表妙義縦走
- GPS
- 08:37
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,644m
- 下り
- 1,605m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
インターから駐車場までの間にコンビニはありません。道の駅も早朝は開いているはずもなく、インターから登山口とは反対方向のコンビニまで行かなければなりませんでした。 道の駅みょうぎは、登山客は駐車禁止です。駐車禁止の看板に、登山者用駐車場の地図が出ています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポストは白雲山登山口にありますが、事前に群馬県警に電子提出しました。 ・登山道はよく整備されています。鎖もしっかりしており、関係者に感謝です。 |
写真
感想
最近ちょっと気になっていた表妙義に行ってきました。
ワタクシこの山に関して、どういうわけか、かなり勘違いしていました。
ずっと岩稜地帯を歩くと思っていたのですが、そうではないのですね。
鎖場を含む岩場は全体からすればほんの一部で、ほとんどは普通の土の登山道でした。
また表妙義と言えば鎖場が有名ですが、岩場がどうこうと言うより、細かいアップダウンが多く、体力的にきつい縦走路でした。
鎖場に関して言うと、妙義神社からホッキリまでは、特に難しいとは思いませんでした(あくまでも、個人的感想ですが)。
手がかり、足がかりが豊富にあり、足の置き場を丁寧に探してスタンスにきちんと立てば、腕力や握力はほとんど使わなくてすむと思います。
鎖は補助程度に片手で軽く持ち、もう片方の手でホールドを持つとイイ感じでした。
鎖に全体重を預けて、勢いで登ろうとすると腕が疲れますし、危険です。
クライミングジムに通って、足で登る感覚が身についていたことが役に立ったと思います。
また、あくまでも自分の印象ですが、高度感もあまり感じませんでした。
鎖の長さ分の高度(数十m?)は当然あるのですが、滑落したら谷底へまっ逆さまというような場所はなかったように思います。
もっとも鷹戻しの下りは、さすがに少し緊張しました。
登りは特に問題なかったのですが、下りの取りつきは、え〜?、ロープもなしでここを下りるの〜?ってな感じでした。
まあ一旦登ってしまうと、どちらかに下りるしかないんですけどね(笑)。
よく見れば足がかりはちゃんとあるのですが、鎖にぶら下がっても自分の体を支える程度の握力はないと、いざというとき危険だと思います。
ちなみに鷹戻しの前でセルフビレイ用のハーネスとメトリウスPASを装着し、落石対策としてヘルメットを被りましたが、結果的には必要ありませんでした。
ヘルメットを被っている人は何人かいましたが、ハーネスをしている人は一人もいなかったようです。
(ヘルメットについては、近くに先行者がいる場合は被った方がいいかもしれません。)
革のグローブはぜひ用意した方がいいと思います。
正しい方法かどうか分かりませんが、スラブの鎖場などでは、グローブをはめた手の中で鎖を滑らせて、あっという間に下ることができました。
フィックスロープが張られている箇所でも、役に立つと思います。
本当は金洞山まで行くつもりだったのですが、間違えていつの間にか第四石門に下りてしまい、改めて登るのも面倒なので、そのまま中間道を通って帰ろうと思ったのですが、道が分からず、結局石門入口まで下りてしまいました。
そして大人場から中間道に合流するつもりが、ここでも分岐を見落として、車道まで下りてしまいました。
石門側から大人場経由で中間道に登り返す人はあまりいないと思いますが、石門側からだと指導標が見えないのでご注意ください。休憩用のあずまやの手前が分岐です。
往路は下調べしてあったのですが、復路はお気楽ハイキングのつもりで何も調べておらず、失敗でした。
引き返してようやく中間道まで行ったのですが、このわずかな距離の登り返しがきつかった。
中間道というだけあって山の中腹を通る道で、終盤に来てここまで登るのはたいへんでしたが、ほとんど人がいなくて、静かな山歩きを楽しめるよい道でした。
初めて訪れた妙義山ですが、ちょっと他にはない独特な山で、面白いですね。
インターからも近くて来やすいし、トレーニングに最適だと思いました。
次は金洞山か、裏妙義にも登ってみたいと思います。
※滑落による死者もいるそうで、万人におススメできるルートではありませんので、念のため。
〈追記〉
ちょっと簡単そうに書きすぎてしまったかも知れないと思い、追記させていただきます。
この縦走路の難易度どう思うかは、本当に人によると思います。
ただ間違いないのは、鎖場はもとより、痩せ尾根あり、道を間違えると断崖絶壁の行き止まりがあったりと、気が抜けないことです。
セルフビレイの装備やヘルメットは結果的に必要なかったと思いましたが、持っているだけで心に余裕が生まれますので、初めて行くときはあってもいいと思います。
必要ないと思えば、次に行くときには持って行かなければいいだけですから。
また序盤に遭遇する奥の院の鎖場で、鎖に頼らなければ登れないようなら、鷹戻しはやめておいた方がよいと思います。
先日クライミングジムでお話した60歳ぐらいの男性は、妙義山を縦走するためにジムで練習しているのだと仰って、5.8の簡単なルートを繰り返し登っておられました。
表妙義の岩場はクライミングではないので、それよりはるかに易しいと思いますが、力のあり余った若者と違って、我々中高年はそのぐらいのトレーニングをして臨んでもおかしくないと思います。
こんにちは。
妙義山は上信越道を通るたびに奇妙な形が気になっていた山です。
なかなか面白そうな山ですね〜。
以前、両神山に登ったことがありますが、そっちよりも1つ1つの鎖場が大きそうです。
2枚目の写真などを見ると垂直に登りたくなってしまいますが(笑)、岩が適していないのかそういうゲレンデはないようですね。
kanosukeです、こんばんは。
妙義山はまずその異形の山容がどストライクで私も行ってみたいヤマの一つです。
しかし中間道はともかく稜線縦走はgeraniumさんと同じくずっと岩ばかりだと思ってて、自分の力量でいけるのか不安で情報収集をしてますが
少し勇気をもらえた気がします。
クライミングジムの効果きてますね〜。
今後はこういう岩系にハマるんでしょうかね
次は鋸岳とかどうですか?ご一緒しますよ〜
ところで、鎖をみるとハアハアしてしまうのはヘンタイだからでしょうか?
確かに岩登りのゲレンデがあってもよさそうですよね。
道中で少しお話しさせていただいた地元の方は、アルプス縦走のトレーニングのため通っているとおっしゃってました。
mount-fineさんには物足りないかもしれませんが、一度お試しあれ。
妙義山は未踏でしたか? 面白い山だと思いますよ。
中間道は普通のハイキングコースですから、稜線をオススメします。
あっ!もちろん自己責任にて。
気持ちはすっかり夏の北アルプスに向いていますが、鋸岳もいいですね!
雪がなくなったら、ぜひご一緒しましょう。
鎖を見てハアハアいうのは、間違いなくヘンタイの証拠ですね。
また、怖そうなところを...。
クライミング・ジムに通っているのは、そういう訳だったんですね
この夏の北ア。
狙ってるのは大キレット&奥穂〜西穂の縦走でしょうか?
geraniumさん、「奥多摩のイチロー」かと思っていたのに「ヘンタイ」だったとは
どうぞ、お気張りやす
西穂から入って、余力があれば槍、裏銀座までまとめて行っちゃおうかな〜なんて妄想しています。
山登りのために始めたクライミングですが、何やら手段が目的にかわってきているような気もします。
ricalonさんも沢登りをやったら、ヘンタイの仲間入りすること間違いなしと思いますよ。
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