
10:30
103
12:13
48
13:01
13:25
116
15:25
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車

北陸道立山IC下車−馬場島公共駐車場(自分たちは最奥の広場に駐車)
コース状況/
危険箇所等
12月1日から5月15日までは富山県の登山条例に基づき20日前に登山届を提出必須
 http://police.pref.toyama.jp/cms_cat_police/108020/kj00018432.html

早月尾根登山口は雪が無く松尾平で雪が出ますが途切れ途切れ1400辺りまで担ぎ
1400から本格的にスキー歩行出来ました
1600辺りからスキー歩行よりも担いだほうが早いのでアイゼン装着でシートラで山頂まで
2600を過ぎると際どい登りや下りが出てきます。慎重に
その他周辺情報 アルプスの湯
大人610円
5の付く日は500円
予約できる山小屋
剱澤小屋
試練と憧れ
行ってきます。
2
試練と憧れ
行ってきます。
1400辺りからようやく雪が繋がりスキー歩行
1600手前で谷筋をトラバース中にロックしていたのに自分のスキーが外れ40mほどズルズル滑落灌木につかまり事なきを得る。
またやらかしてしまった
3
1400辺りからようやく雪が繋がりスキー歩行
1600手前で谷筋をトラバース中にロックしていたのに自分のスキーが外れ40mほどズルズル滑落灌木につかまり事なきを得る。
またやらかしてしまった
猫又山に朝日が差し込む
1600付近で早々にスキー歩行をやめてシートラ
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猫又山に朝日が差し込む
1600付近で早々にスキー歩行をやめてシートラ
2500付近
太陽燦々で暖かくなってきた
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2500付近
太陽燦々で暖かくなってきた
毛の生え変わりのノーアイゼンの雷鳥さん
少しだけ道案内してくれました。
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毛の生え変わりのノーアイゼンの雷鳥さん
少しだけ道案内してくれました。
懸垂下降の下山者を横目に際どい登り
北斜面なので緩まず前爪しか入らない
ふくらはぎがプルプル
こわし!
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懸垂下降の下山者を横目に際どい登り
北斜面なので緩まず前爪しか入らない
ふくらはぎがプルプル
こわし!
下りのほうが怖いよおっかさん!
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下りのほうが怖いよおっかさん!
岩場をスリスリ、担いだスキーをガリガリして残置ロープ地帯を抜ける
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岩場をスリスリ、担いだスキーをガリガリして残置ロープ地帯を抜ける
クライマックス
山頂に一人おられた先行の方に撮って頂きました。
ありがとうございます
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山頂に一人おられた先行の方に撮って頂きました。
ありがとうございます
山頂からすっかり緩んだ大脱走ルンゼへドロップイン
右下の平蔵谷へ
スズケン氏トップでゴー
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山頂からすっかり緩んだ大脱走ルンゼへドロップイン
右下の平蔵谷へ
スズケン氏トップでゴー
平蔵谷へ向けてまずは源次郎尾根沿いを
左は長次郎谷
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平蔵谷へ向けてまずは源次郎尾根沿いを
左は長次郎谷
緩んで最高
剱岳を滑れて大満足
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剱岳を滑れて大満足
躊躇なく喉へ突っ込むスズケン氏
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躊躇なく喉へ突っ込むスズケン氏
いよいよ喉へ
喉の下は平蔵谷
この高度感が痺れまくり
緩んでいても転倒はNG
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喉の下は平蔵谷
この高度感が痺れまくり
緩んでいても転倒はNG
喉をぬけて
生きててよかった
8
喉をぬけて
生きててよかった
ルンゼを見上げる
右端はインデアンクロアール入口
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ルンゼを見上げる
右端はインデアンクロアール入口
もはや麻痺して平蔵谷がスキー場の斜面にしか見えない
谷内はデブリランドなのでトラバースしながら滑走
下に見えるのは剣沢
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もはや麻痺して平蔵谷がスキー場の斜面にしか見えない
谷内はデブリランドなのでトラバースしながら滑走
下に見えるのは剣沢
足がパンパン
でも最高
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足がパンパン
でも最高
剣沢合流後
大休止
最高のコンディションの日でよかったと話し合う
4
剣沢合流後
大休止
最高のコンディションの日でよかったと話し合う
ここから地獄の700登り返し
もう暑いのなんの
なかなか足が前に出ない
パン7個と柏餅5個食べた くいしんぼーいのマコ氏は元気すぎる
自分とスズケン氏を置き去り(笑)
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ここから地獄の700登り返し
もう暑いのなんの
なかなか足が前に出ない
パン7個と柏餅5個食べた くいしんぼーいのマコ氏は元気すぎる
自分とスズケン氏を置き去り(笑)
剣沢を登り切って剣御前小舎横2700から立山川へ向けて
ここもデブリ少なく良い斜面
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剣沢を登り切って剣御前小舎横2700から立山川へ向けて
ここもデブリ少なく良い斜面
飛ばす スズおじさん!
4
飛ばす スズおじさん!
もういっちょ正面から
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もういっちょ正面から
マコ氏もたまらんち!
3
マコ氏もたまらんち!
終始ストップスノー無く快適ザラメ
5
終始ストップスノー無く快適ザラメ
ゴルジュ手前
核心に入っていくよ
3
ゴルジュ手前
核心に入っていくよ
1100辺りまで何とか滑り降りる
最後は雪切れ
神はお見捨てになった‥
かとおもったけど大丈夫
右岸の旧登山道を歩いて行けるんだわさ
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1100辺りまで何とか滑り降りる
最後は雪切れ
神はお見捨てになった‥
かとおもったけど大丈夫
右岸の旧登山道を歩いて行けるんだわさ
旧登山道から取水口到着
ここは別当出合の恐怖のつり橋よりも恐怖
なぜなら両サイドのロープが不安定
お股広げてよちよち歩き
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旧登山道から取水口到着
ここは別当出合の恐怖のつり橋よりも恐怖
なぜなら両サイドのロープが不安定
お股広げてよちよち歩き
橋を渡れば馬場島
いい思い出が出来ました
皆さんお疲れさまでした。
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橋を渡れば馬場島
いい思い出が出来ました
皆さんお疲れさまでした。

感想

以前、早月尾根を歩いたのは7年前。今回が2度目です。
あの頃はスキーも始めてないし、まさかスキーを担いで歩く日が来るとは
そして山頂から滑る日がくるとは
あんな急斜面は初体験で痺れました。
一生の思い出ができ、二人には感謝です。
今回も救助代表者となっていただいたYSHR先生ありがとうございました。



前日の夕方馬場島入り
いつものごとく小宴会
のはずが大宴会
いつも車では眠れないけど結構飲んだのでよく眠れた
1時半に起きて朝食をとってのんびり準備して2時半前に出発
早月尾根は松尾平付近で雪が出てくるが途切れ途切れ
1400で雪が繋がりスキー歩行
1600手前の谷筋をトラバース中に雪を踏みつけた途端、ロックしていたスキーが外れる
白萩川方向へズルズルと40m滑り落ちて下に見える灌木を掴んで止まった
またやってしまったが腕の擦り傷のみで事なきを得る
2回目なので意外と冷静だったが見ていた二人には申し訳ないことをした
しっかり気を引き締め登山道付近に戻り、クトーを無くしたのでアイゼン装着してシートラ
スキー歩行よりもシートラのほうが速いので二人ともスキーを辞める
その後下山の数パーティとスライド
早月小屋から上は日が当たらず硬い
2600から上は際どい登りや下りがあり緊張
その後もリッジや急なトラバースがありアイゼンをパンツに引っ掛けないように慎重に歩いた
残置ロープが残る岩場を過ぎ別山尾根分岐を過ぎるとまもなく山頂
山頂付近から滑走予定の大脱走ルンゼを確認、雪は緩んでいたので即準備
機は熟したかどうかわからないがここまで来たので行くしかない
スズケン氏からドロップイン
これ以上ないコンディションのルンゼを平蔵谷へ滑り降りる
喉付近は緩んでスラフが落ちてくる
緩んでいても転倒はNG
喉を抜けて平蔵谷へ合流
平蔵谷はデブリランドでトラバースしながら剣沢へ合流した
ここで大休止して剣御前小舎まで剣沢を700登り返し
兎に角暑くて足がなかなか前に出なかったけどマイペースで登りきる
ちょっと休んで準備して剣御前小舎横から直接立山川へ向けて滑走
デブリも少なく良い斜面だった
立山川は1100まで下り雪切れ
右岸の旧登山道を歩き取水口施設まで
取水口の橋は即席のゆるゆるトラロープが不安定で別当出合の恐怖のつり橋よりも恐怖でお股広げてよちよち歩きでの通過でした
結局渡渉は一度も無く立山川を通過出来た
あとは適当に雪のあるところを選んで林道まで滑り橋を渡って馬場島到着
おもひでに残る最高の一日でした
同行のお二人、ありがとうございました。
小窓同様登山届等、段取りのスズケン氏
救助者代表になって頂いたYSHR先生ありがとうございました

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体力レベル
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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