プロテクション遊び【雪彦山 地蔵岳東稜ノーマルルート】

2019年06月17日(月) [日帰り]

• GPS: 05:57
• 距離: 6.4km
• 登り: 1,016m
• 下り: 1,015m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:01
• 休憩: 0:52
• 合計: 5:53

9:21 スタート地点
9:46 10:04 地蔵岳東稜取付
12:51 13:12 ノーマルルート5P下
14:25 14:38 地蔵岳
15:14 ゴール地点

天候

晴れ 最高気温26℃

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口から狭路を進み、東屋のある公園付近に駐車

コース状況／危険箇所等

アプローチ
スタート地点から階段を下ってせっせと不行沢の渡渉地点へ。沢を越えてから右岸沿いに踏み跡に沿って進む。東稜のすそが見えたら、チョックストーンを左に巻いて登れば取り付きに出る。ヒルが生息しているので、特に沢周辺は迅速な行動を。

地蔵岳東稜ノーマルルート 5.6 6P
菊地(2017)には詳細が書かれていないが、おそらく日本登山体系が詳しいだろう。赤く錆びたハーケンが目立つが、所々に真新しいボルトが打たれている。しかし、スラブにおいてもポケットなど豊富で、カムやナッツのみで十分対応可能。NPのみでやれます。カムはマスターの#0〜#3、キャメロット#0.5〜#2、ナッツ1セット。アンカーは立ち木とボルトを利用。1Pのみリングボルトだったが、3点使用可能。

下山道
地蔵岳から一般登山道を利用する。地蔵岳のピークから大天井岳の下山道の出合までは、急峻な岩場だが鎖やロープは無く要注意。

その他周辺情報

雪彦温泉
夢前スマートIC前にローソン、そこから雪彦山方面にはセブンイレブン

写真

6/17 9:21

こないだのニッチモサッチモと同じところから。

6/17 9:43

チョックストーンを超えるところはちょっとしたクライミング。

6/17 10:04

1P 5.3
易しいスラブを登る。ボルトルートなのか、NPなのかわからず、最初のプロテクションをボルトで取ってしまった。しかし、ポケットなど豊富で以降は全てNPで対応した。

6/17 10:49

1P終了点から眺める、すべり台。

6/17 11:01

簡単なスラブでも、高度感のある写真になると見栄えする。

6/17 11:27

2P 5.2
プロテクションの取れそうな面を探しながら、ラインを引く。

6/17 11:56

スラブ面を抜けて3P目のルンゼまでトラバース。

6/17 12:44

3P目は写真を撮り忘れたが、ガバガバのチムニーを登ってのスラブ、5.5。
写真は4P目の歩き区間。

6/17 13:12

5P 5.2
昼休憩を入れてから、気を引き締め直して楽々登る。脆いところがあったようで、パートナーがフットホールドが外れてフォール。簡単だからといって、油断してはいけない。

6/17 13:20

5P途中に現れる、神代正彦さんの慰霊碑。こんなところに作られたのだから、仲間から大切にされていたに違いない。

6/17 13:46

6P 5.6
5P終了点から少し歩いて取り付く。中間部で右にトラバースするあたりが少しバランスが悪い。

6/17 14:15

問題のトラバースセクションで慎重になるパートナー。ナッツとスリングで支点は取れているので、万が一でも大変なことにはならないはず。

6/17 14:33

一応こういうこともしておこうかと。

6/17 14:38

最大の核心と言っていいかもしれない下山路。

6/17 14:47

濡れているので、慎重に進む。この時献血していたことが発覚する。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-830 Tough オリンパス

感想

heshu

来月予定している北岳バットレスに向けてのトレーニングとして、地蔵岳東稜ノーマルルートを登ってきました。古典的なルートでよく登った話は聞いてきましたが、実際に登ってみると自由度が高く、思っていたよりも面白い内容でした。

①地蔵岳東稜ノーマルルート 5.6 6P チームOS
1P 5.3 mOS
2P 5.2 mOS
3P 5.5 mOS
4P 歩き
5P 5.2 mOS
6P 5.6 mOS

クライミングの難易度としては完全初級向けで、落ちる要素はほぼないように感じましたが、カムやナッツで支点を取れるところが多く、アルパインクライミングの練習としてはうってつけのところでした。
一応ボルトも打ってはいますが、支点を取れる場所と近いこともあって、使いたいという気は起きませんでしたね。
オポジションや、ナッツを上向きに効かせるなど、応用的なプロテクションの取り方も練習できて、良い経験になりました。
ボルトルートと勘違いして、最初のピッチで1つボルトを使ってしまったのが心残りですが…

課題は、いかんせん時間がかかってしまったことです。北岳ではスピードが求められるだろうと思います。登攀スピードはすぐに上がるようなものでもないと思うので、違う戦略も検討する必要があるでしょう。

2019年度記録
8/100
5.9以下 6
5.10a,b 1
5.10c,d 1