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Yamareco

記録ID: 1943141
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

いつもギリギリの山 男体山登拝大祭【稲荷信者登拝記27】

2019年08月02日(金) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
7.6km
登り
1,207m
下り
1,196m

コースタイム

日帰り
山行
6:55
休憩
3:00
合計
9:55
0:40
30
1:10
1:20
10
1:30
60
2:30
2:50
30
3:20
3:30
50
4:20
6:20
50
7:40
7:50
40
8:30
30
9:00
9:10
10
9:20
40
10:00
二荒山神社中宮祠
例年7/31から一週間行われる男体山登拝大祭。二荒山神社中宮祠の登拝門を太鼓と共に0時に出発し、山頂で御来光を仰ぐ。かつては男体禅頂と呼ばれていた日光修験伝統の修行で、初日は多くの修行者と登山者で大混雑する。この期間のみ受けられる山頂限定御朱印やお守り、登山バッジがある。標高差は1200mほど。

●標準CT 登り3:50 下り2:40
●今回  登り3:40(+休憩40) 下り3:20(+休憩20)
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
■往復 【北千住】〜東武特急けごん〜【東部日光】〜日光路線バス【中禅寺温泉】〜徒歩(10分)〜二荒山神社中宮祠
北千住から16:12発の特急けごんに乗り、17:50東武日光に到着。25℃くらいで過ごし易いね。
北千住から16:12発の特急けごんに乗り、17:50東武日光に到着。25℃くらいで過ごし易いね。
駅前のターミナルから最終バスに乗って二荒山神社中宮祠まで。湯元行きは18:10が最終だけど、中禅寺温泉行きは18:35が最終となる。中禅寺温泉から二荒山神社までは徒歩で10分のため、こちらでもよい。登拝大祭初日と土曜日の2日間だけはここから22時頃の臨時便がある。
駅前のターミナルから最終バスに乗って二荒山神社中宮祠まで。湯元行きは18:10が最終だけど、中禅寺温泉行きは18:35が最終となる。中禅寺温泉から二荒山神社までは徒歩で10分のため、こちらでもよい。登拝大祭初日と土曜日の2日間だけはここから22時頃の臨時便がある。
50分乗って中禅寺温泉着。この時間の乗客はほとんどおらず、登拝者らしき人もまるで見ていない。ここは華厳の滝の最寄駅だが、今は閑散としている。
50分乗って中禅寺温泉着。この時間の乗客はほとんどおらず、登拝者らしき人もまるで見ていない。ここは華厳の滝の最寄駅だが、今は閑散としている。
振り返ると黒々と佇む男体山の姿。これからあそこに入るのか…。都会人としては闇に沈んだ夜の日光は少し怖い。
振り返ると黒々と佇む男体山の姿。これからあそこに入るのか…。都会人としては闇に沈んだ夜の日光は少し怖い。
ここは中禅寺温泉バスターミナルの待合室。登拝開始の午前0時まではまだ4時間以上ある。ここで時間を潰せれば最高なんだけど…と思っていたら施錠で追い出された。
ここは中禅寺温泉バスターミナルの待合室。登拝開始の午前0時まではまだ4時間以上ある。ここで時間を潰せれば最高なんだけど…と思っていたら施錠で追い出された。
仕方ない。外のベンチで寝るか。この辺りには多くのベンチがあり近くにトイレもある。あえて中禅寺温泉止まりのバスに乗ったのはこのためだ。二荒山神社周辺にはこうして時間を潰せる場所がないのはわかっている。
仕方ない。外のベンチで寝るか。この辺りには多くのベンチがあり近くにトイレもある。あえて中禅寺温泉止まりのバスに乗ったのはこのためだ。二荒山神社周辺にはこうして時間を潰せる場所がないのはわかっている。
21時から中禅寺湖の花火が始まった。お山の神様に捧げる奉納花火だ。見に行きたい気もするが、登山前にウロウロしたくないので音だけを聞く。気温は20℃ほどで中綿ジャケットを着て寝ていた。
21時から中禅寺湖の花火が始まった。お山の神様に捧げる奉納花火だ。見に行きたい気もするが、登山前にウロウロしたくないので音だけを聞く。気温は20℃ほどで中綿ジャケットを着て寝ていた。
22時すぎ。そろそろ時間を持て余し、大鳥居を潜って神社へ。行く手からは祭り囃子が聞こえている。
22時すぎ。そろそろ時間を持て余し、大鳥居を潜って神社へ。行く手からは祭り囃子が聞こえている。
二荒山神社中宮祠に到着。今さっきまで聞こえていた囃子も終わり、静かな境内だ。社務所で登拝の受付を済ませる。初日は人で溢れて足の踏み場もなかった境内だが、平日の今夜はまだ数人しか来ていない。開門の20分ほど前に本殿前に集合するように言われる。
二荒山神社中宮祠に到着。今さっきまで聞こえていた囃子も終わり、静かな境内だ。社務所で登拝の受付を済ませる。初日は人で溢れて足の踏み場もなかった境内だが、平日の今夜はまだ数人しか来ていない。開門の20分ほど前に本殿前に集合するように言われる。
歴史ある修験の山である男体山には、まだ多くの講が存在しているようだ。
歴史ある修験の山である男体山には、まだ多くの講が存在しているようだ。
0時。本殿で宮司さんの説明と御祓いを受け、太鼓の音と共に厳かに開門。23時半頃から人がぼちぼち集まり、今宵の参加者は20名ほどとなった。静かな登拝となりそうだ。
0時。本殿で宮司さんの説明と御祓いを受け、太鼓の音と共に厳かに開門。23時半頃から人がぼちぼち集まり、今宵の参加者は20名ほどとなった。静かな登拝となりそうだ。
0:40。闇の中をひたすら登って三合目に到着。ここからはしばらく林道歩きとなる。ここでうっかり道を間違えて国道の方へ5分ほど歩いてしまったため、再後尾となる。危ない危ない。ライトの明りに引き寄せられた虫が口に飛びこんでくるのもたまらん。
0:40。闇の中をひたすら登って三合目に到着。ここからはしばらく林道歩きとなる。ここでうっかり道を間違えて国道の方へ5分ほど歩いてしまったため、再後尾となる。危ない危ない。ライトの明りに引き寄せられた虫が口に飛びこんでくるのもたまらん。
1:15、四号目の社務所。初日は簡易トイレや売店が出て賑やかな休憩所になっていたというが、今夜は闇と星だけが待っていた。ここまでの標準タイムは1時間20分なので、最後尾の自分がほぼタイム通りということになる。夜間ということを考えれば上々だろう。ほとんどの人がかなりのハイペースで登っているようだ。
1:15、四号目の社務所。初日は簡易トイレや売店が出て賑やかな休憩所になっていたというが、今夜は闇と星だけが待っていた。ここまでの標準タイムは1時間20分なので、最後尾の自分がほぼタイム通りということになる。夜間ということを考えれば上々だろう。ほとんどの人がかなりのハイペースで登っているようだ。
五合目。日の出前の山頂は10℃を下回り、天候次第ではさらに寒いことが予想される。今の時期の日の出は4時40分頃なので、早く登ったところで寒さに凍えるだけとのんびり登る。しかし暑い!
五合目。日の出前の山頂は10℃を下回り、天候次第ではさらに寒いことが予想される。今の時期の日の出は4時40分頃なので、早く登ったところで寒さに凍えるだけとのんびり登る。しかし暑い!
2:30。七合目の避難小屋。この辺りから観音薙と呼ばれる厳しい岩場になるのでポールを仕舞う。前回の経験が生きている。汗でグッショリ濡れた手拭いは新しいものに替えた。少し気温が下がって休憩していると肌寒い。
2:30。七合目の避難小屋。この辺りから観音薙と呼ばれる厳しい岩場になるのでポールを仕舞う。前回の経験が生きている。汗でグッショリ濡れた手拭いは新しいものに替えた。少し気温が下がって休憩していると肌寒い。
八合目の滝尾神社の鳥居だ(滝尾神社はもう少し先)。闇の中、両手を使って岩場をよじ登って行く。視界が狭く疲れるが、足を踏み外したら怪我は確実と必死に集中力を保つ。ヒヤリとする場面も何度かあった。これは疲れる。
八合目の滝尾神社の鳥居だ(滝尾神社はもう少し先)。闇の中、両手を使って岩場をよじ登って行く。視界が狭く疲れるが、足を踏み外したら怪我は確実と必死に集中力を保つ。ヒヤリとする場面も何度かあった。これは疲れる。
八合目〜九合目付近。やっと岩場を超えたものの、かなり疲労があって大幅にペースダウン。空がダークブルーになってきたが、足が上がらない。0時を過ぎてから登り始めた人達も追いついて来ているようで、前後に人の気配が増えた。
八合目〜九合目付近。やっと岩場を超えたものの、かなり疲労があって大幅にペースダウン。空がダークブルーになってきたが、足が上がらない。0時を過ぎてから登り始めた人達も追いついて来ているようで、前後に人の気配が増えた。
4:20。何とか山頂奥宮に到着。途中の岩場で時間がかかったように思っていたが、ほぼコースタイム通りだ。ご来光に間に合うように9合目から無理をしてきたので疲れた。
4:20。何とか山頂奥宮に到着。途中の岩場で時間がかかったように思っていたが、ほぼコースタイム通りだ。ご来光に間に合うように9合目から無理をしてきたので疲れた。
まずはお参りを済ませ、中綿ジャケットを羽織っている間にも空は刻々と白んでくる。休憩する暇もない。山頂は予想通り寒く10℃以下だが、幸いなことに風はない。しかし、このガスではご来光はダメかな…。
まずはお参りを済ませ、中綿ジャケットを羽織っている間にも空は刻々と白んでくる。休憩する暇もない。山頂は予想通り寒く10℃以下だが、幸いなことに風はない。しかし、このガスではご来光はダメかな…。
小さいがなんとか御来光を拝することができた。
小さいがなんとか御来光を拝することができた。
再度奥宮に丁寧にお参り。頑張って何とか登りきることができました。
再度奥宮に丁寧にお参り。頑張って何とか登りきることができました。
山頂の社務所は大祭のこの時期だけ職員さんが詰めており、山頂限定のお守りやバッジ、御朱印が拝領できる。コーヒー、味噌汁、ラーメンなども2〜300円と非常に良心的なお値段で頂くことができる。コーヒー1杯ください。
山頂の社務所は大祭のこの時期だけ職員さんが詰めており、山頂限定のお守りやバッジ、御朱印が拝領できる。コーヒー、味噌汁、ラーメンなども2〜300円と非常に良心的なお値段で頂くことができる。コーヒー1杯ください。
令和元年、登拝大祭の山頂限定御朱印を頂きました。
令和元年、登拝大祭の山頂限定御朱印を頂きました。
そんなこんなしている内に雲が晴れてきて太陽が見えてきた。セカンド御来光か。万歳三唱!神様ありがとうございます。
そんなこんなしている内に雲が晴れてきて太陽が見えてきた。セカンド御来光か。万歳三唱!神様ありがとうございます。
鳥居越しに御来光を仰ぐ。左には神剣。男体山ならではの贅沢な1枚。
鳥居越しに御来光を仰ぐ。左には神剣。男体山ならではの贅沢な1枚。
日の光が降り注ぎ、山が目覚める。この瞬間はいつ立ち会ってもドラマティック。
日の光が降り注ぎ、山が目覚める。この瞬間はいつ立ち会ってもドラマティック。
朝日は全てを美しく輝かせてくれる。
朝日は全てを美しく輝かせてくれる。
神剣にタッチ!登頂おめでとう。
神剣にタッチ!登頂おめでとう。
霊峰の頂きで清澄な御来光を拝しながらお稲荷様をお祀りします。久しぶりに山らしい山でお祀りすることができました。
霊峰の頂きで清澄な御来光を拝しながらお稲荷様をお祀りします。久しぶりに山らしい山でお祀りすることができました。
男体山の山頂は東西に長く、こちら東側はトイレがある関係かコバエがいつも酷い。食事をするなら画面奥の西側が絶対にオススメです。
男体山の山頂は東西に長く、こちら東側はトイレがある関係かコバエがいつも酷い。食事をするなら画面奥の西側が絶対にオススメです。
雲が晴れ、夏の青空をバックに二荒山大神さまの御尊顔を拝し奉ることができました。ありがとうございます。
雲が晴れ、夏の青空をバックに二荒山大神さまの御尊顔を拝し奉ることができました。ありがとうございます。
山の朝は本当に綺麗だ。山頂には人影は少ない。
山の朝は本当に綺麗だ。山頂には人影は少ない。
下りていた霜が解け始め、山頂の土はややグズ付いている。
下りていた霜が解け始め、山頂の土はややグズ付いている。
前回に時間が無くて回れなかった西側の太郎山神社にもしっかりとお参り。
前回に時間が無くて回れなかった西側の太郎山神社にもしっかりとお参り。
この辺りから古い山頂祭祀の遺構が発掘されたという。
この辺りから古い山頂祭祀の遺構が発掘されたという。
日は差しているものの、下界は一面に霞がかかっているようでスッキリしない。ご来光が拝めただけでもよしだ。山頂でこんなにのんびり出来るのも登拝大祭の魅力だな。
日は差しているものの、下界は一面に霞がかかっているようでスッキリしない。ご来光が拝めただけでもよしだ。山頂でこんなにのんびり出来るのも登拝大祭の魅力だな。
たっぷり2時間過ごし、6時20分下山開始。標準タイムは2:40だが、前回自分は3:10かかっている。さて今回は。とりあえず滝尾神社まではポールを使う。
たっぷり2時間過ごし、6時20分下山開始。標準タイムは2:40だが、前回自分は3:10かかっている。さて今回は。とりあえず滝尾神社まではポールを使う。
この岩場は下りが本当につらい。岩が湿っている場所も多く、一度ズルッといって尻餅を付いてしまった。幸い怪我はなかったものの、ヒヤリとした。
この岩場は下りが本当につらい。岩が湿っている場所も多く、一度ズルッといって尻餅を付いてしまった。幸い怪我はなかったものの、ヒヤリとした。
七合目避難小屋で10分休憩してポールを出す。慎重に下りてきているのでここまでもう1:40もかかっている。これは遅れそうだな。登りで予想以上に水を飲んでしまったため、残りがやや心元なくなってきた…。
七合目避難小屋で10分休憩してポールを出す。慎重に下りてきているのでここまでもう1:40もかかっている。これは遅れそうだな。登りで予想以上に水を飲んでしまったため、残りがやや心元なくなってきた…。
時折覗く中禅寺湖は相変わらず霞の中にある。今年はこんな天気が多いそうだ。
時折覗く中禅寺湖は相変わらず霞の中にある。今年はこんな天気が多いそうだ。
六合目を過ぎたあたり。水があと100mlもない…熱中症の危機だ…。七合目から四合目までがとにかく長い。GPSを見ても全然進んでいない。これ壊れてるんじゃないのか?
六合目を過ぎたあたり。水があと100mlもない…熱中症の危機だ…。七合目から四合目までがとにかく長い。GPSを見ても全然進んでいない。これ壊れてるんじゃないのか?
次回は点在する小屋に500mlペットを隠しておいて下りに回収するのもいいかもな…などと考えながらトボトボと歩く。疲れた。暑い。
次回は点在する小屋に500mlペットを隠しておいて下りに回収するのもいいかもな…などと考えながらトボトボと歩く。疲れた。暑い。
9:00、やっと四合目に到着。ダラダラ歩いているのでかなり遅いペースだ。疲れきっているが、もう水が僅かしかないので10分の休憩で出発。
9:00、やっと四合目に到着。ダラダラ歩いているのでかなり遅いペースだ。疲れきっているが、もう水が僅かしかないので10分の休憩で出発。
直登、直登の登山道で唯一の癒しである林道が終了。容赦ない夏日が照りつけてすでに30℃近くは出ている。水は飲みきった。
直登、直登の登山道で唯一の癒しである林道が終了。容赦ない夏日が照りつけてすでに30℃近くは出ている。水は飲みきった。
10:00、なんとか下山!下りのタイムは1時間オーバーの3時間40分。あ〜喉乾いた。とりあえずコーラ1本を一気飲みしてからスポドリも買った。
10:00、なんとか下山!下りのタイムは1時間オーバーの3時間40分。あ〜喉乾いた。とりあえずコーラ1本を一気飲みしてからスポドリも買った。
お稲荷様に下山の御挨拶。
お稲荷様に下山の御挨拶。
日は燦々と降り注いで夏真っ盛りという感じだが、山を中心に霞や雲がかかってスッキリしない印象のおかしな天気だ。奥日光なのに気温は30℃もあり熱中症になりそうだ。
日は燦々と降り注いで夏真っ盛りという感じだが、山を中心に霞や雲がかかってスッキリしない印象のおかしな天気だ。奥日光なのに気温は30℃もあり熱中症になりそうだ。
男体山は辛いがいいお山です。今年もありがとうございました。来年は女峰山の方にお邪魔できたらと思っています。
男体山は辛いがいいお山です。今年もありがとうございました。来年は女峰山の方にお邪魔できたらと思っています。
公式HPより転載させていただきました
公式HPより転載させていただきました

装備

MYアイテム
inaritozan
重量:-kg
備考 水1.5L 深夜の登りも予想以上に暑く、下りの4合目で水が切れてしまった

感想

27回目の登拝は念願だった男体山の夏の登拝大祭へ。

今年の6〜7月の関東は雨に潰されてしまい、久しぶりの本格的な登山となった。今まで登った山で一番苦しかったのはここ男体山だが、下りた直後にはもうまた来たいと思わせる魅力溢れる山でもある。


例年、大祭の初日は日光駅からの臨時バスもあり大変な人出で賑わうという。ご来光を拝しての行者の方々の祝詞奏上を拝見したり4合目の出店で休憩したりとお祭り感が楽しめるということだが、7合目まで富士山ばりの数珠繋ぎで登るハメになるという情報もあり躊躇してしまう。

一方平日は平日で、18時台の最終バスで向かってから登山開始までの時間の処理に困るし、参加者も僅かで出店もなくお祭り気分に欠けるという面がある。中々難しい。


表参道となる神社からの登山道は南面に位置するため、深夜でも熱気が篭っており非常に蒸し暑かった。3〜4合目の林道歩き以外はひたすら山頂まで直登となることも相まって大汗をかき飲料を飲みすぎてしまった。7合目あたりになると流石に気温も15℃ほどになり休憩時は肌寒く感じるものの、湿気は変わらずで行動中は汗をかき続けた。

また6〜8号目あたりの険しい岩場を夜に登るのは体力も集中力も必要で非常に疲れた。ちょうどヘッドライトの光量が大きく低下してくる時間帯でもあり、ここは多少危険を感じた。同じ夜間登山ではあるが、ただの砂利道を登るだけの富士山8号目以上などとは全然違う。


男体山は自分にとっていつもギリギリの山。前回訪れた際は息も絶え絶えになって下山した。あれから1年経って少しは楽に登れるようになったかと思いきや、やはり辛かった。岩場の下りは少しスムーズに行けるようになった感じはあったものの、今回は水が尽きてペースも上がらず前回よりもタイムは落ちてしまった。

「別にバスの心配もないし急ぐ必要はない。急いで膝を痛めたり怪我をするのはバカらしい。のんびり歩けばいいや」と考えていたが、流石に1時間オーバーはなあ…。


今回も大変だったが、男体山は自分に登山を教えてくれる先生のような山だ。山頂ではすばらしい景色を見せてくれるし、降りてからの観光も最高だ。今年も良い夏の思い出を頂きました。二荒山の大神に謹んで御礼申し上げます。


【満足度 ★★★★☆4.5/5】 風光明媚・山紫水明の名山。日光・奥日光の観光も最高。

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この記録に関連する登山ルート

ハイキング 日光・那須・筑波 [日帰り]
男体山(中善寺温泉経由の往復)
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 日光・那須・筑波 [日帰り]
日光男体山登山ルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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