記録ID: 188711
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
上高地-涸沢-涸沢岳
2012年05月04日(金) ~
2012年05月06日(日)
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 33.3km
- 登り
- 1,743m
- 下り
- 1,738m
コースタイム
4日
6:00沢渡-7:00上高地-7:15河童橋-8:00明神-9:00徳沢-10:20横尾(昼食)
10:45横尾-13:00本谷橋-15:00涸沢小屋
5日
7:00涸沢小屋-10:00穂高岳山荘-11:00涸沢岳-11:30穂高岳山荘(昼食)
12:00穂高岳山荘-13:30涸沢小屋
6日
6:15涸沢小屋-7:00本谷橋-8:00横尾-10:15明神(昼食)
10:45明神-11:30河童橋(上高地)
6:00沢渡-7:00上高地-7:15河童橋-8:00明神-9:00徳沢-10:20横尾(昼食)
10:45横尾-13:00本谷橋-15:00涸沢小屋
5日
7:00涸沢小屋-10:00穂高岳山荘-11:00涸沢岳-11:30穂高岳山荘(昼食)
12:00穂高岳山荘-13:30涸沢小屋
6日
6:15涸沢小屋-7:00本谷橋-8:00横尾-10:15明神(昼食)
10:45明神-11:30河童橋(上高地)
天候 | ※河童橋1500m付近 涸沢小屋:2350m付近 穂高岳山荘:3000m付近 涸沢岳3110m 4日 (朝)河童橋:晴 (昼)横尾:晴 (13時)本谷橋:雨 → (15時)涸沢小屋:雨 → (18時)涸沢小屋:あられ→ (19時)涸沢小屋:雪 5日 (朝)涸沢:曇・積雪3cm (10時)穂高岳山荘:霧3℃ (11時)涸沢岳:地吹雪・暴風 (12時)穂高岳山荘:霧 (13時)ザイテングラード:晴れ → (14時)涸沢小屋:あられ (14時半)雷雨・雹 (夜)強風・雹 6日 (明け方まで):雷 (5時)涸沢小屋:曇 (7時)本谷橋:雨 (8時)横尾:雷 (11時半)上高地:強風・雨 (12時)沢渡駐車場:強風・雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
1日500円(0時にカウントの模様) |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地 -横尾 夏道でした。 横尾 -本谷橋 所々雪がありますが、アイゼンは不要でした。 本谷橋 -涸沢小屋 雪道です。軽アイゼンは必要、ストックが便利 涸沢小屋 -穂高岳山荘 10本以上のアイゼン、ピッケルが必要。高度感があります 穂高岳山荘-涸沢岳 冬山の重装備が必要 涸沢岳へ向かう穂高岳山荘から上は危険でした。 ガスで視界が10mほど、暴風、地吹雪でした。 気温は+3度ほどでしたが、風が20m以上あり、防寒していなければ危険です。 また風でトレースが埋まってしまい、2回ほどコースが解りませんでした。 登るときにトレースが消えかけていたので、「ここの消えそうな場所は、こっち向き」と記憶していましたので事なきを得ました。 ただ、その迷っていた場所で転んでしまいました。 転んだ直後に滑落停止姿勢で止めましたので大丈夫でしたが、単独行で初めての道でしたし、ホワイトアウトに近い状態でしたので、最悪遭難の可能性もあったかもしれません。 さて今回の山行での教訓です。 当然ですが山奥なので携帯電話は通じません。 softbank au は全く駄目でした。docomoは繋がる瞬間もありましたが、直ぐ切れたためデータの入手は困難です。 夏にはdocomoアンテナが増えるそうですが、ゴールデンウイークは繋がらないと思ったほうがいいです。 山小屋のTVはBSのデータ放送が流れる程度でした。 ラジオを持って来ているかいましたがAMでも雑音が多いとのことでしたので、できれば短波が入る製品をオススメします。 今年は寒波が入り残念な遭難事故も起きてしまいました。 一旦山には入ると街中のように細かな情報は手に入りません。 出発前からの気象情報の準備と、現場でのできる限りの情報入手、そして最終的にはその場での判断が必要だと感じました。 |
写真
感想
さて、ここからは私の山行についての感想です。
上高地-涸沢-涸沢岳ですが、私は初めての本格的雪山でした。
なにもかもが新鮮で、とてもワクワクして楽しい登山でした。
山小屋での談義も面白かったです。みなさん凄い経歴の方ばかりで驚きました。
他の山にも行きたい気持ちが高まる良い登山でした。
さて、今回このコースを選んだ理由は、途中で計画が変更できるからです。
天候悪化や実力が足りないと感じれば、途中の山小屋に泊まることもできますし、
登山者が多く、道迷いが少ないだろうという思いからです。
といっても、誰かに頼る訳ではありませんのであしからず。
あくまで緊急避難の可能性のことで、事前のしっかりとした計画と装備。
時間の余裕などを持って、他人に迷惑を掛けるつもりは一切ない状態で行きました。
結果としては、装備品の不足はラジオでした。
気象情報が手に入るのは勿論、その他情報も手に入りますので。
実際今回の現場で遭難をしったのは下山時にすれ違った方からの情報でしたので、山の中では情報って重要だなと感じました。
今年は寒気が入り山行期間中の夜間は毎日雪でしたし、大気が不安定で雷がけっこう怖かったです。
真冬のような−20度といった極寒ではありませんが、それでも頂上付近は−5度で20mの強風だったようです。
一晩ビバークしなければならない状況は絶対避けるべきですので、挑戦するにしても時間に余裕のある行動が必要です。
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