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Yamareco

記録ID: 1864772
全員に公開
雪山ハイキング
剱・立山

美しかった立山(雄山から奥大日岳)

2019年05月24日(金) ~ 2019年05月25日(土)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
19.3km
登り
1,595m
下り
1,598m

コースタイム

■1日目
(1) 9:15室堂→ 10:05一ノ越10:15→ 11:05雄山11:15→ 11:40大汝山→ 11:57富士ノ折立→ 12:38真砂山→ 13:32別山南峰→ 14:48剱御前小舎
(2) 18:10剱御前小舎→ 18:52剱御前19:00→ 19:25劔御前小舎
■2日目
5:50 剱御前小舎→ 8:35奥大日岳9:10→ 10:46雷鳥沢キャンプ場→ 11:33雷鳥荘(小休止)12:10→ 12:30みくりが池温泉(水分補給)12:40→ 12:50室堂
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
扇沢から黒部アルペンルート、この天気ならいい写真がたくさん撮れそうです。
扇沢から黒部アルペンルート、この天気ならいい写真がたくさん撮れそうです。
黒部ダム、この時期の青はなかなか濃い。
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黒部ダム、この時期の青はなかなか濃い。
室堂に到着。
最高の天気です。一ノ越に向かいます。
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最高の天気です。一ノ越に向かいます。
長いトラバースをして、
長いトラバースをして、
一ノ越に到着。振り返って、室堂方面。
一ノ越に到着。振り返って、室堂方面。
一ノ越から雄山への登り。
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一ノ越から雄山への登り。
ちょっと登ったところから、浄土山。
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ちょっと登ったところから、浄土山。
真ん中に水晶、右に黒部五郎、笠ヶ岳、左に槍。
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真ん中に水晶、右に黒部五郎、笠ヶ岳、左に槍。
大日岳(左)と、明日登る予定の奥大日岳(右)。ミクリガ池は解凍中。
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大日岳(左)と、明日登る予定の奥大日岳(右)。ミクリガ池は解凍中。
雄山山頂に到着。雄山神社。
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雄山山頂に到着。雄山神社。
遠くに劔岳。早く良く見えるところに行こう。
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遠くに劔岳。早く良く見えるところに行こう。
振り返って、雄山。
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振り返って、雄山。
すぐに、この大汝山。
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すぐに、この大汝山。
大汝山から室堂エリアを俯瞰。
大汝山から室堂エリアを俯瞰。
大汝山を通過して、
大汝山を通過して、
大汝休憩所も通過して、
大汝休憩所も通過して、
ここは広大で、歩いていてなかなか気持ちがいい。
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ここは広大で、歩いていてなかなか気持ちがいい。
雪庇の様な壁も越えて、
雪庇の様な壁も越えて、
富士ノ折立が正面に。
富士ノ折立が正面に。
富士ノ折立は登らず、左の脇を通って下る。
富士ノ折立は登らず、左の脇を通って下る。
だいぶ剱に近くなってきた。どんどん下って、
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だいぶ剱に近くなってきた。どんどん下って、
真砂山と内蔵助(くらのすけ)カール
真砂山と内蔵助(くらのすけ)カール
鞍部で振り返って、富士ノ折立。なかなか美男子。
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鞍部で振り返って、富士ノ折立。なかなか美男子。
鞍部から登ると、真砂岳山頂が見えてくる。
鞍部から登ると、真砂岳山頂が見えてくる。
そのまま下って、
そのまま下って、
別山と真砂乗越。そう、あの別山への登りがけっこうきつい。
別山と真砂乗越。そう、あの別山への登りがけっこうきつい。
左を見れば、奥大日岳につながる優雅な稜線。
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左を見れば、奥大日岳につながる優雅な稜線。
真砂乗越と真砂沢の雪渓、これがなかなか美しい。
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真砂乗越と真砂沢の雪渓、これがなかなか美しい。
真砂乗越から振り返って、たおやかな真砂岳。
真砂乗越から振り返って、たおやかな真砂岳。
別山への登り。既に雪はなくて歩きやすいが、けっこう急。
別山への登り。既に雪はなくて歩きやすいが、けっこう急。
左手を見れば、なかなかの景色。
左手を見れば、なかなかの景色。
途中で振り返ると、なかなかグー。
途中で振り返ると、なかなかグー。
真砂尾根と内蔵助山荘。
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真砂尾根と内蔵助山荘。
別山南峰に到着。
別山南峰に到着。
別山南峰から剱方面。以前に来た時はガスっていて見えなかったので感激。何枚も撮ってしまった。
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別山南峰から剱方面。以前に来た時はガスっていて見えなかったので感激。何枚も撮ってしまった。
いいね、絵になるね〜〜
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いいね、絵になるね〜〜
八峰、ゴジラの背中だ。
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八峰、ゴジラの背中だ。
前劔に、さらに下がって一服劔。
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前劔に、さらに下がって一服劔。
下って別山を振り返る。北峰(左)も見えてきた。
下って別山を振り返る。北峰(左)も見えてきた。
正面には奥大日岳。なかなかいいね。明日行くからね。
正面には奥大日岳。なかなかいいね。明日行くからね。
左手には、浄土山と室堂。
左手には、浄土山と室堂。
またまた剱、この山は何枚も撮ってしまうね。
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またまた剱、この山は何枚も撮ってしまうね。
立山方面。これも、なかなかいいじゃない!!
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立山方面。これも、なかなかいいじゃない!!
どんどん下ってくると、別山も男前に見えてきた。
どんどん下ってくると、別山も男前に見えてきた。
剱御前小舎上のへリポート場所から、ここもいいじゃない。
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剱御前小舎上のへリポート場所から、ここもいいじゃない。
剱御前小舎に到着。
剱御前小舎に到着。
缶ビールとパンで乾杯して、2時間ほど寝る。
缶ビールとパンで乾杯して、2時間ほど寝る。
五時過ぎ。剱は、まだごきげんです。
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五時過ぎ。剱は、まだごきげんです。
6時、夕景の撮影に出発。
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6時、夕景の撮影に出発。
なかなか、いい感じ。
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なかなか、いい感じ。
奥大日岳が、夕日に溶けてしまいそう。
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奥大日岳が、夕日に溶けてしまいそう。
なんとも、なんとも、いい感じ。剱御前を目指して、どんどん進む。
なんとも、なんとも、いい感じ。剱御前を目指して、どんどん進む。
後立山の山々も、染まってきました。
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後立山の山々も、染まってきました。
剱御前に到着。剱が、柔らかく染っています。
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剱御前に到着。剱が、柔らかく染っています。
立山方面を振り返って、
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立山方面を振り返って、
溶けてゆく奥大日岳。
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溶けてゆく奥大日岳。
ここで沈み始めました。
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ここで沈み始めました。
雪面をトラバースして近道で戻ってきました。
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雪面をトラバースして近道で戻ってきました。
剱御前小舎の窓から、奥大日岳と富山の灯り。
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剱御前小舎の窓から、奥大日岳と富山の灯り。
剱と満天の星 (8時半頃)(風が強くて三脚を押さえているのが、たいへんでした。)
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剱と満天の星 (8時半頃)(風が強くて三脚を押さえているのが、たいへんでした。)
別山と満天の星
立山と満天の星
2日目の朝4時、廊下が真っ赤になっていたので、外に出てみた。
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2日目の朝4時、廊下が真っ赤になっていたので、外に出てみた。
4時半、五竜岳から陽が登り始めました。
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4時半、五竜岳から陽が登り始めました。
ジャジャジャジャーン
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ジャジャジャジャーン
いいね〜、最高!
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いいね〜、最高!
朝陽だけで、何十枚も撮ってしまった。
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朝陽だけで、何十枚も撮ってしまった。
朝陽と錫杖龍大先生
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朝陽と錫杖龍大先生
朝飯を軽く食べて、剱御前小舎を出発。
朝飯を軽く食べて、剱御前小舎を出発。
まだ体は寝ぼけているのに、いきなりリッジのようなところを歩く。
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まだ体は寝ぼけているのに、いきなりリッジのようなところを歩く。
室堂にも、朝陽が当たり始めました。
室堂にも、朝陽が当たり始めました。
室堂乗越に向けて下っていると、飛んできて、さっと上がっていってしまいました。雷鳥は、今回の山行でこの一羽だけ。
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室堂乗越に向けて下っていると、飛んできて、さっと上がっていってしまいました。雷鳥は、今回の山行でこの一羽だけ。
新室堂乗越まで下ってきました。正面は、鍬崎山。
新室堂乗越まで下ってきました。正面は、鍬崎山。
ここからは、なだらかに見えるのですが・・・
ここからは、なだらかに見えるのですが・・・
この辺りは、最高にのんびりできます。
この辺りは、最高にのんびりできます。
剱御前小舎を振り返って、
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剱御前小舎を振り返って、
立山と浄土山
最初の壁、第一関門。
最初の壁、第一関門。
剱が近くで見張ってます。
剱が近くで見張ってます。
やっと最初の壁を登り切りました。振り返って、剱御前小舎から下ってきた稜線。
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やっと最初の壁を登り切りました。振り返って、剱御前小舎から下ってきた稜線。
剱もよく見えるようになってきました。
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剱もよく見えるようになってきました。
つづく第二の壁、第二関門。ここも、なかなか急です。
つづく第二の壁、第二関門。ここも、なかなか急です。
登りきると、左側はけっこうな急斜面。振り返ると、こんな感じ。
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登りきると、左側はけっこうな急斜面。振り返ると、こんな感じ。
やばいところ通ってきた感じ
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やばいところ通ってきた感じ
左手には、称名渓谷
左手には、称名渓谷
残る最後の壁。
雪庇のところを登るみたいですが、けっこうクラックが見えます。
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雪庇のところを登るみたいですが、けっこうクラックが見えます。
できるだけ雪庇の端を登っていきますが、たまにこんな空洞や割れ目が・・・ だんだん怖くなって、戻ろうか迷っていましたが、
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できるだけ雪庇の端を登っていきますが、たまにこんな空洞や割れ目が・・・ だんだん怖くなって、戻ろうか迷っていましたが、
前からすいすい下りてきた人がいてくれて、話をしているうちに、怖さが消えました。
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前からすいすい下りてきた人がいてくれて、話をしているうちに、怖さが消えました。
称名川の渓谷 鍬崎山、白山
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称名川の渓谷 鍬崎山、白山
山頂は、最高点からもうちょっと行ったところ。
山頂は、最高点からもうちょっと行ったところ。
正面が山頂。
振り返って。雪庇とクラックがすごいでしょ。
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振り返って。雪庇とクラックがすごいでしょ。
奥大日岳山頂に到着。向こうは富山湾。
奥大日岳山頂に到着。向こうは富山湾。
山頂から剱岳と早月尾根(左側)
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山頂から剱岳と早月尾根(左側)
鍬崎山、白山
早月尾根
なかなかの山肌
山頂で軽く食べて下山開始。やっぱり、あそこは歩きたくない。
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山頂で軽く食べて下山開始。やっぱり、あそこは歩きたくない。
雷鳥沢キャンプ場が見えてきた。あそこを目指して、適当に下る。
雷鳥沢キャンプ場が見えてきた。あそこを目指して、適当に下る。
雷鳥沢キャンプ場辺りから新室堂乗越。
雷鳥沢キャンプ場辺りから新室堂乗越。
雷鳥沢ヒュッテから別山乗越方面。暑さと、ヘロヘロで、雷鳥沢キャンプ場から登ってくるのがたいへんでした。
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雷鳥沢ヒュッテから別山乗越方面。暑さと、ヘロヘロで、雷鳥沢キャンプ場から登ってくるのがたいへんでした。
今回のすてきな山行、たいへんありがとうございました。(まだ解凍中のミクリガ池から)
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今回のすてきな山行、たいへんありがとうございました。(まだ解凍中のミクリガ池から)

感想

・この山行は、とても良いものになりました。それは、きっと以前から潜在的にこうなりたいと思っている人たちに逢えて会話ができたからだろうと思います。定年過ぎたおじさんが、いまさら持ってはいけない夢かもしれませんが、もやもやしていた白い靄が消えて、前が見えてきた気がします。いい3つの出会いが重なった山行になりました。3人のお方、たいへんありがとう。

・一人目のお方。中盤フィルムカメラの大きなザックの私より年配の方、見るからに山岳写真の達人の雰囲気が漂っている。扇沢の切符待ちの並びから黒部平まで、話し相手になってくれました。たしか東京のカメラクラブに所属していて、たまに作品を発表するとも話されていた。もう何十年も立山に通われていて、仙人池ヒュッテ、池ノ平小屋のお話や、中盤フィルムカメラの難しさや、私がこれから行くコースの撮影ポイントなどアドバイスをいただいた。たいへんありがとうございました。

・二人目のお方。剱御前小舎の11号室で同室になった三重県の『錫杖龍』さん。nikonの一眼レフを持ち、その底部の黒い塗装がすり落ちた面積の大きさだけ見ても、ただものではない。聞けば、300名山は残すところ北海道の数山のみ、信州百名山も完登。信州のことは、山以外のことでも地元の私より詳しい。剱御前での夕日撮影、剱御前小舎へリポートでの星景写真撮影と朝日撮影に付き合ってくれました。帰ってから、ブログの美しい写真の数々を拝見させていただき、これからゆっくり古いものも含めて写真の勉強をさせていただきたいと思います。たいへんありがとうございました。

・三人目のお方。奥大日岳の山頂稜線の手前で、ここをトラバースするならここで撤退かな考えていたら、向こうからすいすいを降りてこられた、真っ黒に日焼けした顔にUVクリームのぬりむらが目立つ、前後にふたつのザックを背負ったお方。大きな三脚を背負って、このお方も見るからに山岳カメラマン。当初は、大日岳の方へ向かう予定だったが不明瞭なため、奥大日岳の山頂にテン泊して、戻ってきたそうだ。雪庇のことなど、ちょっと会話しただけですが、たくさんの山の経験から出てくるオーラが半端ない。ちょっと話をしただけで、撤退のことなど吹き飛んで、無事に行ってこれました。たいへんありがとうございました。

・それと、一ノ越への登りで出会ったアラ80のご夫婦。昨日千葉を出て、SAで仮眠を取って来たそうだ(普通の80歳がすることじゃない!)。若いころから御夫婦で登山を楽しんできたそうで、もう歳なので今日は一ノ越までは登られないと話されていましたが、お二人とも背筋がピンとして、山を愛してやまない感がにじみ出ている。こんな歳の取り方ができる人生は、間違いなく幸せです。剱御前小舎での夕飯のテーブルにも、よく山に行かれているという若いご夫婦がいらっしゃいましたが、このご夫婦もきっとあのご夫婦のようになられるんだなと、うらやましく思いました。

・好天に、いい景色、いい出会い、たいへんありがとうございました。

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3/5
体力レベル
5/5

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