【石割作戦】倉見山〜杓子山〜石割山【丙44.6】
- GPS
- 07:33
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,761m
- 下り
- 1,376m
コースタイム
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 7:33
天候 | 晴れ 風やや強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:旭日丘バス停〜富士急行富士山駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三つ峠〜倉見山:沢沿いのやや急な登りから稜線歩きへ。倒木多い。高速道路からの走行音が気になる。 倉見山〜杓子山:向原峠から道が細く険しくなる。 杓子山〜石割山:杓子山から大きく下った後、歩きやすいハイキングコース 石割山〜:土砂が流れて大きな段差になっている箇所多い。 |
その他周辺情報 | 石割の湯 |
写真
感想
梅雨である。数少ない山行チャンスを逃すなかれ。
と思ってはみたものの、現実は思い通りにいかない。
今となっては記憶が定かでないが、6月最初の週末は両神山・二子山に行こうと思いたったものの睡眠不足と雲の多さにイマイチ出かける気が起きず。
次の週末は、仕事で火消しに明け暮れる。職場から翌朝の電車で帰宅したのは初めてだ。晴れた朝の空を車窓から恨めしく眺めつつ一旦帰るも作業に根本的なミスがあったことに気づき昼にまた出勤。結論、徹夜は良くない。
このような趨勢を打破しなければならん。しかし、この週末もまた雨と曇り。嗚呼。
と思っていたら日曜晴れそうだ。これは僥倖。天寵とも言うべし。いざ勇躍山へ、山へ。
【梅雨の晴れ間の山行候補】
今回は自分で考える余裕も無かったので、いろんなサイトの特集を参考にする。
まずは、どんな山が紹介されているか、おさらい。
〇ヤマレコ(6月の半ばが濃い緑・日帰り・関東+山梨・車不要)
入笠山、社山・黒檜山、鬼ヶ岳・王岳、戦場ヶ原周辺 等
〇ヤマケイオンライン
入笠山、南沢あじさい山
〇YAMA HACK
美の山、石割山、掃部ヶ岳、三頭山、尾瀬ヶ原、入笠山、日光白根山
ふ〜む、だいたい日光か山梨、群馬県北部といったところか。
日曜だし、まず遠い所はパス。入笠山は三者とも取り上げているが今回は車使わないからなあ。あ、そう言えば今年に入ってまだ山梨を歩いていないな。山梨であとアクセスが良い山域となると・・・ということで行先は石割山に決定。
【意外と涼しい富士五湖稜線】
三つ峠駅で降り、他の人達とは反対方向へ。結構な幅の渡渉から一気に高度を上げるが、沢沿いということもあり、それほど暑くない。また稜線はやや強い、乾いた風が吹き、熱も汗も吹き飛ばしてくれる。
この風の強さ故か、木があっちこっちでバッタンバッタン倒れていて、迂回や乗り越えに難儀する。涼しいのは良いが、これには困った。
どうも山の土が崩れやすいようで、土砂が流れる→尾根が痩せる→土が木を支えられなくなる→木が倒れる→倒木時に根本の土砂もえぐれる→尾根が痩せる…という循環があるようだ。これも自然の定めと諦めるしかないのだろうか。
この倒木の連続と高速道路からの走行音以外は快適な山道だ。
倉見山から先は高速道路から離れ、走行音が聞こえなくなる。鳥の囀り、啼き声を聞き、やや細くなり、岩の露出した稜線を踏破していく。ヤマプラの地図では破線となっているが、実際に歩いてみるとそれほど恐れるほどのものではない。歩くことに集中できる区間として前向きにとらえると良い。
周囲に雲は多いものの上空は濃紺の青空。杓子山に至るまで展望を堪能する。杓子山からは一転して木漏れ日の中、緩やかな下りが長々と続き、息を落ち着かせる。こんなに緩々下って、最後に石割山までガツンと急登になるのではないかと警戒していたが、あまり急登しているという感じもないままに石割山に到達する。展望や花に気を取られて辛さを忘れてしまったのかもしれない。
そして、最後に石割山。御正体山への分岐にもそそられる。広大な富士山の裾野を疾走したい気持ちに駆られる。何とも爽快で気持ちの良い山頂。訪れる人も気持ちが良い。今度は山中湖周遊散歩でもしてみたいものだ。
山頂で晴れ晴れとした気持ちになった後は石割神社の厳粛な空気にシャキンとして気持ちを整えて下山する。
【総括】
今回歩いた日は天気予報で暑くなるとアナウンスされ、たかだか標高1400mの稜線で大丈夫なのかしらと不安な思いもあったが、心地よい風にも助けられ快適に歩くことができた。
また、富士山周辺は外国人観光客でごった返しているだろうという思い込みも完全に裏切られる。杓子山まですれ違った山行者はゼロ。杓子山周辺と石割山周辺ではさすがに他にも山行者はいたが、ほとんどの区間は静かな、私と山と空だけの時間を過ごす。これまた新しい発見だ。何事も、人にはそうてみよ、馬には乗ってみよ、山は歩いてみよということなのかもしれない。
だとすれば、富士山も歩いてみれば意外と混んでいないかも。
このように目からウロコが落ちまくるありがたい山行となった。
また気候が落ち着いたら、周囲の山を歩きに来たいと思う。
〜おしまい〜
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