茅ヶ岳&金ヶ岳 / 観音峠ルートをリベンジ
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- GPS
- 04:15
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 748m
- 下り
- 746m
コースタイム
06:15 尾根道(茅ヶ岳−金ヶ岳縦走路)合流
06:45 茅ヶ岳山頂 (標高1704m) 以上往路所要1時間45分(標高差334m)
(朝食・休憩15分)
07:00 茅ヶ岳山頂出発
07:30 観音峠への分岐点通過
07:40 金ヶ岳山頂 (標高1764m) 茅ヶ岳→金ヶ岳所要40分(標高差60m=下降100m+上昇160m)
(休憩10分)
07:50 金ヶ岳山頂出発
08:00 観音峠への分岐
08:40 船尾岩(勝手に命名)
08:50 船首岩
09:15 駐車場帰着 以上復路所要1時間25分(標高差394m)
合計所要時間4時間15分
天候 | 天気 /曇り(AM5)→晴れ(AM7〜) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(中央道からなら双葉SAで降り、敷島市街「中下条交差点」を左折でも良い。 韮崎ICからホッチ峠経由の方が近いが、深田公園の前を通るので、わざわざ観音峠に回るのがばかばかしくなるかも?) 上福沢で「県営林道観音峠大野山線」に入る。 国道から合計約40分で観音峠に到着する。 観音峠の林道分岐点の前後路肩に各数台分の駐車スペースがある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
[観音峠−尾根道] 鎖場、ヤセ尾根、ガケトラバースなど危険箇所満載。 風の強い日や雨の後などは注意が必要かも知れない。 腕力(脚力ではない)に自信無い方は補助してもらえる同行者がいた方が良い。 急傾斜でもロープがない箇所も多いので、場合によっては自前ロープを持参すると楽だろう。 [茅ヶ岳−金ヶ岳尾根道] 一部傾斜が急な岩場があるが、全体的には整備されており、ロープ・鎖場などの箇所はないので初心者でも安心して歩ける。 [コンビニ・トイレ] 敷島市街の「上町交差点」角のセブンイレブンが最終。 または、韮崎IC出てすぐの道路左側のセブンイレブン。 [日帰り入浴] 甲斐市営志麻の湯(毎週月曜定休) http://yamanashikotsu.co.jp/kai-onsen/shima.htm [写真] 下の写真のうち番号がふってあるものは地図上に撮影ポイントが落としてあります。地図上の番号と合わせてご覧下さい。 なお、写真は巾1024pxあります。各写真クリック(巾800px)よりもスライドショーか「詳細ページ」でクリックして頂いた方が大画像になります。 |
写真
感想
天気予報では「晴れ」と予報された日曜日。そのあとの一週間はあまり天気良くなさそうです。
カミさんが外泊で不在、息子も昼前まで起きてこないってことで午前中だけの山へ行くことにしました。
そこで考えたのが、この「茅ヶ岳観音峠ルートのリベンジ」です。
しかし積雪の2月に敗退したものを新緑の5月になってリベンジでもなく、実はもっと前、去年の11月のリベンジなのでした。
この時はこのルートで金ヶ岳まで行ったものの、デジカメの電池切れで写真なし。
で、やはりこのルートの記録を残したい、という気持ちからのリベンジです。
カミさんが四駆に乗ってデジカメも持って行ってしまったのですが、この季節なのでゲタ代わりにしている軽自動車でも心配なし。デジカメもちょっと古いのでも大丈夫でしょう。
せっかくだから歩いたことのない茅ヶ岳と金ヶ岳の間も歩いてみたい、と思って早朝に家を出発、観音峠を目指します。
登山道は当然ながら前回歩いた2月とは打って変わって新緑美しく、あちらこちらにつつじの花さえ咲いており、同じ道とは思えないくらい穏でやかす。
それでも実質上の登山開始となる道標のある鞍部を越えてすぐに鎖場が現れると、「おっとぉ〜」となります。
歩き始めから鎖っていうルート、珍しいのではないでしょうか。
それどころか、鎖場を越えるとすぐに次の鎖場。それを登るとヤセ尾根の「平均台」。その先は鎖のない岩を木の根を頼りに登る。という次から次へとカウンターパンチの連続です。
冬場よりもこちらの歩行ペースが速いので、カウンターが飛んでくる速さも、前回以上と感じました。
この感じは、まるで昔遊んだテレビゲーム(ゼビウスとか)で、次々と襲ってくる敵をやっつけて進んでいくのに似ています。
冬に冷や汗ものだったガケトラバース地点も通過。今回見ればそれほどのガケではないように感じますが、あのときは怖かった・・・。
やがて前回冬場に撤退した針金場に到着。ここを上がってみるとすごいヤセ尾根で左側などは50mはあろうかと思えるほどの断崖です。
これは、この手前で撤退しておいてよかったなあ、としみじみ思いました。
この難所をクリアできてしまうと道は一挙に簡単なものに。
尾根筋手前の小ピークを越え、最後の急登を登れば茅ヶ岳に向かう尾根の上に出ました。
尾根筋との合流点は、ほとんど金ヶ岳南峰のそば。そこから茅ヶ岳には大きな鞍部を越えて行かなければなりません。
でも、この頃頭上の空はいつの間にか予報通りの青空に変わっており、青い空にピンク色のミツバツツジがよく映えること。実に気持ち良く歩くことができました。
写真を撮りまくっていたら、突然「もう撮影できません。」とのメッセージ!。
「やば、このカメラのメモリたったの64MBだった。」って、かなりなミス。
速攻で古い写真を一枚ずつ消去などして時間がつぶれます。
でもなんとか最後まで撮影できるまで削除。ここで写真撮れなかったらただのバカです。やれやれ。
鞍部の最下部近くでは、かねてこの目で見たいと思っていた「岩門」をくぐります。
自然の造形すごい!!。
その後は登り返ししてあっけなく茅ヶ岳の頂上へ出ました。
まだ7時前だったので、誰もいないだろうと思っていたらお一人の先客様が。
でも、その方もすぐに下山して、一人っきりの茅ヶ岳山頂です。
こんなん、めったにない!。
おそらく今日のお昼前後には、ここはほとんど立食パーティー会場のようなことになっているでしょう(^^)。
おにぎり一個を朝ご飯として、すぐに金ヶ岳方面にとって返します。
この二つのピークの間は一時間くらいかな、と踏んでいましたが、わずか40分で金ヶ岳北峰へ到着。こちらはわずか2週間ほど前に須玉ルートで登って来たばかりの山です。
こちらも人っ子一人いない山頂で、足元の花を眺めたり、野鳥の声に耳を傾けたりと静かな時間を過ごしました。
帰り道では見かけた大岩にちょっとした好奇心から登ってみたら思わぬ絶景に出会いました。
感激した私は、ここを「船首岩」に対して「船尾岩」と名付けることに。どうせ無名なんだろうからいいですよね。
そんな「ボーナスポイント」もゲットして9時15分に車に帰着。
「ふう、やっと全クリだぜ。」って、最後までゲームかい!!。
コメント
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pasocomさん、おはようございます。
早朝と陽射しが出てからの色の変化がすてきです。
森閑とした雰囲気に癒されつつ油断ならぬ登山道。
茅ヶ岳はいつも候補に挙がる山ですが、MyTeamにこのコースは厳しそう。
きっと写真11の岩間でチ−ムメートを置き去りにすることになります(笑)。
でも、地形図と見合わせて再確認してpasocom新道で歩いてみたいです!
mmg様、おはようございます。
今回のレコでは各ポイントの写真に特に時刻を入れてみました。いかに「敵」が次々と襲ってくるか、そのテンポの速さを感じて頂きたかったので。
で、自分でも書いていて思ったのですが数分おきに難所が出てきてますね。
でも、そうご心配なく。
復路で60代とおぼしき男女数人のパーティーが登っていくのにすれ違いましたから。
一瞬「えっ、あの方々、このコース行けるかな・・・」と思いましたが。
11)の大岩(船首岩下部)は実は右から登り降りすることもできるのです。
写真を見て頂くと、右端側に木の根が数本水平に伸びているのが分かるでしょう。その段差は130〜150cmくらい。ちょっとした懸垂になりますが・・・。
また、岩の隙間も高さ1m位だったので、リュックがつかえるならいったんおろせば、腰から下で通り抜けられるのではないかと思います。
レコ内にも書きましたが、ロープを持参してこういういくつかのポイントで先行者がロープを垂らせば後続者も安全・簡単に登れるでしょう。
観音峠の標高が高いので全行程の標高差が小さく、案外登りごたえ小さいかなと心配するくらいです。
天気良く、風のない日を選んでぜひ歩いてみて下さい。
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