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Yamareco

記録ID: 189693
全員に公開
トレイルラン
富士・御坂

ULTRA-TRAIL Mt.FUJI / STY 〜 なんとか完走 感謝・感激です。

2012年05月19日(土) ~ 2012年05月20日(日)
 - 拍手
GPS
19:47
距離
78.9km
登り
3,497m
下り
3,494m

コースタイム

START 10:00(19日)
AS8 14:06
AS9 00:56(20日)
AS10 3:41
Finish 6:53:53
天候 快晴 〜 霧雨 〜 快晴
気温 日中は23度位
   山の夜は息が白くなる位なので
   多分10度以下?
風は微風
過去天気図(気象庁) 2012年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き
盛岡からは新幹線・東海道線を乗り継ぎ富士市 市内泊
富士駅からシャトルバスにて子供の国へ

帰り
河口湖大池公園 徒歩で河口湖駅
大月からはJRを乗り継いで盛岡へ
コース状況/
危険箇所等
コースは大会のためよく整備されていました。
毛無岳 付近の下りは泥ですべりやすく
転んだのも数知れず。
尾根がかなり細いところもあります。
なにぶん、山の中は夜だったのでよくわかりませんでした。

ゴールの川口湖大池公園の近くには温泉があります。
18日 決戦の前日
盛岡を出発です。
ガッツポーズじゃなくて
通りすがりの、おばちゃんの腕です。
1
18日 決戦の前日
盛岡を出発です。
ガッツポーズじゃなくて
通りすがりの、おばちゃんの腕です。
19日
STYスタート会場
快晴 絶好のトレラン日和
ワクワクします
19日
STYスタート会場
快晴 絶好のトレラン日和
ワクワクします
荷物検査の順番待ち
せっかくパッキングしたのに
荷物を取り出して
チェックを受けます。
荷物検査の順番待ち
せっかくパッキングしたのに
荷物を取り出して
チェックを受けます。
雨が降らないのを
祈るばかりです。
雨が降らないのを
祈るばかりです。
同じチーム840の
UTAROさんと


1
同じチーム840の
UTAROさんと


開会式
三浦さんのあいさつを聞いたり・・
スタートの時間が迫ってきます
開会式
三浦さんのあいさつを聞いたり・・
スタートの時間が迫ってきます
注意事項を聞いて
注意事項を聞いて
まってろよ
富士山

しかし、この後
ゴールまで富士山は
見ることなく
1
まってろよ
富士山

しかし、この後
ゴールまで富士山は
見ることなく
太鼓の音に
鼓動も高鳴ります
太鼓の音に
鼓動も高鳴ります
カウントダウンが始まります
3分前からカウントダウン
まだ、緊張感よりワクワク感で
いっぱいです。
カウントダウンが始まります
3分前からカウントダウン
まだ、緊張感よりワクワク感で
いっぱいです。
よっしゃー
気合一発
よっしゃー
気合一発
START
いよいよ、82キロ
STYの旅が始まります。
1
START
いよいよ、82キロ
STYの旅が始まります。
STARTゲートを
くぐっていきます。
STARTゲートを
くぐっていきます。
とりあえず
1200人
すごい人だ
とりあえず
1200人
すごい人だ
子供の国の敷地内?
舗装の道路が続きます。
熱い
子供の国の敷地内?
舗装の道路が続きます。
熱い
初めは林道
UTMFの人たちも
ちらほら
すごいです。ファイト
初めは林道
UTMFの人たちも
ちらほら
すごいです。ファイト
途中から
高圧電線の下を走ります
日差しもさえぎることなく
厚さに弱い自分にとっては
かなりきつい
途中から
高圧電線の下を走ります
日差しもさえぎることなく
厚さに弱い自分にとっては
かなりきつい
快調に走れたり
時々、渋滞
仮設の橋もあって
スタッフのみなさん
ありがとう

仮設の橋もあって
スタッフのみなさん
ありがとう

W1ポイント
STY1回目の給水です
携帯タンブラーで水分補給
まだ、ハイドレには給水せず
W1ポイント
STY1回目の給水です
携帯タンブラーで水分補給
まだ、ハイドレには給水せず
A8エイド
西富士中学校に到着
A8エイド
西富士中学校に到着
つめたいお汁粉&甘酒で
おなかがいっぱいに
焼きそばが入る隙間なし
残念
1
つめたいお汁粉&甘酒で
おなかがいっぱいに
焼きそばが入る隙間なし
残念
ここでまた荷物チェックです。
スタッフさん超かわいい
がんばってに気力十分
1
ここでまた荷物チェックです。
スタッフさん超かわいい
がんばってに気力十分
これから行く
天子岳
これが
「てんし」じゃなくて
「あくま」だった
これから行く
天子岳
これが
「てんし」じゃなくて
「あくま」だった
天子岳 登山口
まだまだ、気力十分
行ける感じ万点です
天子岳 登山口
まだまだ、気力十分
行ける感じ万点です
がっつり
登りが続きます
がっつり
登りが続きます
行っても行っても
登り
行っても行っても
登り
やっと天子岳
もうへろへろです
1
やっと天子岳
もうへろへろです
長者ヶ岳
この辺から
膝に異変が・・
かなりの違和感。
テーピングを巻いても改善しない。
長者ヶ岳
この辺から
膝に異変が・・
かなりの違和感。
テーピングを巻いても改善しない。
ガスってきました。
ライトの準備です。
1
ガスってきました。
ライトの準備です。
毛無山
STYの最高地点
脚は完全に逝ってます。
下りで真っ直ぐ脚を出せない。
痛い、力が入らない
1
毛無山
STYの最高地点
脚は完全に逝ってます。
下りで真っ直ぐ脚を出せない。
痛い、力が入らない
点々とヘッドライトだけが
みえます(よく見ないとみえないけど)
この闇のなか
多くの選手が自分と戦っています
点々とヘッドライトだけが
みえます(よく見ないとみえないけど)
この闇のなか
多くの選手が自分と戦っています
いきなり
途中の写真がとれてない。
樹海のせい??
エナジードリンク飲んで
出発です
いきなり
途中の写真がとれてない。
樹海のせい??
エナジードリンク飲んで
出発です
うっすらと富士山が見えてきました。
スタート依頼の富士山
1
うっすらと富士山が見えてきました。
スタート依頼の富士山
山中湖
ゴールまであと3キロ
しかし、脚が残っていません。
山中湖
ゴールまであと3キロ
しかし、脚が残っていません。
やっとゴール
長かった
20時間53分53秒

みんな、ありがとう。
1
やっとゴール
長かった
20時間53分53秒

みんな、ありがとう。
選手のみなさん
おつかれさまでした。

スタッフのみなさん
本当にありがとう

最高に楽しかったです
選手のみなさん
おつかれさまでした。

スタッフのみなさん
本当にありがとう

最高に楽しかったです

感想

【18日】
午前中、仕事です。
会社20日締めなので、やることは山のように。
富士山を攻めるまえに、仕事の山との闘いです。
なんとか、仕事もおわり(半分なげましたけど・・)
新幹線で富士市へ出発

久々の新幹線、「はやて」速い
大会に備えて、まずは睡眠。寝だめです。
新幹線乗り継いで、JR乗り継いで富士市へ
初めての富士市。富士山が迎えてくれます。

ホテルにチェックインしたものの
地理がよく分からず、近くのコンビニとお弁当屋さんで
夕食と、明日の水や食料調達です。

早く寝たのですが、何度も起きてしまって
寝た感じがしない。


【19日】
富士駅からシャトルバスで
スタート会場の「富士山こどもの国」へ移動
バス3台 連なっていきます。
こどもの国からは富士山が近い
今までで、富士山に一番近づいた・・


【START前】
まずは、受付へ
ゼッケンをもらいに行きます。
いよいよです。
記念品の、Tシャツとパッキング用の袋とバフをもらって

その後は、荷物チェック
せっかくパッキングしてきたのに
一度、全部出して必要な荷物をチェックされます。
チェックが終わると、反射板をもらえます。

再度、パッキングをして身支度
ゴール地点へ運んでもらう荷物を預けて
トイレへ・・すごい人数で渋滞

この後、ヘタレさんやUTAROさん話をしながら
開会式〜スタートを待ちます。

3分前からカウントダウン
いよいよスタートです


【START〜W1北山】
「また、ゴールで会おう」と、走り始めます。
初めは、1200人の集団がこどもの国の中の
舗装道路を登り始めます
敷地をでると、UTMFと同じコールに合流
トイレ発見、スタートしていきなりトイレへGO

その後は、林道に入っていきます。
林道は車1台分通れるくらいで
人数がいる割には、渋滞もせず
順調に進みます。
途中でUTMFの人たちに会うと
「ガンバです」と声援を
それ以外に掛ける言葉も見当たらず
UTMFの人たちは、すでに80キロを走っている
すごいです。

林道が終わると
高圧電線の下を、直進します。
よく刈り払いされてて
仮設の橋があったり、スタッフの苦労を感じます。
でも、陽をさえぎるものもなく熱い

今回は、初めは体力温存、後半に攻める作戦です。
10数キロで「W1北山」に到着

【W1北山〜A8西富士中学校】
北山はウォーターエイド
持ってきたタンブラーで水分補給&軽く補給
小分けにしたおにぎりです。
休憩後、次のエイドを目指します。
ここからも、高圧電線の下を走り続けます。
それにしても、快晴。気持ちよく進んでいきます。
A8到着はお昼すぎになりそうなので
渋滞の時に、おにぎりで補給でいきます。
手持ちの2個分をこの区間で消費。

民家?の脇をぬけて、芝生の敷地に出ると
「あと、少しでエイドです」の声
舗装の道路になり、徐々に応援の人が増えてきました。

ここまで、28キロ A8エイド到着


【A8西富士中学校〜A9本栖湖スポーツセンター】
A9エイドはUTMF/STY選手・サポーター
スタッフのみなさんで大賑わい。
つめたい、お汁粉&あまざけ。バナナうまい。
しかし、固形物を食べれる感じがない。
はやくも胃に来たかも。
楽しみにしていた、富士宮焼きそばはパスです。
焼きそばは大人気で並んでいます。

大休止した後で、最大の難所
A8〜A9エイドの区間へ向かいます。
その前に、再度荷物チェック。
どんだけ、この山は厳しいんだって感じです。

川を越えて、田んぼの脇を通って
道路を進んでいくと、天子岳登山口へ到着。
ここで、ポール準備。さあ 行くぞ

天子岳山頂までは、急坂が続きます。
行っても行っても、続く坂。
いい加減嫌になったところで山頂。

次に目指すは、長者ヶ岳
天子の下りで、右ひざ付近に力が入らない。
テーピンをするも効果なし。
「やばい」こんなに早く膝にきてしまった。
途中棄権が脳裏に浮かびます。

ここからは、登り下り&休憩の繰り返し
長ヶ岳で500ml水を補給してもらって
次へと進みます

次は毛無岳
このころから、ガスって来てます。
6時半過ぎからライトをつけて進みます。
ヘッドライト&ネックライト 明るさは十分。

膝も登りは、問題なし。
ゆっくりでも、休むことなく一歩一歩進みます。
このころからは、
前の人の足しか記憶にない。

暗闇の中
細かく脚を進め、太ももが攣りそうになりながら
毛無岳到着。

広い山頂が選手でいっぱいです。
ここで、大休止。

足のマッサージをして

高低表にない竜ヶ峰へ
初めは走りやすい、コースが続いたあとに
激坂の下り。
毛無からの下りは、どろどろ・つるつる
膝はすでに逝っています。
つかれもあって何度も転んで進みます。
前でも、後ろでも 転ぶ人の奇声が・・

ポールがなかったら下れなかったかも!?
転ぶのに飽きたころに
ようやく、竜ヶ峰の登りに
ヘッドライトの電池切れで
休憩をしながら電池交換。消耗が速い

いままでの、登りに比べれはかなり楽
登りはいいけど、また下るのが嫌だ。
ささやぶを越えると、広い山頂
人は少ないですど、数名 休憩中です。

膝のマッサージをして、つらい下りに向かいます。
下りは九十九降りの坂ですけど
斜度のきつさはないので、普通だったら
絶対走れる区間。
でも、今回は歩くので精いっぱい。

なんとか、進んでいくと

A9エイドの明かりが

予定より、1時間以上遅れて
本栖湖スポーツセンター到着


【A9本栖湖スポーツセンター 〜 鳴沢氷穴】
A9で大休止。
鹿カレー&きのこ汁 パン・バナナなど
食べます。ジェルは入らないけど
ここでの、食事はおいしかった。

竜ヶ峰をみるとライトの明かりが
点々と続いています。

ネックライトの電池交換をして
コーラを補給。生き返ります。

スタッフの皆さんの心遣いがあたたかい。

気合一発 あと、27キロ

舗装道路を進むと、樹海に突入
フラットで走りたいけど
もう、歩くので精いっぱいです。
1時間7キロペースで 進んでいきます。
こもままだと、21時間かかりそう
1時間短縮するには走るしかないけど、ダメだ!!

青木ヶ原樹海は延々と続く舗装道路
ゆるい登りが、かなり続きます。
時間も深夜の2時。丑三つ時です。
歩いて、歩いて

A10へ到着


【A10鳴沢氷穴〜FINISH】
A10でエナジードリンク
もう固形物は喉を通らなかったので
これはうれしかった。

マッサージを受けるか悩んだけど
休憩をとって進みます。

樹海を進んで、最後の山へ突入
走れそうな山だけど、到底無理

だらだら登りを進んでいきます。
短い距離だけど、長く感じる。

登り途中で、明るくなってきたので
ライトはおわり。
木々の間から富士山が見えてきます。

みんなで「お〜」と言いながら
あさの富士山を拝みます。

山頂の展望台を越え
最後の下りへ

UTMF/STYの人も走り始めます。
でも、自分は無理
気持ちが弱いです。
なんとか、下りきると

河口湖。やっと来た。

のこり3キロの表示が
キロ10分で21時間以内
走ったり、歩いたり

あと2キロ、あと1キロ
応援の人の声に背中をおされます。

そしてついに
20時間53分53秒 ゴール

この瞬間は、もうトレランはしない。
その気持ちでいっぱい。

【その後】
近くの温泉に行き、汗を流し。
吉田うどんをたべて
電車〜新幹線を乗り継ぎ 盛岡へ

相変わらず、階段では膝が痛くて泣いていました。

今回は、完全に大会をなめていた
距離は82キロだが、標高差は4000
ハセツネより楽かも?
しかし、現実は想像をぶっ飛ぶくらいのきつさ
練習もロングができない状態での大会
準備もまだまだ不足でした。

スタッフやボランティアの皆さんは
選手以上に頑張っているようで
とても、感謝しています。
みんながいての大会。ありがとうございました。

出場された皆さんもご苦労様でした。


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