塩沢山(74/栃木百):長い九十九折の後は明るい冬枯れ尾根道、半袖隊長、登山口前後の道路歩きもまた楽し
- GPS
- 05:18
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 886m
- 下り
- 923m
コースタイム
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 5:16
累積標高(上り): 1340m 累積標高(下り): 1343m
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
★EK度数:35.605=15.49+(1340÷100)+(1343÷100÷2)
→→→判定「●EK32〜40未満 日帰りとしてはきつい」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
(注)単純標高差が600m強しかなく、前後は比較的平坦な鬼怒川沿いの国道121号線歩きだったことを鑑みれば、累積標高差が13百米以上もあるのは異常値と推察。
【参考文献】なし
分県登山ガイド08栃木県の山(山と渓谷社/2018年7月1日初版)では紹介されず
【参考レコ】poohtaさん/2019年04月13日(土)
塩沢山〜葛老山(中三依温泉駅〜川治湯元駅)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1792553.html
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
【往路】地元駅0514代々木上原駅北千住駅南栗橋駅下今市駅0907中三依温泉駅 【復路】湯西川温泉駅1540下今市駅南栗橋駅東武動物公園駅北千住駅1820頃地元駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★コース状況【】 全長は約15kmだが、登山道は国道121号線の登山口から塩沢山往復に要した約5kmのみ。 ⇒道路4.6km+登山道5.6km+道路5.2km=全15.4km (危険箇所) 登山道:特筆すべき箇所なし。鎖・梯子等の設置箇所や岩場は皆無。お助けロープに頼る箇所もなし。通常注意すれば足りる程度の山腹道があるだけ。 道路:国道121号には歩道設置区間は殆どない。しかし途中のトンネル1・シェルター2には歩道あり。なお行楽シーズンでなければクルマ通行量は少ない。 (注意箇所)…遊ヶ水 道迷い多発地点。涸れ沢を右岸から左岸へ渡るが、右岸に道標なく、渡った後の左岸の高いに取り付けられており見逃しやすいようだ。 しかも右岸に通せん棒は敷かれているものの、それらを越えて踏み跡が続いている。 そのため右岸樹木に取り付けられたひらひらテープを「右折し渡渉地点」ではなく「直進地点」と捉えてしまうためと思われる。 今回途中で追い抜いた初老男性2人組は誤って直進し1時間近く彷徨ったそうだ。 (注意箇所)…一服ウチワから融雪の君 一服ウチワからすぐに道が二手に分かれる。右の巻き道の方が踏み跡が濃い一般コースだがジグザグ道で時間が掛かる。真っ直ぐ尾根筋トップを直登する健脚コースの方が手っ取り早いし特に注意箇所もない。以前は分岐点に分かりやすい手書き道標があったが今はなくなっている。 (注意箇所)…養蜂箱 登山口のすぐ近く(湯西川側)に養蜂場があり多数の養蜂箱が置かれている。 ★水場:カフェ扇屋(国道121号線沿い) ★渡渉箇所:遊ヶ水(⇒上記注意箇所〇仮) ★泥濘状況:なし ★積雪状況:なし ★蜘蛛の巣 :登山口から取付き直後に少し ☆半袖 タイム:最初から最後まで ☆半袖 驚かれ指数:なし ★半袖 出会い指数:なし ★入山者:男性2人組…往路で追い抜き |
その他周辺情報 | ★登山ポスト:なし ★駐車場:独鈷沢公園…登山口から湯西川側に徒歩2分 ★トイレ:中三依温泉駅あるいは道の駅湯西川 ★携帯 :途中でスマホGPSを確認するまでもない一本道だったのでチェック漏れ ★食料調達処:ファミリーマート(北千住駅ホーム店)、Vi de France(東武北千住駅構内)⇒いずれも朝6時開店 ★酒類調達処:道の駅湯西川(食堂にてレギュラー缶300円)、下今市駅(上りホーム/浅草方面) ★お土産処:購入せず ★飲食店:寄らず ★温泉:道の駅湯西川(510円) ★宿泊施設:日帰り |
写真
感想
野岩鉄道沿いに点在する栃木百名山のうち、これまでに南平山・葛老山・芝草山・若見山と登ってきました。
今回の塩沢山登山口は線路(野岩鉄道)からは近いものの、最寄駅からは遠く、でもバス路線はありません。
最初は見て見ぬふりで、まぁ、いずれそのうちにと思っていたが、よく考えたら、登山口まで片道5kmぐらいだし、それも平坦で立派な国道。
塩沢山への往復もたかだか5kmで、「一日●座」ピークハントの対象となっているし、登山自体はあまり大変じゃなさそうだ。
だったら歩いちゃえ作戦発動!
一つだけ気掛かりだったのが、湯西川温泉駅に至る直前の五十里岬トンネルに歩道が有るか否か?
そこで先駆者のpoohtaさんにご助言願ったところ「歩道はあるので問題なし。但しヘッ電を忘れずに」と(⇒参考レコにURLを添付)。
同時にご回答頂いたtkkbさんと共に感謝申し上げます。
これでひと安心…慌ただしい週末前ではあるが、好天予想の好き日に行って参りました。
中三依温泉駅で降りたのは二人。聞けば山ではなく釣のためよく来るとのことで、なんとあの秘境駅の男鹿高原駅がベースで、今日は釣り券購入のため途中下車したのだそうだ。
立ち話すること10分近く…大宮住まいで昨年は100回ぐらいは来た、それも日帰りが大半と言うから、男鹿高原駅の年間乗客数の三分の一は大宮さんだってことになる。
中三依温泉駅近くの「まるみの湯」がご贔屓だそうで、温泉に入れるし、ソバは美味いし、宿泊もできると。
今日は無理だが、今度、持丸山(やはり中三依温泉駅基点の駅⇒駅の栃百)からのかえりに寄ってみよっと。
大宮さんは年間パス(6000円だが4日で元が取れると)を購入されニコニコ顔…きっと野岩鉄道で再会することがありますね…とお別れ。
何もなさそうだった街道歩きも、以前は会津西街道の三依宿だった名残で、店舗や歴史遺産がちらほら。
犬も歩けば棒に当たるよねぇ…と思いながら、楽しく歩けば5km先の登山口なんてあっという間のタメゴロウ。
鬼門の遊ヶ水での間違いもなく、何度も何度も何度も何度も…続くジグザク道を地味に登ります。こりゃ九十九折どころじゃないね。
しかしひとたび尾根に乗ると、まだ冬枯れの明るい道はまるで高速道路で、先に進むのがもったいないくらい。
でも途中で追い抜いた初老男性二人組は遊ヶ水で道を誤り1時間近くも無駄にしてしまったそうで…最後の傾斜はヘロヘロになって登って来られました。
山頂からの展望は、高原山から前黒山一帯が見える程度だが、のんびりするには好いロケーション。
ここで一句…いつ来ても空いてて好かった栃木百
下山後は朝とは異なる湯西川温泉駅へと向かい、これで男鹿高原駅から鬼怒川公園駅・塩原温泉街への赤線接続を完了。
もう一手・二手を加えれば、日光や西那須野・大田原方面との赤線網も充実するな…と妄想するのでありました。
★塩沢山(しおざわやま)1264m:栃木百名山…73座目
帰りの東武日光線から見た夕日に関連して…「吉田拓郎 落陽」
お疲れさんどしたm(__)m
隊長
コメント
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まさか金曜日も日光とは
やっぱり栃木にお部屋借りたほうが安いような・・
あと鬼怒川温泉と下今市が繋がればいいのか〜凄いな
でも意外と日光近いですね〜僕も少し通ってみようかな
「アンタ、また、日光 」と1号隊員にも言われました。
しかし拙者に言わせると、日光の山と那須・塩原の山は違う…山域が異なるのです。
距離的にはとても近いのですが、男体山が見えるのか?高原山が見えるのか?でまるで生活文化圏が異なります。
鬼怒川温泉から先(北)は、何と言っても高原山が一番なんですねぇ。
でも行政上は日光市…平成の大合併でとてつもなく(面積だけは)大きな市になりました。
繋がったと言っても、山稜(尾根伝い)ではなく会津西街道(国道121号線)が主体なんです。
ヘタに尾根伝いににこだわると「葛老山 」の時のように「道なき道」を強いられるかもしれないので、今は山頂ピストン+道路歩きでお茶を濁しています。
鬼怒川温泉〜下今市間もクマ出没地域なので、山伝いを躊躇しています。
鬼怒川沿いだったら一日なんですけどね。
隊長
隊長、お疲れさまでした。
栃木百もさることながら、赤線が伸びる伸び〜る
しかも、3回連続雨に降られている私と違って晴れ続きの山行。
羨ましい限りです。
ドライブ中に見た事のある『猫の野仏』って塩沢山の近くだったんですね!
諦めていた那須塩原方面にはまだまだ登れる栃木百が残ってるんだ!という喜びと、まだまだ大変 という気持ちが同時に襲ってきているkaori509でした
熊鷹山・根本山に行って来られたのですね。
後ほど、詳しく拝見しま〜す
さて那須塩原方面の赤線は基本的には会津西街道(R121)です。
龍王峡〜川治温泉間は竜王峡遊歩道で、
川治湯元〜川治温泉間は南平山で、
川治湯元〜湯西川温泉間は葛老山で
繋がっているものの、その先は全てR121経由です。
また塩原温泉へもR400号線経由です。
本来はお山を歩いてと思いますが、人気のない山ですので、ちょいと躊躇しますね。
帰り(下山後)のバスや電車のことを考えると猶更です。
さて、kaoriさんの栃木百名山マップを拝見し、塩原付近の未踏の山について検証すると、日帰り可否の観点では
●南平山、葛老山:駅からかんたん
●塩沢山、持丸山、鶏岳:駅からアルバイトすれば可能
●弥太郎山・安戸山:駅からバスで可能
●明神ヶ岳、月山、日留賀岳:乗車可能なバス・ダイヤ次第
●荒海山:日帰りできるらしいがまだ検討したことなし
…と言うところでしょうか。
拙者も持丸山、弥太郎山、鶏岳など野岩鉄道沿いの山から確実に登って行こうと考えています。
隊長
こんにちわ。
「いつ来ても空いててよかった栃木百」って、いい句ですね〜
長閑な感じのいい山。五十里湖の眺めもいいですね。温泉もあるし。電車は空いているし。いい場所を見つけますね。
本歌取りで
「いつ来ても空いててよかったぐんま百」
ってのもあります
下半分は九十九折の繰り返しで嫌気が差して来ますが、上半分の明るい尾根道に出るとルンルン気分です。
上半分だけだったら、毎月登山に来てもいいくらいですよ。
五十里湖畔からの塩原の山並みは意外に素敵でした
歩くことなんて想定されてないからなのか…歩道が設置されていないのが難点ですが。
全く同じ乗継で5月2日に帰った際には、下今市から栃木駅まで満席で座れませんでした。
GW明けの5月中旬は、どの観光地も空いていると思いますよ。
隊長
隊長
5/11の記録がそろそろで来たかなと思ったら、その前日の記録とは!
さすが、 隊長!あっと驚くタメゴロウ狙い!
やってくれますねぇ
なんで最後に落陽なの〜
ちっちゃな頃からシブがきで〜はないhambug
拙者は遅筆の典型なので、週末行事の前にレコアップするのはとてもじゃなく無理で…在庫として「溜め」込んでおりました
あっと驚く「溜め」ゴロウ
「落陽」はなんだか直前に聞いたような気がして…
するとタイミングよく東武電車内で夕日が沈んだものですから…
隊長
はじめましてteyandayです。
先日、奥鬼怒に行った際に通りかかった道の駅湯西川近くの路上駐車のバイク。行きも帰りも停めてあったので、「おじいさんでも山菜収穫に来て遭難しているのかな〜」と、心配しておりました。今回の投稿でスッキリしました。ありがとうございます。
今回の投稿もとっても気になるルートですね!山に登り、綺麗な湖を見ながらのハイキング、そして温泉、いいですね〜真似しようかな。
ようこそお出で下さいました<(_ _)>
あのバイク…こんな所になぜ路駐…と思って近づいてみたらあの貼紙。
最初はやはり山菜採りで山に入っているのかと思いました。
あっ、そうか…と言うことで、だったらナンバープレートを隠す必要はないなと考え、そのまま掲載したものです。
拙者の場合、長い道路歩きをあまり苦にしません。
特に山やダム湖が組み合わさると、なかなかに好き眺めになりますね。
拙者も想定以上の快適さでした。
車輛通行量が少ないからいいのですが、でも、歩道があればなおさらグ〜です。
隊長
半袖隊長、こんばんは。
遠征しての赤線繋ぎ、お疲れ様です。
赤線しっかり繋いだ後は、車窓からの落陽も気分良さそうですね。
日帰りでは、山の上からの落陽見物可能な場所は高尾山ぐらいかな?
当方は、ここ1〜2年近場のショートコースが多いので、日が高いうちに帰宅です。
お日様高く昇ってから出かけても最近日が長いから、お日様高いうちに帰って来るパターンですね。
ネタとしては「ギ〜ラ ギ〜ラ 太陽が燃えるように〜♫」でしょうか。
もうすぐ、そういう季節ですね。
山頂ピストンと道路歩きを組み合わせた赤線繋ぎ…苦肉の策です。
スマートに尾根通しで歩きたいのですが、往復に時間を食われるし、そもそも歩行者密度が薄い山域なので、無理せず道路テクテクです。
一年中、東武日光線に揺られていると、日照時間の移り変わりがよく分かります。
秋冬は利根川を渡る頃に、日光連山や筑波・加波山のシルエットが美しいのですが、日の出が早くなるとぼやけてしまいます。
一方で、秋冬の夕刻は、電車に乗る頃には既に日が暮れてしまい、夕焼けどころじゃなくて寂しい思いです。
確かに夕日を楽しめるのは、日の長い「今でしょ!」。
太陽がギラギラしてくると、気軽に低山歩きに行けなくなるのが辛い
アルプス行きたい病も発症しないし
隊長
yamabeeryuさん、こんばんは。
中三依駅には、なんと、駅前(改札の反対)にスキー場があるんですよ。
駅前スキー場といえば、ガーラ湯沢、湯沢中里、ヤナバ、土樽、軽井沢が有名ですが、中三依もなんですね。秘境スキー場のひとつです。
ただ、2回行っていますが、ロープトウが動いてたことがありませんが。
このエリアの赤線、yamabeeryuさん結構つながっていますよね。
なるほど参考になるものばかりで、これから行ってみたいと思います。
帰りの電車が空いているのも意外でした。
日光エリアは、帰りの電車の心配でなかなか行けなかったので
早速「中三依スキー場」でググってみました。
裏山のスロープを利用したスキー場なのですね。
ふむふむ…地元の子供たちのために…ふ〜ん
…で、ここでハッと気付きました。
このサイトって…もしかして…
http://sat4.jpn.org/ski/ski-tochigi.htm
…ですよねぇ
さて那須塩原一帯は、とりあえず栃百シリーズで歩いています。
単なる山頂ピストンに終わらせないため、苦肉の策で野岩鉄道駅の間を歩いて赤線をニョロニョロ伸ばしているのですが、恐らく男鹿高原駅から先がネックになりそうです。
復路の東武日光線は、観光シーズン(特にGW、夏休み、紅葉)は激混みするので、拙者も今年のGW後半は行くのを止めました。
でも普段はそうでもないんですよねぇ。
特急リバティを予約しておけば、混雑を気にせず帰れますし…。
もちろん拙者はケチって普通列車乗継旅ですが
隊長
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