袈裟丸山(アカヤシオも震える雪雲の中に迷い込む)#138
- GPS
- 06:50
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 931m
- 下り
- 912m
コースタイム
→10:25(前)袈裟丸山10:40→避難小屋→12:10小丸山→雨量計→
13:10賽の河原→13:50折場登山口
天候 | 青空は見えるも雪(氷の粒)混じりの冷たい風 後に快晴へ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
折場登山口からの登りは、健脚コースは通行止め、一般コースを登る。 アカヤシオは未だ咲き始め(多くの木がまだまだ冬の眠り?) 前袈裟丸山頂の先は、雪雲から降った雪で真っ白(枝には雪の花が咲く) |
写真
感想
今回の袈裟丸山では、折登山口から賽の河原までは、弓の手コースを採った。
アカヤシオの満開を期待して来たが、まだチラリホラリの状態でカメラを向ける気にもなれない。
それに加え、雪まじりの冷たい北風が吹き付けてきた。
しかし、空の真上は雲間から青空が見えていたので、これ以上の天候悪化はないと判断し登り続けた。
青空の割合と、冷たい雪雲の割合が、シーソーゲームのように目まぐるしく変化し、その度に、ヤッケのファスナーを上げたり下げたりした。
雲は氷の粒でできていると聞いてはいたが、これを実際に体感した感じで、小さな氷の粒が顔や手に直接当たり、予想外の寒さに皆震えた。
賽の河原から先は、アカヤシオのピンクが目立ち始めたが、それでも寂しい感じは否めない。
小丸山の登りでも袈裟丸山の急登でも寒さのため、汗もかかずに主峰「前袈裟」山頂へ達した。
当初、お昼の予定であった山頂は、氷混じりの北風が待ち受けていて、直ぐにでも降りたい衝動に駆られたが、山頂奥の樹林をくぐり、後袈裟が見えるところまで足を伸ばすと、足元は雪に覆われ、思いがけず樹氷の花々を観ることができた。
寒さでシャッターを押す指が痛くなるのを我慢して写真を数枚撮ると、早々に下山を開始した。
カマボコ型避難小屋のある鞍部まで下りると、さすがに北風も弱くなったので、ここでお昼を摂ることとした。
食事中もいじわるな風が時々、渦を巻いて手や体が寒さに震えた。こんな状態が続くと「低体温症」の危険も考える必要があるだろう。
再び、下山を開始しツツジ平のあたりまで来ると、風も収まり空の大部分が青一色となり、暖かい陽射しとともに早朝は縮んでいたアカヤシオの花やカラマツの芽などが、心なしか大きくなっているような気がした。
登りでは良く見えなかった弓の手コースの北側の沢に滝が連続して懸かっているのが見え、赤城山が大きく裾野を引いているのが見えた。
今回の袈裟丸山は、アカヤシオにはかろうじて会えたが、予想に反し、寒さに震えた山行であった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する