【南アルプス】上河内岳（百高山/二百)・茶臼岳（三百)

2019年05月04日(土) ~ 2019年05月06日(月)

• GPS: 48:33
• 距離: 26.5km
• 登り: 2,902m
• 下り: 2,886m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:02
• 休憩: 0:26
• 合計: 5:28

距離 7.9km 登り 1,063m 下り 391m

9:14 畑薙ダムゲート前
9:59 畑薙大吊橋
10:33 10:40 ヤレヤレ峠
11:56 12:15 ウソッコ沢避難小屋
14:42 横窪沢小屋

2日目

• 山行: 9:43
• 休憩: 0:36
• 合計: 10:19

距離 11.2km 登り 1,436m 下り 1,445m

5:06 横窪沢小屋
7:58 8:08 茶臼小屋
8:59 9:14 茶臼岳
11:47 11:48 上河内岳
13:37 13:47 茶臼小屋
15:25 横窪沢小屋

3日目

• 山行: 3:38
• 休憩: 0:17
• 合計: 3:55

距離 7.3km 登り 382m 下り 1,054m

5:37 横窪沢小屋
6:58 7:07 ウソッコ沢避難小屋
8:11 8:19 ヤレヤレ峠
8:48 畑薙大吊橋
9:31 畑薙ダムゲート前
9:32 ゴール地点

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

沼平ゲート前無料駐車場へマイカー留置

コース状況／危険箇所等

結果としてアイゼン、ピッケル、輪かんじきは使わずに済みました。
　おおよそ標高二千メートルから残雪。横窪沢小屋から茶臼岳小屋までの登りは尾根を使いましたが、前夜の若干の降雪でトレースが不鮮明になっており、ルーファイすること時々。下山時、茶臼小屋から夏道を使いましたが、約二千メートル付近まで残雪で、股あたりの深さまで時々ですが踏み抜きました。滑って転ぶことほぼ10回。
茶臼岳、上河内岳間の稜線の雪は締まっていて歩き易い感じです。
危険個所は大まかに2箇所。
�“�薙大吊橋からヤレヤレ峠間の鉄ハシゴが崩落したザレ場
��横窪峠から直下の横窪沢小屋の沢に至る崩落したザレ場脇の新しく整備された急斜面

また、流された橋(5号機のうち1・3・5の奇数号機)は最近丸太橋で補修されていて問題少なし。＊救助隊等の補修作業の皆様の努力のお陰です、本当にありがとうございます）

その他周辺情報

下山後の入浴は、少し無色透明の少しぬるっとした良い泉質の温泉「白樺荘」で生まれ変わった爽快な感覚♪
昼食は、千頭駅周辺のＳＬ目の当たりにしながら美味しいカレーをこじゃれたカフェで。

写真

5/4 9:05

沼平ゲートからスタート

5/4 9:47

長さ約180mの畑薙大吊橋。落ちるイメージ持つとコワイ…

5/4 10:34

よくぞ付けたこのネーミング

5/4 10:49

山シャクヤクの大輪

5/4 10:58

ミニ吊橋1号機が崩落してもこの丸太橋に変身で安心♪

5/4 11:06

2号機は健在、この後4号機も健在。

5/4 11:15

3号機もこの丸太橋に変身で安心♪

5/4 12:04

ウソッコ沢小屋の内部。ちょっと埃っぽい？！名前の由来がワカランなぁ

5/4 12:12

5/4 12:12

5号機も丸太橋に変身♪

5/4 12:13

太古の昔、海底の堆積物が盛り上がって出来た南アの証拠でしょうネ！

5/4 13:34

面白いカタチの木

5/4 13:37

中の段から見えた明日に目指す上河内岳

5/4 14:12

果たしてそのとき時間で到着できるのでしょうか？！

5/4 14:24

横窪峠から直下に望む横窪沢小屋。
実は、この下に待ち受ける悪魔…

5/4 14:44

冬期トイレは左。
5日まで小屋の手入れの方々の来訪の為、右の夏季トイレが使えました。

5/4 14:46

横窪沢小屋入り口

5/5 8:30

5/5 9:03

ご存知”おだんご標識”

5/5 9:06

尾根伝いに茶臼小屋経由で茶臼岳の頂上にて、聖岳をバックに！

5/5 9:13

薄化粧の霊峰富士

5/5 9:13

右に上河内岳（二百名山、百高山）

5/5 10:06

上河内岳の雄姿

5/5 10:49

奇岩竹内門（この名前の由来も分かりません…）

5/5 11:12

聖平小屋が肉眼ではよく見えましたよ（写真のほぼ中心に）

5/5 11:32

上河内岳の肩、これから始まる残雪、トレース無しで難儀しました！

5/5 11:48

ようやく上河内岳の山頂に着きました♪

5/5 11:53

上河内岳の山頂にて　聖岳をバックに

5/5 13:34

茶臼小屋への下りの残雪は快適な滑り♪

5/6 5:03

連泊の横窪沢小屋で、先住民のカメムシ。その放つ臭いに閉口！隣の人は寝入り端に口元攻撃受けてプチ慌て…

5/6 5:48

下山日、横窪沢小屋の沢越えてスグ始まる難所の崩落地横をトラバース（少し難儀します！）

5/6 6:47

すみれ

5/6 7:34

赤石山脈に今居るんだなぁ（チャートを見つめてしみじみ思う）

5/6 8:24

この花名は？？？

5/6 8:24

下山にも少し苦労した難所（ヤレヤレ峠〜畑薙大吊橋の間）帰りは登りよりもいくらか楽に感じました。

5/6 9:03

空木の仲間でしょうか？

5/6 9:07

ヤマブキ、この鮮やかな色の花も畑薙大吊橋からの長い林道歩きを慰めてくれます♪

5/6 9:32

沼平ゲートに到着

撮影機器：

TG-860 OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

ピッケル バーナー 食器

感想

山靴

好天に恵まれた2泊3日の春山の素敵な山行でした。
山岳警備隊や観光案内所の事前情報では撤退覚悟や腰まで埋まる残雪対策など沢山のアドバイスを頂きました。10本爪アイゼンは無論、輪かんじきやピッケルを装備した行軍さながらの格好で臨みました。
飽くまでも結果的にではありますが、好天かつ細心の注意の元でのことだったと思いますが、すべて使わずに済みました。備えあれば憂いなしで臨んだ結果でしょうか？！

ただ、初日(5/4)夕方、みぞれ交じりの雨から中粒のあられのが短時間ですが大量に降り、あたりが白一面に変化してしまいました。おまけに雷が鳴りだして近くに落雷したことにビックリすると同時に明日の登頂が危ぶまれるほどの天気でした。しかし、2日目の茶臼岳と上河内岳は、全方位が望める絶好の景色で、その心配は杞憂に終わりました♪

　以上のように多少のことはありましたが、兎に角、令和初の百高山、かつ、2百・3百名山の登頂でした♪GW終盤の所為でしょうか、貸切状態であったことも手伝って、とてもハッピーな春山の旅でした。