南アルプス 塩見岳 日帰り、雲と時間と午前勝負
- GPS
- 13:28
- 距離
- 34.4km
- 登り
- 3,722m
- 下り
- 3,739m
コースタイム
- 山行
- 11:27
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 13:26
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場から鳥倉登山口は、林道歩き。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂直下の岩登りは慎重に。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
|
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感想
今年初アルプスは日帰りのロングコースになりました。
前日夕方のヤマテン見て、五竜→塩見に変更。
予報では午前中は晴れ、雨マークなし。
「午後からは甲斐駒、鳳凰山より雲が沸き立ち、やがて稜線を覆う」となっており、午前勝負で南アルプスだ、と塩見に決定。
前夜自宅を出発し、当日午前2時頃に鳥倉に到着後、車中にて2時間程仮眠。
4時に起きて準備し、4時半スタート。
まだ少々薄暗かったが、ヘッデンなしで十分。
林道から登山口へは約30分で到着。そのまま登山道へ。
最初は綺麗なカラマツ帯の中を登って行き、その後は森の斜面沿いのトラバース道を抜けて行きます。
途中、何ヶ所か細い丸太で組まれた梯子や橋があります。
この日、雨上がりだったので滑らないよう注意しましたが、登りは問題ないですが、下りは完全に滑ると大変危険な個所ですのでより慎重に。
それ以外の箇所は、三伏小屋までは歩きやすい綺麗な道でした。
登りはまあまあの傾斜でしたが、気持ちよく歩け、程なく三伏小屋へ。
三伏小屋、写真だけ撮って通過する際、小屋の方が声をかけて下さいましたので、道中の情報を聞かせて頂き、そのまま進みました。
テン場から少し下れば、登り返しが待ってた。
しかしここを登り切れば・・・
あっという間に森林限界を抜け、三伏山に到着。
狭っ!(笑)
しかしなんじゃこの絶景!
ずーっと樹林帯にいたので感動倍増です(笑)
この時点では天気もよく、言葉を失う程の絶景です。
中央アルプス一望、南アルプスも一望。
これから向かう塩見岳も見える。
いやぁ、もうここが今日の山頂でいいや(笑)
そう思えるくらいのインパクトでしたが、今日は午前勝負、長居は無用です。
先行者がお一人おられましたが少し会話して先を急ぎました。
何だかもったいなかった気がする。
そしてここからまた下り、そしてまた登り返し。
細かい変化が次々にやってきますね。
次は本谷山を越えるのですが、そのために下っては登ります。
しかしこの日はここまで三伏山以外はほとんど樹林帯歩き。
しかも少し冷たくて心地いい風が吹き抜けて涼しい。
下界の真夏日とは別世界です。
このおかげで体力温存気味で進めました。
本谷山へ着くと、千丈や甲斐駒、北岳などが綺麗に見えた。
いやぁ、いいねぇ♪
そしてここからが今回の正念場です。
また下り、しばらく綺麗な森の中を進みます。
奥秩父とよく似た感じすが、本当に綺麗な森だ。しかも涼しくて快適。
時折展望が開け、塩見岳が大きく見えた。いいねぇ!
あそこまで行くのか・・・
そしていよいよ小屋へ向けての登りに差し掛かります。
ここで本日初の休憩。ザックを下ろし、5分程足を休めました。
ここからはまあまあの急登。
距離は大したことないが、結構な時間歩いてきたので堪えるな。
ほぼ登り切り、しばらくすると再び森林限界突破。
這い松の間を登ると南アルプス一望の大展望!
こりゃすごい!
千丈の存在感、ハンパないね。
そして登り切り、塩見小屋で短めの休憩。
甲斐駒や鳳凰山あたりの雲がどんどん侵略してきてるが、まだ晴れてる。
1時間持つかな・・・よっしゃ急いで出発だ。
小屋を離れ、山頂へ向けて出発。
しかし塩見、デカイ!そしてカッコいい。
けどまあまあ時間かかりそうやな。雲のスピードに負けそう。
小屋を出る時点ではまだ青空、千丈、甲斐駒、北岳等も見えてる。
お願いだから少し待って・・・と願いながら登り始めるも、疲れて足が進まない。
それにしてもこの山、なかなか登りごたえあるな。
上部は岩と砂でガラガラの足場、そしてキレ落ちた岩稜。いいですねぇ!
途中、雲が進出してきて暗くなりかけたりしながらも何とか晴れをキープ。
結局小屋から1時間もかかってしまいました・・・トホホホ(笑)
ようやく登頂♪
何とか晴れてるぜ。
でも残念ながら千丈や甲斐駒は既に雲がくれ。
でも西峰も東峰もまだ大丈夫。
急いで西峰で写真を撮り東峰へ向かった。
こちらは・・・荒川岳をバックに絶景です♪
居合わせた方と景色見ながらしばし歓談タイム。
気がつけば20分少々経ってた。
あっ、そろそろ下山しなあかん。
ん〜〜〜、忙しないなぁ・・・
もう少しゆっくりしたかったが、そんなこと言ってる間に山頂は雲の中で真っ白に。
もう下りるしかないな(笑)
小屋へ向けてさっさと下り、食欲ないけど長丁場なので小屋でコーラ買ってパンを食べて出発。
このまま行けば、6時には完全下山出来そうだ。
小屋で再度塩見岳を見上げたが、真っ白で何も見えない。
いやぁ、山の天気は怖いな。
私が登頂した前後は普通の山日和な天気だったのに、今はいつ雨が降ってもおかしくない空模様です。
それにしてもヤマテンの予報通りでした。
「午後から・・・」の下りが少し早かったので雲との勝負には勝てませんでしたが、それでもまあまあ満足の塩見岳山頂でした。
では、ここからは真っ白でヒンヤリした登山道をひたすら戻ります。
黙々と、淡々と、ほとんど人のいない静かな登山道をひたすら下りました。
途中、三伏山と三伏小屋前で少し足を休めましたが、まったく眺望のない消化試合のような山中をひたすら下山し、駐車場に6時前にたどり着くことが出来ました。
いやぁ、今回は本当に疲れましたねぇ。
でも行って良かったです。
塩見岳、かっこ良かったです。
富士山も見れず、天候は少しだけ残念でしたが、それでも下山開始直前までは晴天の山行だったので大満足です。
久しぶりの南アルプスを堪能できました。
今回も無事安全な山行に感謝です。
そして今回もお付き合い頂き、ありがとうございます♪
kyotojoeさん、はじめまして。
hkyagiと申します。
塩見小屋でお会いし、少しお話しさせていただきました。
49枚目の写真に写っているのが私です。
ガスに覆われる前の塩見登頂、良かったですね。
それにしても3千米峰を日帰りなんて、私には想像できません。
猛暑の日々が続きますが、山は素晴らしいですね。
また何処かでお会いできましたら、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
hkyagiさん
こちらこそ、初めまして。
コメントありがとうございます。
そしてお顔写ってるの見落としてました。
申し訳ございません。
その節はありがとうございました。
無事綺麗な塩見に登れて良かったです。
日帰りは体力的にはギリギリですが、
確かに山を堪能するにはこの距離は長すぎですね。
せっかく登ったのに、もっとじっくり眺めたり
話をしたりしたいですよね。
確かに少し残念な気持ちもありました(笑)
hkyagiさんこそ、今回は2日かけてガッツリ
登られましたね!レコ拝見しました。
それにしても恐るべし山キャリアに驚きです。
またお会いした際には宜しくお願いします。
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