古処山・屏山・馬見山(テント泊縦走)
- GPS
- 05:45
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 773m
- 下り
- 302m
コースタイム
2日目)11:35馬見山-12:20宇戸浦越-水場へ水汲-12:40宇戸浦越-13:30屏山-休憩-13:40屏山-15:30古処山-休憩-16:05古処山-17:20八丁越
天候 | 雨天(小雨・霧雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上記のコース距離は往路のみ。実際は同ルートの復路あり。 八丁越コースは、登山者が多い九州自然歩道と重なるだんごあんからの「沢コース」の石畳や木道が崩落しまるで土石流の後のような状態なのに比して、尾根ルートであるため非常に上りやすく美しい。雨が心配な時は断然こちら。ただ、国道沿いから直接取り付きなので見落としやすい。 古処山〜馬見山はほどほどの縦走コースで楽しめる。特に秋がよさそう。 宇戸浦越から馬見山までは、最近再整備されたようで木道やベンチが設置されている。宇戸浦越から300mで水場あり(鎖場) 馬見山頂は北に開けた部分と南に開けた部分、間に比較的平らな林があり、悪天時でもいづれかにテントを張れる。 屏山〜古処山への復路は雨天時はドロドろのぬかるみや、岩場もかなりぬるぬるする状態となるので注意が必要。 健脚なら半日トレラン。軽量の装備なら日帰。重量装備やゆっくり派、私のようなリハビリ派には1泊にちょうど良い。 残念ながら、雨で危険だったため、一眼レフはザックから出す余裕はなく。写真は馬見山頂でのキャンプイン時のみ。 |
写真
感想
仕事を終え買物、3泊は大丈夫なようにパッキングして、前日夜21:00頃自宅を出発したが、予報に反して雨。背振山にするか、古処山にするか、どこかで車中泊するか、よくやる夜間登坂かを迷いながら南下。
古処山に決め、江川ダムを挟んだ向かいの籾岳林道に入って車中泊。初めての場所と小雨と霧でどこかよく分からず。今回は夜間登坂は取りやめておく。
翌日も予報全く当たらず雨。沢コースを避けて知る人ぞ知る、秋月・杉の馬場から取付ける「尾根コース」を探して9時から1時間以上彷徨うも見つからず…。観光客の中、重装備&カッパの異様な格好ではずかし。
諦めて、これも尾根ルートの「八丁越」へ。なかなか見つからず。国道沿いにいきなり地味な取付口をやっと見つけた時は既に11時半。
尾根伝いで上りやすく、雨を含んだ若芽はとても美しい。秋もよさそうだ。雨がしっかり降らなければ若芽は膨らまない。成長ための「雨季」を待っているのだ。
コース目印のテープが安易にあちこちに貼られているところがあるので、初めて訪れる者には却って迷惑な場合もある。
コース横のピークがいい感じなので、いちいち登っていたら、降りで雨でべちゃべちゃの泥と枯葉にやられ、顔面からズッコケた。
古処山頂に近づくと、さすがに修験道の聖地らしい苔むした石灰岩の大岩が林立。こちらも修験者の気分になり、ストックではなく金剛杖が良かったかな…の気分。
雨が降るとヌルヌルになるので、重装備は危ない。800m程度とはいえ、80°位はありそうなの崖もあるので、慎重に登る。
山頂手前に石仏が並ぶ広場があって、お参りの人がろうそくなどを供えるため?のブロック造りの小屋がある。悪天時はここに非難させてお山と仏様の加護をいただけるようだ。
屏山までは比較的穏やかだが、古処山から離れる際、雨天時は岩場がヌルヌルで要注意。屏山山頂は北が開け嘉穂地方が見渡せるが、霧雨で無視界。北からの風も冷たい。
馬見へは、宇戸浦越までぐんぐん下がり、宇戸浦越は北風がかなり。全く予報は当たらず段々悪化。200m近く降りたのを取り戻すべく、それからはひたすら急登。重装備だし身体が悪いので、ちょっとのばったら一息の繰り返し。なんだか「大丈夫か?」状態になり。万一のため、携帯の電源をOFF。
「ついたっ!」と思わせるピークが2〜3回もあり、天候とあいまってだんだん落胆の度合いが増す。しかし、平らで広〜い三段構えのピークがあり、キャンプにはうってつけ。それにとてもきれいで気持ちの良いところだった。次回はぜひあそこでテントを張ろう。
やっと着いた馬見山頂は、北に開けた広い部分と南に開けた狭い部分、それに比較的平らな林があるので、悪天候でもどこかには泊まれそうだ。
相変わらずの霧雨だが、若干空気が乾燥してきた感じがするので、前線の中心が去ったのかなという感じ。最初北向きの広い方に幕営したのだが、夜半に冷たい北風に吹かれる心配をして、広い場所から、張ったままのテント抱えて南向きの狭いところへお引越し。
その甲斐あって風には悩まされなかったが、全く天候回復せず、小雨となる。仕方なくテント内で食事。
レトルト筑前煮をつまみに、紙パックワイン。ちょっと味は…。口直しに魚肉ソーセージ。メインは干野菜と高野豆腐、マロニーちゃんで鍋、しょうゆ味。少し焼酎を飲んで、デザートはチョコクッキー。あとはコーヒー。
翌朝も予報を信じて、レトルトシチューとカロリーメイト、紅茶でも飲みながら11時頃までまったが、昨日より空気が乾燥している感じはするものの一向に天気は回復せず小雨がぱらつく始末。諦めて、11時半過ぎに出発し。同じルートで折り返し。
天候の悪化や、万一の体調悪化時のもう1泊に備え、宇戸浦越で水補給。300mほど鎖場の急坂を降ると水のしみだす岩場が。
再出発し、またしばらく登っ屏山山頂付近は若干天候悪化。「大将隠し」の分岐から始まる古処山の岩場登りはこれまた超ぬるぬる。重量が堪える。
無事古処山頂に近づくと若干晴れ間がでて、山頂では急に蒸し暑く。わずか数十メートルの高度差と位置差でこれほどの気象の差とは…。
「枯谷」までは、ヌルヌルを注意して、あとは穏やかな尾根道を無事下山。
3月から山登り&アウトドアに復帰して3回目。山に登る行為は15年ぶりだし、体が悪いので、5年ほどはまともに運動もしておらず、この2年ほどはほとんど娯楽や人付き合いから遠ざかっていたが、登山だけはなぜかOKのようなので、リハビリも兼ねての山行。先日の背振縦走2泊でもコースタイムは健康な人の1.5倍から2倍ほどかかっているようだが、重量も考えれば、なかなかかな。それに悪天を乗り切ってこそアウトドア! そう「オレの名前は、外戸扉男!(アウトドアオ)」。ただし、ベテランは、こんな近所の山はみんな日帰り。「こんなところでそんな重装備でなにしてんの???」に見られて…。でも、泊まって飯作って食って酒飲んでナンボじゃ。無泊は新しい靴ならしやルートの下見じゃないか!
次回は、杉の馬場からの取り付き尾根ルートを登ろう。今、由布岳〜鶴見岳〜伽藍岳の縦走ルートや涌蓋山〜黒岩山縦走ルートを地図とにらめっこしながら思案中。
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