【歩荷トレ】北高尾山稜〜景信山〜高尾山


- GPS
- 09:18
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,332m
- 下り
- 1,329m
コースタイム
0:00 0:00 0954 駒木野BS(入山)
1:00 1:00 1054〜1101 八王子JCT上分岐の手前
1:36 0:36 1137 富士見台
2:09 0:33 1210〜1219 高ドッケ
3:02 0:53 1312〜1323 杉ノ丸
3:10 0:08 1331 夕やけ小やけふれあいの里分岐
3:54 0:44 1415〜1425 関場峠
4:23 0:29 1454〜1504 堂所山
5:10 0:47 1551〜1601 景信山
5:34 0:24 1625 小仏峠
5:52 0:18 1643〜1656 小仏城山
6:39 0:47 1743〜1756 高尾山
(1号路→薬王院→十一丁目茶屋→2号路)
7:55 1:16 1912 高尾山口駅(下山)
天候 | 13時まで 晴、雲量3〜8 13時〜14時半 時折小雨、雲量10 14時半以降 晴 雲量どんどん減少、最後は0 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
BSから高尾方面に戻るとすぐに小仏関所跡の石碑があるので、その脇から入る。 土日はバス増発のため、本数多し。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
多くの方々が素晴らしいレコをアップされ、情報は潤沢なので、簡潔に記します。 1.北高尾山稜(駒木野BS〜富士見台〜狐塚峠〜関場峠〜堂所山) 駒木野BSからのルートは、いささかわかりにくい。 旧甲州街道から入り、T字路を左折した後は、ひたすら道なり。 途中で右への分岐があるが、これを進むと行き止まり。 ルートの特徴は、とにかくアップダウンが非常に多く、消耗する。 また、暴風によるものと思われる倒木が多く、 丈の高いザックでは通過に難儀する。 関場峠を過ぎると、ルートが広くなり、快適。 2.堂所山〜景信山〜小仏峠〜小仏城山〜高尾山 景信山まで、極めてよくルート整備がされており、広くて歩きやすい。 アップダウンはあるが、北高尾山稜に比べれば、段違いに緩い。 景信山からはいくらかルートが狭くなる。 小仏峠を過ぎると、木段が急激に増えるので、個人的には苦手。 今回は、よい天気が続いていたので、ルートに支障をきたす泥濘はなかった。 3.高尾山〜高尾山口駅 1号路はずっと舗装路なので、下りは辛い。 2号路も、足元が悪いのでかなり辛い。 6号路で下るのが一番楽だと思われる。 いや、当然ケーブルカーが一番楽なのだけれど。 なお、昨夏からの3号路の通行止めは、すでに解除されている。 【風呂】 高尾駅の近く(と言っても、徒歩15分以上)にある健康ランド「ふろッぴィ」が、 12時10分〜16時10分まで、毎時10分に無料送迎バスを出している。 大人2時間800円。 それ以上の利用は、平日大人1,200円、土日祝日は1,800円。 http://furoppy.co.jp/ |
写真
感想
表題の通り、歩荷トレーニングをしてきました。
昨今、左膝外側の状態ががあまりよろしくなかったのですが、
4日前の裏妙義縦走が無事成功に終わったことで気をよくして、
今回の歩荷トレを敢行しました。
怪我が悪化する直前の、昨年7月以来、実に10か月ぶり、
もちろん術後は初めてです。
痛みの再発の懸念もあったので、当初は20kgにしようかと思ってましたが、
事前にいろいろと試してみた結果、自分の体重が0.1tになる重量くらいにしよう、
ということで落ち着きました。
体重は72kgなので、0.1tから引いた数値のウェイトを見計らって詰めました。
体重計で計ったら0.5kgオーヴァーしてしまいましたが、
0.5kg引くのはシャクなので、そのまま行きます。
計量は、まず空荷で乗って、そのあとにザックを背負って乗ることで導き出します。
(今回のウェイトは、水14リットルと、ザックスペースを埋めるための、
テント等のかさばるものいくつかです)
歩荷トレの自己ルールをいくつか設けているのですが、
その中のひとつが、「巻き道の誘惑に負けないこと」(笑)
トレーニングなんだから、楽することを前提にしてはいけないのです。
堂所〜景信間には、巻き道がいくつかありますので、
これに負けないように頑張ります。
さて、朝は6時過ぎに起きて、7時前に出ようかと思っていたのに、
寝坊してしまい、起床が7時半近くに。
計画では、時間が遅くなったら景信山から小仏バス停に降りようと思っていたのですが、
のっけから思いやられます。
ぼくは、中央線を利用するときは武蔵野線ユーザーなのですが、
寝坊したことが功を奏したのか、偶然ホリデー快速の河口湖ゆきがきてくれたので、
乗り換えなしで高尾駅へ。
高尾駅では、小仏行きのバス停に大量の登山者が並んでおり、
バスが3台も増発するほど。
う〜ん、いくら北高尾山稜があまり人気がないからと言っても、
これだけひとがいれば、ちょっとは縦走するひとがいるのだろうか?
・・・と思いきや、登山口の駒木野バス停で降りたのは、ぼくだけ。
ぼくは後ドアの近くにいて、バス内は大混雑で身動きができないので、
後ドアを開けてもらって降り、前ドアに外から歩いて行って料金を支払いました。
ではトレーニングスタート!ということで、
登山靴の靴紐を締め直そうとした途端に、ブツッ!
・・・切れてしまいました・・・。
靴紐の予備は必ず携行しているので、予備で締め直しましたが、
実はぼくの登山歴で、靴が壊れる前に靴紐が切れたのは初めてでした。
予備を携行する習慣があってよかった・・・。
さて、改めて靴紐を締め直して、気も締め直してスタートしましたが、
そんなわけで北高尾山稜はガラガラでした(笑)
ということは、残りの登山客はみんな小仏バス停から景信とか陣馬に行ったんでしょう。
まあ、何しろ結構急で細かいアップダウンがひたすら続くし、
樹林帯ばかりで景色もほとんど開けないもんですから、
一般登山客にとっては、あまり楽しくないかもしれません。
ぼくは、トレーニングですから、こういうルートがちょうどいいんですが。
途中、1時間半ほど小雨がぱらつきましたが、
終始小雨で、レインウェアを着るほどでもないな、と思っているうちに、
雨が止んで今度はものすごい快晴となりました。
お山に復帰してから3か月弱ですが、これまでで一番の快晴かもしれません。
北高尾山稜は、西末端の堂所山に登ることで完踏するのですが、
堂所山は景信〜明王峠間にある山ですから、比較的知名度が高い山です。
ところが、堂所山は景信からも、明王峠からも巻けてしまうので、
ぼくはこれまでただの一度も登ったことがありませんでした。
そんなわけで、ちょっと感激。
堂所山から巻き道との合流点までは、ものの100mくらいなのですが、
堂所山を下りて改めて見上げてると、杉の木の根が張り巡らされた急登で、
確かに景信〜明王峠から来れば、とても登ってみようという気が起きません。
しかし、山頂は景色がよく、新緑と青空が美しいコントラストを描いており、
景信や陣馬とは違った趣があります。
堂所山からは、毎度おなじみの人気ルートです。
広くてよく整備されたルートを、淡々と景信に向かいます。
いくつかある巻き道は、もちろん巻けませんし、誘惑には負けません(笑)。
景信では、名物の天ぷら、なめこ汁を楽しみにしていたのですが、
残念ながら営業時間に間に合わず、青木さん(茶屋の経営者)たちが
片付け終わった直後でした。
そこから小仏峠に向かう途中で、青木さんたちが荷物を撤収していました。
その都度、小型のトラクタに荷物を積んで、
小仏峠経由で小仏バス停近くの道路までおろしていることを初めて知りました。
ご主人と奥さまは、もうだいぶご高齢ですが、非常にお元気な様子で、
ご主人がトラクタを操作し、奥さまがトラクタの荷台に乗っていましたが、
道の狭いところでは奥さまもトラクタから降り、木の杖をつきながら歩いていましたので、
ちょっとお話をしました。
景信山の山頂には、茶屋がありますが、現在のご主人は3代目で、
息子さんがすでに4代目としてご活躍なさっています。
(息子さんは、ご主人と奥さまの後ろから、別のトラクタで荷物を撤収していました)
この茶屋の存在は、多くの方々がご存知かと思いますが、
こうして毎週末、早朝にトラクタで下から荷揚げし、
夕方には荷を下ろすという作業を、それこそ何十年も続けてきている、
青木さんたちのご苦労と、心意気に対して感謝の気持ちを忘れずに、
また、今後もお元気で営業なさることを祈念せずにはおれませんでした。
(なお、名物のなめこ汁のなめこは、自家栽培ということです)
さて、ひとまず小仏峠までは達しました。
もう陽がたいぶ西に傾いてきていましたので、ここで小仏バス停に下りるか、
城山経由で高尾山へ行くか、逡巡しましたが、
青木さんたちとお話したことで元気が出てしまったので(笑)、
そのまま城山へと登っていきました。
あとは、ぼくの大嫌いな木段ラッシュです。
とは言え、リハビリの段階で散々試行錯誤してきた、
「階段における脚の運び」をいろいろと試すきっかけにもなりました。
重い荷を背負って歩いても、極力膝に負担をかけない脚の運び方を、
延々と木段を歩いているうちに、何となく掴めてきた気がします。
そして、高尾山着。
夕方に高尾山に、それも城山方面から登ったのはもちろん初めてです。
しかし、スーツ姿のひとびとや、ヒールを履いた女の子や、
外国人観光客など、多くはありませんでしたが、10数人ほどいました。
まあ、土曜の高尾山にしては、ガラガラだと言っていいでしょうけどね(笑)。
高尾山の売店はまだ開いていたので、思わず缶ビールを購入。
乾いた喉に、疲れた身にシミました!!
さて、最後にして最大の難関、高尾山からの下山です。
何をもって「最大の難関」なのかと言いますと、
急斜面の下り舗装路は、重荷を背負った身にとって、
下肢に多大な負担がかかるためです。
なので、最初から6号路を下れば舗装路がほとんどなく、負担も少なくて済むのですが、
今回のトレ山行が無事に終わろうとしているので、
どうしても薬王院に寄ってお礼参りをしたく、1号路を下ることに。
そして案の定、この下りがぼくの下肢に多大な負担をかけました。
サル園のあたりから、2号路を経由して下ったのですが、
2号路も足場がボコボコでよくないので、結局藪蛇になってしまいました。
6号路と合流したころには、すでに陽は沈み、真っ暗。
最後はフラフラになりながら高尾山口駅に到着。
高尾山からの僅かな下りで、これまでの疲れがどっと出た感じです。
しかしながら、懸案の左脚は、無事に最後までもちました。
この重量でも大丈夫だったのは、術部の回復加減以上に、
脚の運び方や、テーピングによる筋肉の動きの制御などによって、
負荷がかかりにくい動作が少しずつ身についてきたからだと思われます。
半年以上に渡って、長年の悪い癖が染み付いてしまっているぼくの脚に対して、
辛抱強く付き合ってくださり、改善の方向へと導いてくれている
担当ドクターと理学療法士さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。
歩荷トレの成果もさることながら、その他にも多くのことを得られた山行となりました。
お疲れ様でした
不思議なことに単位が変わると、受け取り方が変わりますよね
100kg -> え〜っ!
0.1t -> なにそれ?(笑
少し気になったのは、筋疲労とアルコール摂取についてです
最近はプロ野球選手でもシーズン中はアルコールを口にしない方がいるようです
私自身は下戸なので基本アルコール無しでかまわないのですが。
1955さん、おはようございます。
表題の件、ご助言ありがとうございます。
自分なりに調べてみましたが、全然知らなかったですね。
確かに、考えてみればそうであろう、という内容ではありましたが・・・。
元々、お山を含め、普段からそんなにお酒を飲む方ではありませんが、
売っているのを見ると、つい手が出てしまい・・・。
ユル登山でしたらともかくとして、こういうハードトレの時は、
絶対にやめたほうがよいですね。ためになりました。
ちなみに、0.1tと考えたほうが、気持ち的に軽くなりそうな感じがします(笑)
実際は、もちろん重かったんですが
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