鐘撞山ー大室山ー檜洞丸ー石棚山縦走
- GPS
- 08:15
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 2,112m
- 下り
- 2,151m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:玄倉〜JR山北駅(富士急湘南バス) |
感想
先週、新しい登山靴を買った。今まで履いていたゴアテックスの登山靴は、まだ購入して3年程だが、浸水が酷く、長い縦走に不安があった。GWの2回の山行でも、2回とも浸水してしまい辛かった。つま先や、サイドからじわじわと水が漏れてくる。前回の、雨上がりの竜喰山の登りでは、靴の表面の水滴をタオルでこまめに拭き取りながら登ったが駄目だった。足が冷えると、体が急激に冷えてしまう。
今度は底面までゴアテックスで覆われているタイプにしてみた。3万円越えの高い買い物になってしまったが、ここ3年近く山道具は買っていなかったことだし、他にお金のかかる趣味はないので、よしとする。今までの靴も、晴れの日の日帰り山行用に取っておこう。
今日は久しぶりに丹沢に行こうと思う。横浜に住んでいながら、大室山も檜洞丸も、4年前に1回登ったきりだ。その2峰にあわせて、まだ未踏の鐘撞山と石棚山にも登ることにした。
バスはかなり混み合っている。三ヶ木での乗り換えでは、座ることができず。
音久和で下車して、陸橋を渡って舗装道路を、登山口のある神ノ川キャンプ場に向かう。この車道から見える大室山は立派な山容だ。これから登れると思うと嬉しくなる。
キャンプ場に入るとすぐ、川に木製の細い橋がかかっている。ここを渡るようだ。道標はない。
渡り終えてすぐの所に、尾根に登るように踏み跡があった。しかし、登山地図、地形図ともに、しばらく川沿いに進んでから尾根に登るように道が描かれている。地図通りに進んでみると、道が怪しい。笹が刈られていてピンクテープもあるが、笹が地面から10cm程残っていて、歩き辛い。
笹の間を進むと杉林になった。ここからは踏み跡が分からない。とりあえず、尾根に乗ろうと、斜面を無理矢理登ると、立派な道があった。どうも、最初に見た踏み跡を進めば、ずっと歩きやすい道だったようだ。
ここからは、倒木などが所々あるものの、歩きやすい道が続く。
鐘撞山の手前の急な登りで、少しかかとが痛くなってきた。慣れない靴で急登を登ったので、靴擦れになりそうだ。酷くなる前にテーピングをした。
鐘撞山は、木々で覆われた小ピークのような山頂だ。名前の通りに鐘が置いてあり、撞くための木槌もある。軽く叩いてみると、予想外に大きな音が出て慌てる。
この先の登りは、相当な急登だ。ますます踵が擦れて痛い。この道は、登山地図で破線になっていて迷いマークも付いているが、踏み跡はしっかりしている。登りなら迷うようなところはなかった。途中、檜洞、蛭ヶ岳の眺めが良い所がある。
山頂近くになるとバイケイソウが増えてくる。毒があるので鹿も食べないらしい。
痛みに耐えながら登り続け、懐かしい大室山に到着。人で溢れている。
山頂から少し離れた木陰で昼食を取っていると、目の前にヒガラと思われる小鳥がやってきた。2mほどの至近距離で、まじまじと観察。なんと小さな鳥だろうか。
犬越路までの下りは、とても快適。先ほどまでは踵の痛みに苦しめられたが、新しい靴も下りは調子がいい。前の靴よりも、クッションが利いているのか、足裏への衝撃も少ない。
今日は、雲一つない好天だが、涼しい風が吹いていて助かる。犬越路の少し先の眺めのよいところで、しばらく風に吹かれた。ここから檜洞に登り返す。この先、ヤセ尾根になり、岩が出てきて、鎖場もいくつも出てくる。下りなら神経を使いそうだが、登りなら危ないところはあまりない。沢山の人とすれ違う。
靴がなじんできたのか、登りがそれほど急でないせいか、踵もそれほど痛くなった。
檜洞丸の山頂も人で溢れている。隙間をみつけ、腰を降ろした。4年前に来た時は、どしゃ降りの雨だったのが、今日は快晴で、印象が全然違う。
檜洞からの下りは、植生保護のための木道が続く。アイゼンの跡が多数付いている。木道が終わると、その先は、気持ちのよいブナ林だ。新緑で明るい。
石棚山は、下りの途中の小ピークで、あまり山頂の雰囲気はなく、素通りしてしまう。箒沢への分岐を見送り、県民の森に降りた。
この時期の丹沢で気になるヒルも、今日のコースでは一匹も見かけなかった。ずっと、ズボンの裾をまくって歩いていたが、被害はなし。
久しぶりの丹沢は、とても良かった。また行こうと思う。
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